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【確定版】個人的2024年春アニメランキング


はじめに

恒例のクール総括記事です。
2クール物などは1クール終了時点での評価。本来1クールなのにこの記事執筆している時点で終わってない問題児()はその時点で評価します。

冬アニメはこちら

評価基準

・5項目の8段階評価(0~7点)の35点満点。
・なぜ7段階かというと以前まで使っていたランキングアプリの仕様。結果結構納得のいく基準なのでそのまま採用。
・シナリオ重視派なのでシナリオに厚めに配点振っています。
<ポイント基準>
0:非常に良くない、1:良くない、2:あまり良くない、3:平均的、4:平均以上、5:良い、6:凄く良い、7:最高水準

  1. シナリオ(単話単位):週間アニメランキングでも発表している各話単位の点数の平均値で採点。平均点が9.2以上で7、8.7以上で6、8.4以上で5、8.0以上で4、7.5以上で3、7.0以上で2、6.0以上で1、6.0未満で0。

  2. シナリオ(全体感):全体通してのシナリオの筋の通り方、伏線回収、軸のぶれなさなど、単話単位でカバーできない要素を評価。

  3. キャラ・アフレコ:キャラクターのパーソナリティ的な魅力・個性、キャラデザ、声優のアフレコが合ってるか。

  4. 作画・音楽・演出:作画のクオリティ、OPED/劇伴のクオリティ、アニメーションとしての演出のうまさ。

  5. 世界観・構成・設定:世界観・設定のうまさ、クール通しての構成力など。

<Tier基準>(総合pt準拠)
Tier:S+(33pt~)
Tier:S(30pt~32pt)
Tier:A+(27pt~29pt)
Tier:A(24pt~26pt)
Tier:B+(21pt~23pt)
Tier:B(18pt~20pt)
Tier:C+(15pt~17pt)
Tier:C(12pt~14pt)
Tier:D(~11pt)

ランキング本編

※Annictの作品ページへのリンクあり。
※各総合Ptの内訳はスプシをご確認ください。

Tier:S+(33pt~)

1位:響け!ユーフォニアム3
総合pt:35pt

このアニメに出会えなかった人生なんて考えたくない、それくらい大好きな作品。本当にこの作品を生み出してくれた原作者、そしてアニメ化してくれた京都アニメーションをはじめとしたすべてのスタッフおよび関係者に感謝申し上げたい。

3期はこれまでの1期、2期および劇場版で積み上げてきたものをすべて発揮して突き進む…というよりは目の前や横や後ろから現れるあらゆる類の壁にもがき苦しみながらもどうにか一歩ずつ歩を進めていく、そんな物語だった。部内のオーディションシステムの変更、強豪校からの転校生黒江真由(ユーフォで初めて性的な魅力を感じたキャラでもあるのは内緒)、部長という立場で自分らしさが出せず組織のマネジメントに翻弄される久美子。色々なトラブルや不和、それに向き合っていく中で起きた全ての後悔も喜びも全部”音楽”に込める最高のシナリオだったと振り返ると改めて強く思う。

部活というシステムは残酷で3年間毎年メンバーが変わり、それぞれの部活をする動機も異なる。だけどその制約の中からしか得られないものが必ずある、というのは部活をしていた人になら絶対に共感できるはず。吹奏楽部に限らずね。そんな部活としての吹奏楽を最後の最後まで徹底して描いてくれたこの作品が本当に大好きだ。最後の久美子の言葉が全てだった。

俺の中にこの先も響き続けることは間違いない。ありがとう響け!ユーフォニアム。


Tier:S(30pt~32pt)

2位:ガールズバンドクライ
総合pt:31pt

負の感情を最大限に全面に出したガールズロックバンドアニメ。めちゃくちゃ面白かった。

シナリオ面とキャラクター面の噛み合いが素晴らしくて問題を抱えた少女たちがぶつかり合いながらもお互いに惹かれ合い、過去やしがらみを乗り越えながらバンドとしてまとまっていくさまは痛快でしかなかったね。特に主人公の仁奈の親とのエピソードはブッ刺さった。問題点とされている声優のアフレコは確かにかなり怪しかったけど()、それを補って余りある映像面のクオリティと展開だったと思う。

なによりもこの作品の音楽がよすぎる。トゲナシトゲアリの楽曲は是非ライブで聴きたいね。オープニングは今期の中でナンバーワンだと思うし、名もなき何もかもはトゲナシトゲアリで1番好きな曲。

トータルして本当に期待のはるか上を行ってくれたアニメでした。

3位:無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
総合pt:31pt

2期2クールともなると展開もダレてくるのかなぁと思いきやこれまでとは違った展開を見せてきてくれて駆け抜けたクールだったね。たどり着いた土地でのシルフィとの再会そして結婚、ナナホシとの関係、ノルンとアイシャの問題解決。大人になったルーデウスの物語は本当に順風満帆に進んで行っているように見えたクール前半だったし、随分と成長を感じたよね。それを受けて迷宮編のクール後半。迎えた冒険の結末はパウロを失うというショッキングすぎるものだったけど、絶望してからのロキシーとの再会~結婚までの流れはすごくこの世界について考えさせられるエピソードだった。大きな失敗や過ちを繰り返しつつも、目の前のものに向き合う姿勢が感じられるクールだった。次の展開も楽しみ。

4位:ダンジョン飯
総合pt:30pt

事前評価の高さに違わぬ面白さで2クール駆け抜けてくれた素晴らしいアニメだった。ダンジョンの中での魔物食をコミカルかつ本格的に描きつつ、魅力的なキャラクターとテンポのいいギャグ、大筋の話の動かし方、それを支える音楽演出作画すべてが高水準だったね。特にマルシルがすごく情に熱くてファリンに対する想いが強いところとか、それでいてツッコミの鋭さや抜けている部分があるギャップとか好きなキャラだった。千本木さんのアフレコも素晴らしかったよね。
終盤のセンシの深堀エピソードなど個別回も面白かったし、
シナリオ展開的にはこれから最終章ってところで終わった感じがするのでまたアニメで観れるのを期待したい。



Tier:A+(27pt~29pt)

5位:忘却バッテリー
総合pt:28pt

野球が題材ではあるけど人間ドラマが中心の作品なのかな?と思ったらかなり野球シーンも踏み込んで描いてくれて満足度の高い作品だった。面白かったね。ギャグも俺は嫌いじゃなかった。

中学時代相当鳴らした天才バッテリーが智将要圭の記憶喪失により無名都立に進学。そこで出逢ったかつて自分たちが”打ち砕いた”選手たちに出逢って再び野球人生を歩み出していくのが良かったね。一人一人の個性やエピソードの挟み方も適切なタイミングでいい演出の中で挿入されておりアニメーションクオリティの高さも感じたね。最終的に圭がかつて完璧だった頃の自分を超えたいと宣言し、前よりも野球を楽しめるようになったのは良かった。続きを是非見たいアニメだなぁ。

6位:烏は主を選ばない
総合pt:27pt

観ている人めちゃくちゃ限られていそうなNHK放送アニメだけど、今期屈指の本格派シナリオで魅せてくれるアニメで面白かった。宮内のドロドロな雰囲気だけど、その中で雪哉というキャラクターのからませ方やファンタジー要素の取り入れ方、そして無自覚な悪意の展開など意外と癖のある要素が多くて緊迫感がたまらない作品。少し時間を空けて新章開幕なので2クール目も楽しみ。あせび、お前怖いよ…。

7位:夜のクラゲは泳げない
総合pt:27pt

屋久ユウキ先生脚本の青春劇。どこか問題を抱えた女の子たちがそれぞれの葛藤と向き合いながらJELEEというグループ結成を機に前に進み始める過程を1クールでしっかりと盛り上がりどころ作りながら描ききったのが凄く良かったね。屋久先生の脚本は恥ずかしくなるような真っ直ぐさがウリなのでそれがうまいことアニメーションと噛み合ってたしそれぞれのキャラクターの心情描写や自律性がしっかりしていて好感だった。まひると花音の関係性が本作の1番の魅力だと思うけどそれを支える周辺キャラあってこそだったよね。面白かったです。




Tier:A(24pt~26pt)

8位:僕のヒーローアカデミア (第7期)
総合pt:26pt

6期は個人的にヒロアカ史上一番面白かったと思っているのでそれに比べると少し面白さは落ちるがいよいよ総力戦になってきて熱い展開。青山君の裏切り発覚回などはかなり衝撃だったし見せ方も素晴らしかった。
開戦してからは局地戦なので正直対戦カードや深掘りエピソードによって回ごとの面白さのばらつきは結構ある。轟家のエピソードはやはりグッと来た。このクールでどこまで行くのかわからないけど、原作も終わりそうらしいのでアニメも引き続き楽しみたい。


9位:狼と香辛料 merchant meets the wise wolf
総合pt:25pt

往年の名作のリメイク。ちなみに過去作は見てなかった。
昔のアニメは原作から結構アレンジされていたらしくこっちのが原作準拠らしいね。平成中期くらいによくある雰囲気のゆったりした感じとその中で人間関係に揉まれたり、神聖な存在であるホロとの価値観の通わせ方など丁寧なアニメーションでとてもいい。そして何よりもノーラ役に中原麻衣さん。こういうほんわかしているけど意志は強い少女役の中原さんは最強なのよ….。中原さんだけじゃなくて全体的なキャストの強さもあり、いいクオリティなので引き続き楽しみたい。

10位:バーテンダー 神のグラス
総合pt:25pt

バーテンダーという”生き方”を選んだ1人の男性の物語。非常に作りや構成が丁寧で良いアニメを見たなという感想。

バーに来る人たちはどこかしら悩みを抱えていたりする人が多く、その人たちにぴったりなお酒を出すことによって人生にも寄り添ってあげるというバーテンダーの生き様のカッコいい部分を描きつつも、過去救ってあげられなかった人からの葛藤やそこを乗り越えるためのエピソードなど毎話見所がしっかりあって良かったね。自分は酒ほとんど飲めないしバーもほぼ行ったことないけど、それでも惹かれるアニメでした。

11位:死神坊ちゃんと黒メイド 第3期
総合pt:24pt

ついに物語完結!いいアニメシリーズを観れたなという率直な感想。触れたものが死ぬ呪いをかけられたヴィクトルとメイドのアリスの恋物語がちゃんとみんなが望んだ形で着地したのが本当に良いなと感じた。テーマ的には辛い題材だけど、ギャグも織り交ぜながら暗くなりすぎないようなバランス感覚にも優れておりキャラも生き生きとしている。今期は最終盤ということもありシャーデイを巡る闘いで違った魅力も引き出してくれたし、何より着地のさせ方がこの作品らしく愛に溢れてて良かったな。なんだかんだで毎週楽しみな作品でした。面白かった。

12位:この素晴らしい世界に祝福を! 3
総合pt:24pt

今までの良さはそのままにといった感じの3期。2期から3期放送までの間にスピンオフが挟まったこともあり、よりこの4人でのパーティでの掛け合いの面白さが際立った感があったね。

これまでのようにカズマが最底辺で誰にも認知されていないというわけではなく一定の成果をあげた冒険者だからこそできる展開も多く、継続性を感じるのもよかった。特にダクネスはもはやカズマへの好意を隠さなくなってきているのもいいしそれに対してのアクアやめぐみんの反応も良いよね。最終盤のダクネス奪還作戦はアツかったのにギャグも忘れずのバランスが素晴らしい。いいアニメでした。

13位:ゆるキャン△ SEASON3
総合pt:24pt

制作が変わっても雰囲気の良さは変わらず。安心感を持って観れる良作アニメだったね。
1期、2期に比べると関係値が出来上がっているのでシナリオ展開にやや難しさはあれどソロ、2-3人、大人数といったメンバー構成の多様さもそうだし、庭でキャンプしたりバイクや電車でいろんなところ行ったりといった各々の楽しみ方をゆるく描いていた3期だったよね。これまでのクールよりはインパクトには欠けたが面白かった。

14位:リンカイ!
総合pt:24pt

今期のダークホースだったかな。競輪が題材のアニメはほとんどなかったと思うけど十二分に魅力が伝わってくるいいスポーツアニメだった。最初はこいつらめちゃくちゃテキトーな動機で自転車始めるやん…と思ったけど各キャラの深掘りも個別回でしっかりできていてそれぞれ面白かったし、途中で離脱してしまう人もいたり最後までなかなか成果が出ないキャラがいたり、プロだからこその葛藤を描いたりとしっかりとキャラが自律していたのが凄く好きだった。めちゃくちゃクオリティが高いアニメではなかったかもしれないけど、観て良かったと思えるアニメだったね。



Tier:B+(21pt~23pt)

15位:怪獣8号
総合pt:23pt

珍しく原作読んでる作品。防衛隊入隊し怪獣から街を守るために働きたい、幼馴染のミナと肩を並べて活躍したいと願うカフカの物語。序盤は特に進撃の巨人みたくカフカが怪獣の力を手に入れて怪獣8号になる展開。恐ろしくも強大な力をどう扱っていくかだけど、まずはそこの地盤を整えるまでのストーリーだったかな。

戦闘も迫力あるし、シナリオ展開の仕方も王道を押さえつつカフカとミナの関係性にフォーカスして描くことでエモーショナルになっていて良かったね。続編も制作とのことなので楽しみ。

16位:喧嘩独学
総合pt:23pt

高校生男子の喧嘩とYouTube配信としてのコンテンツを掛け合わせた、昭和~平成の雰囲気と令和の時代の流行りを取り入れたアニメだったね。ひ弱な男子である志村が信念を元に強くなっていく様は熱かったし、常に1人だった志村がカネゴンや秋と喧嘩独学チームを組んだり、朝宮や扇、新庄みたく交友を広げていくのもその度に世界が広がっていくようで爽快だった。毎回展開的には強敵現る→志村けちょんけちょん→喧嘩独学動画で学習→リベンジ!という流れはほぼ一緒だけど途中の見せ方とかは工夫があって良かったかな。お約束も見せ方次第。

続きがあるなら是非見てみたい。

17位:ひみつのアイプリ
総合pt:22pt

プリティーシリーズ最新作。制作をOLMに移したけど、良さはそのままにいいクオリティになっているかな。
曲やドタバタ感はこれまでのシリーズに比べるとやや弱めではあると感じるが、とにかく自分の評価ポイントはW主人公であるひまりちゃんとみつきちゃんの関係性ね。この二人が尊すぎる..。お互いがお互いを親友だと思いあっている感じとか”ひみつ”として共有しているアイプリの特別感とか、あとはそもそものビジュアルのバランスのよさとか、めちゃくちゃいい。濃厚なひまみつ回もたびたび供給されるのでいい保養になってます。ゼノブレイドのホムラヒカリみたいなね。


18位:鬼滅の刃 柱稽古編
総合pt:22pt

位置付けとしては最終章までの繋ぎであり発射台となるエピソードなのでこれまでのクールに比べると(最後の無惨登場を除き)緊迫感に欠け、シナリオ的な盛り上がりは欠けたけれども魅せるところは魅せるというアニメーションクオリティは相変わらず流石の一言だったかな。

個性爆発な柱たちの修行の中で折れる者もいる中で炭治郎たちは力強く前に進んでいく、その中のキャラの深掘りという意味では絶対必要なクールではあったよね。まあこのあたりのエピソードは単編でやらなくても…ということではあると思うんだけど構成上仕方ない。最後は劇場版らしいので楽しみにしたい。


Tier:B(18pt~20pt)

19位:怪異と乙女と神隠し
総合pt:20pt

怪異ホラーアニメなんだけど、不思議と(いや必然か)全く怖くない。それどころかめちゃくちゃポップに見れてしまうのはこの作品の大きな魅力だと思う。主人公の蓮、妹の乙、ふと出逢う小説作家の菫子さんなど魅力的なキャラクタ×多種多様な怪異たちのエピソードが1話完結~3話構成くらいで区切り良く展開されていき最終回で過去の怪異との再会もあったりと全体的な構成のうまさは光ったね。アニメ全体としてのインパクトというかダイナミズムは少なめだったかもだけどよくまとまっていた。

という真面目な話もあるけれど本作はとにかく菫子さんのおっぱいとお尻がデカすぎて毎回大注目だったのと乙ちゃんがクソ可愛いので評価の半分以上はそこが支えていると言っても過言ではない。


20位:時光代理人 -LINK CLICK- 第2期
総合pt:20pt

典型的な一期の方が面白かった作品に最終的には落ち着いてしまったかな…。この作品の面白いところは写真の中での失敗できない緊迫感とそれをトキ、ヒカルの名コンビで難所を乗り越えるところだと思うけどそれが2期になってからは展開にひねりを入れたが故に単独での行動が増えたり、解決編のリアルでの戦闘に尺を割いたりが多くなったので独自性が少し失われたかなという所感。社会問題を反映したテーマを取り扱うこと自体は変わらず良いと思うのでそれぞれのエピソードの導入部分は面白かったね。

21位:転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
総合pt:20pt

なろうなんだけどちゃんとしたクオリティで面白くしてやろうという気概が伝わってくるいいアニメだった。鑑定スキルを持つショタ主人公がその才を活用して国を動かそうとまでする物語だけど要所での人との関わり方や感情の動かし方、それに至るまでの描写が丁寧で見応えあり。かといって重い雰囲気でもないので軽く観れるしお色気も適度で良し。強いて言えば自分好みのヒロインは少なかったけどまぁそれは好みなので…笑

オープニングもエンディングも良かったし、全体バランスに優れたアニメだったね。

22位:Unnamed Memory
総合pt:20pt

魔女ティナーシャと王太子オスカーを中心としたファンタジー作品。定められた呪いや運命への抗いというのが一貫したテーマだったかな。その運命が故に人間に対して距離を取り続けてきたティナーシャがオスカーとの出会いから変わっていき、可愛らしくなっていくのがクール通して見てとれて良かったね。シリアスパートではショッキングなシーンとかも織り交ぜながら緩急良し。

全体感としては結構暗めな雰囲気かつ感情を大きく揺さぶられるような展開も要所に挟んでおりよく纏まっているアニメだった。最後のまとめ方は特によかったね。

23位:変人のサラダボウル
総合pt:19pt

タイトルの通りめちゃくちゃな人(?)しか出てこないアニメだった。こういう作品多分数年後には一切中身覚えてないんだけど結構好き。

岐阜県岐阜市の探偵事務所を中心にいろんな角度から展開されていくドタバタコメディだけど、宗教やらマルチやら風刺の効いたテーマ扱ったりホームレスさせたりパチンカスさせたりガールズバーさせたりとめちゃくちゃ要素てんこ盛りで飽きない。それでいてリヴィアもサラも違った可愛さがあって憎めないバランスが良かったね。気軽に観れるので作業しながらにでもおすすめ。

24位:転生したらスライムだった件 第3期
総合pt:19pt

前半会議長すぎて危うく最低評価をつけかけたけど、ちゃんと内容はあるのでこのアニメ侮れないんだよなぁ。ヒナタとのアンジャッシュ状態の開戦はもっとちゃんとやりようあっただろとは思うけどそれだと話し進まないから仕方ない。いよいよリムルも影響力でかくなりすぎて収集つかないところまで来てそうなのでどういうところに着地させるのかは2クール目も注目したい。

25位:魔法科高校の劣等生 第3シーズン
総合pt:19pt

さすおに第3シーズン。設定やキャラクター性やアニメーションのクオリティは変わらず高い品質で保たれておりそこは評価ポイント。ただし展開やシナリオの面白さの点で言うと波があるのは相変わらず。1期も2期も毎回面白い系の作品ではなく溜め回と決め回がハッキリしている作品なので決め回が決まりきらなかった3期だったなという感じかな。もちろん面白い回はあったし、むしろ内部での決闘が盛り上がったりもしたので悪くはなかった。

あとはLiSA再登板のオープニング、八木さん3パシASCAでローテしたエンディングなど楽曲面のクオリティは流石だね。

26位:刀剣乱舞 廻 -虚伝 燃ゆる本能寺-
総合pt:19pt

とうらぶを観る/触れるのは活撃以来なので相当ぶりだったけどよくまとまっていたし脚本も良くていいアニメ化だった。キャラと音楽面については相当女性向けではあるので刺さらなかったが、脚本面は良かったね。織田信長の刀であった刀剣男士たちに主にフォーカスして描くことによって筋が通っていたし、やはり本能寺の変は歴史的にもキャッチーかつ重要な出来事だったのでそこに至るまでの葛藤などの描き方なども良かった。8話構成の割にちょっと中盤ダレた印象はあるけど、それでもまとまりは失ってなくて良かったね。


27位:ささやくように恋を唄う
総合pt:18pt

万策尽きて放送飛ばさなければもう少し評価高かったかもしれないのでもったいない。まぁそれも含めてTVアニメなので…。
正直百合ものとしてはどうなのかな…と思っていたけど、ひまりちゃんがデレてからはとにかく彼女の可愛さにすべて持っていかれてしまった。ひまりちゃんをみるためにこのアニメを見ていたまである。
ギスギスバンド展開も面白かったけどひまりちゃんの立ち回りでよりスパイスが効いていたかな。

28位:となりの妖怪さん
総合pt:18pt

掴みどころがあるようでない、面白いようでどこが面白いのかは言語化が難しい、感動するようで感動しない、そんなアニメだった。雰囲気の作りかたがわざとらしすぎるというか、あからさまに今から感動展開入りますよ〜ってやっておいて意外とオチが弱かったり、すごく”惜しい”作品だったなぁと思う。日常生活の中のすぐそばに妖怪や怪異がいて、共存しながら生活を送っていくハートフル日常がベースなんだけどそれだけに留まらない世界観系の作品らしさも盛り込んできていたのは新しくて良かった。それがもう少し展開としてまとまっていたらより良かったなというのが総評かな。最終話付近の展開はCharlotteもびっくりの急展開だったしな。

29位:Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
総合pt:18pt

よくある異世界ものなんだけど豪華キャスト陣がアサインされたり、くぎゅがオープニング歌ってたりと何かと平成を感じるアニメだった。どこか懐かしい雰囲気。主人公の性格も鼻につかず堅実なので観ていてストレスがないし、最終的に人種族や魔族などといった垣根を取っ払った共存を描き切っていてテーマの一貫性も感じたね。ギャグの差し込み方も適度だし、いいアニメでした。

30位:ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
総合pt:18pt

不思議と内容についてはあまり語る気にはならず、観た後に満足度だけが残ったアニメだった。とにかく女の子がみんな可愛い、これに尽きる。むしろそれ以上のことを語るのが野暮にすら感じるよ!

ワンルーム暮らしの16歳男子の元に天使のとわちゃんがやってくるところから物語が始まり、それ以降も幼馴染、雪女、吸血鬼、カッパなど多種多様な美少女たちがたくさん登場。みんな個性的な性格と優れたビジュアルで見てて飽きなかったね。内容は既にあんまり覚えてないけど()

個人的な好みランキング発表します!!

とわ>>>>>つむぎ>>のえる>ひすい>リリーシュカ>しう

31位:戦隊大失格
総合pt:18pt

面白そうな雰囲気は最初から最後まであったし設定自体は正義VS悪という常識を覆す新規性のあるものではあったんだけど、結局最後まで突き抜けるところまではいかずという作品だった。大戦隊内部が一枚岩じゃないのは結構早々に分かった設定ではあるけどそこから内部への潜入の仕方とか共闘の展開とかは面白かった。しかしそこから最後まで序章終了みたいな感じで内部試験だけで終わってしまったので盛り上がるところまで辿り着かず、という全体的な印象かな。2期も決定してるみたいなのでそこに期待かな。

オープニングのキタニタツヤの曲はライブ映えする曲でJJで聴けて楽しかった。

32位:転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
総合pt:18pt

転生モノの中ではかなりクオリティは高く、アニメーションとしてはすごくいい仕上がりだった本作。序盤は小気味いいギャグとお決まりの無双展開がありつつ、人間関係や信頼の構築、そこからの出会いと別れなどテンポ良く展開していてすごくよかった。終盤、バトルメインの展開になってからは前半のテンポの良さがどこかへ消えてしまい引き伸ばしが多くだれたかなぁ。ここが好きだっていう人も多いだろうけど、個人的にはこの作品の良さはそこじゃないなと思ったので評価を下げた。作画はクール通じてとてもよかったね。

ロイドくんのキャラが絶妙にイラッとしないバランスなのもよかったね。


Tier:C+(15pt~17pt)

33位:魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 2ndクール
総合pt:17pt

マジで聖歌隊がバフかけるようになってからそれで爆笑してた記憶し過去のアニメないのやばすぎる。もともとネタ枠ではあったけどこんなに爆笑する日が来るとは。。。
それ以外のところでいうとOPの魔王がくそかっこよくて好きでした。

34位:終末トレインどこへいく?
総合pt:17pt

水島監督のやりたいことは詰まっていたのかなと思う混沌とした作品。西武池袋線の全面協力の元作られているので細かいネタは凄く良い。自分は社会人の始まりから5、6年を西武池袋線沿線に住んでいたのでそのあたりの細かいネタや解像度の高さにはかなり感心したしそれが1番の楽しみだったまである。

7Gの設定とか各地でのドタバタエピソードとか終盤の物語の畳み方とか勢い重視だなぁと感じる部分がかなり多かったけどなんか気になっちゃう作品だったね。メインキャラ4人の会話劇の詰め込み方とかもこだわりそのもの。個人的には中島玲さんのオープニングがめちゃくちゃおしゃれだったし雰囲気良くて好きだった。

35位:うる星やつら 第2期
総合pt:17pt

往年の名作のリメイク堂々完結。いいクオリティで走り抜けてくれたので良かったね。

正直途中過去とか並行世界の話のあたりはギャグも不発だしシナリオも意味わからんしでめちゃくちゃ評価下がってたんだけど終盤のラムをめぐっての盛り上がりは素晴らしかったし落とし所もよかったね。そして何よりアフレコがみなさん素晴らしかった。いいキャスティングしてくれたスタッフに感謝。

36位:夜桜さんちの大作戦
総合pt:17pt

ドタバタコメディとスパイ要素と家族要素、いろんな要素がもりもりのアニメ。ジャンプ系列なのでノリはいわゆるという感じ。
主人公の太陽が素直でいいキャラなのとヒロインの六美がめちゃくちゃ可愛い…以外の兄弟のエピソードはどれも弱めで印象が薄く、スパイものとしての面白さも中途半端なので現状結構評価しづらい作品なんだよなぁ。2クールらしいので続きに期待したい。

37位:アイドルマスター シャイニーカラーズ
総合pt:17pt

過去見たアイマスシリーズの中で最も薄味な作品だった…。アイマスシリーズの魅力って等身大のアイドルたちが大きな壁にぶつかりながらも成長していく様を見ることだと思うんだけどシャニアニに関してはキャラの深掘りや心情の描写がめちゃくちゃ限定的かつPの存在感もどこか薄目で淡々と毎話進行していったなという感じ。アニメのクオリティはいいので点数で言うと毎回7-80点を延々に取ってるような…。続きもやるらしいのでシナリオ面の深掘りはそっちに期待かな。

何よりも真乃ちゃんと恋鐘ちゃんというめちゃくちゃかわいいアイドルに出逢えたのでそれだけでこのアニメ見てよかったです。

38位:じいさんばあさん若返る
総合pt:16pt

タイトルの通り出落ちアニメかと思いきやあの手この手でシナリオ展開や見せ方を工夫して1クールできっちり完結まで収めてくれた構成力がまずとてもよかった。ギャグのノリというかテンションがあまり合わなかったのとオープニングエンディングは本当に好きじゃなかったんだけど、他の部分は優しく温かい世界観の中で余生を”若返り”のおかげでアクティブに過ごすことができた老夫婦の様が見られてハートフル。

最後に2人で一緒に最期を迎えるわけだけど、寂しさはありつつも悲しい雰囲気にならないのがこの作品らしさだなと思った。自分もあんな最期を迎えたい…。


39位:魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?
総合pt:16pt

タイトルで敬遠する人も多そうだけど悪くない作品だった。キャラクターがそれぞれ個性的かつ優しさに溢れてて、不器用ながらにも惹かれあっていく魔王とネフィが愛おしくなる作品。

特に序盤から中盤にかけてネフィを手に入れたは良いけどどうすればいいか分からない魔術師ザガンのあたふたぶりからの実際に愛おしく思ってからの立場を考えての突き放し、こいつめちゃくちゃ不器用でいいやつなんだなというのがこの作品のミソだよね。後半正式にくっついてからはやや失速した感があるが総じて良いアニメでした。

40位:アストロノオト
総合pt:16pt

意図的に作られた昭和~平成初期感で懐かしテイストを前面に強調した作品。こっちこそ変人のあーだこーだなんじゃないかと思うくらいに色んな変な人(宇宙人含む)が出てくる作品だったね。ただの日常物ではない、というところがウリのはずだけど面白かったのはどちらかというとCVまれいたその萌え萌えミラさんがただの物知らぬ可愛い女性として振る舞っていてそれに宮坂がアプローチするというラブコメ要素。宇宙要素と周辺キャラのギャグはピンキリで安定感に欠けたかな。なんなら1番インパクトがあったのはふりりんのオープニングおよびそのCMまである。CMのテイストがやたら合うんだよな…笑

まぁ何が言いたいかというと種族も趣味趣向も何もかも超えて認め合って生きていこうということ。

41位:声優ラジオのウラオモテ
総合pt:16pt

とっ散らかっていてあまり面白くはないんだけどなんか目が離せない、そんな作品だったな。最初はクラスメイト同士の苦手な相手同士が声優としてコンビ組むようになって、裏表のキャラチェンジに苦しむ展開。2人の関係性、ラジオを通じた声優の二面性、アイドル声優としての葛藤、スキャンダル(誤解)、謎のパレード()、声優としての成長、本当にいろんな要素を1クールに詰め込んでたが故に飽きなかった面はある。ただ局面の見せ方や展開の繋ぎ方にくどさや逆にあっさりとした感じを受けて勿体無いなと。もっと面白くなるポテンシャルはあった作品のように感じる。マジで商店街パレードの回では爆笑したけど笑

高校生声優という題材なので演技がそこそこ(意味深)かつ息も合うのPyxisをW主役に据えたのは良かったね。

42位:ブルーアーカイブ The Animation
総合pt:16pt

よくSNSでエッチな画像を観る作品として有名な(?)本作だけど、ソシャゲアニメの宿命であるファン向けアニメの域を出ない作品だったかな。キャラクターの可愛さと絵の良さはすごく良かったんだけど肝心の中身はかなりおいてけぼり。キャラの深掘りも結局そんなにされないからあまりバックグラウンドまでは理解できずに話が進んでいく感じ。ラーメン屋爆発の件とか多分もっとゲームだと擁護のしようもあるのだろうけど、ただの犯罪者だからな….。非常に評価は難しいけど、素直に面白い作品というわけではなかった。




Tier:C(12pt~14pt)

43位:花野井くんと恋の病
総合pt:14pt

恋愛をしたことがない、愛を知らないほたるちゃんと経験が豊富だけど愛が重すぎてうまくいかないイケメンの花野井くんのラブコメ。全体としてすごく丁寧な心情描写や演出がされていて良いアニメーションだった。

一点だけどうしても言いたいことがあっておそらく女性向けの作品だから女子目線では別に構わないのかもしれないが、花野井が社会不適合者すぎる。こいつ、同性とか周囲の人への当たりの強さなんとかしないと社会に出てから苦労するぞ?馴染めない→評価を得られない→稼げずにほたるちゃんを不幸にする…みたいなことはあってはならないので成長してくれることを祈ります()

44位:WIND BREAKER
総合pt:14pt

一風変わったヤンキーアニメ…かと思いきや中盤はずっとチーム太対抗で喧嘩してるだけのアニメだった。せっかくの設定が勿体無い…。街を守る不良高校のてっぺん目指して外からやってきた桜が成長していくという筋はあるので本格底な成長はこれからかなというところで終了したけどまぁ2期があるらしいのでそっちに期待かな。徐々に周囲との関わり方を覚えていくのは良かったね。

45位:HIGHSPEED Étoile
総合pt:13pt

まずこの作品は掴みが良くなさすぎたせいで多くの視聴者を取り逃がしているのが勿体無い。なんの説明もなしにレースを1話冒頭から長々と見せられてもそこではまる、掴まれる人は少ない。2話以降は徐々にキャラの顔見せや設定のお話で持ち返してきて、終盤にかけてのAIと主人公の協調のくだりなどは現代的なテーマとも相まって面白かった。ただそれよりもキャラがなかなかかわいいので日常回の方が面白かった()

全体を通して見るとまぁやりたかったことは分かるけどレースも超熱血でアツい展開というよりはテクニカルな話やアクシデント多めで盛り上がりきらなかったかなぁという印象。





Tier:D(~11pt)

46位:神は遊戯に飢えている。
総合pt:11pt

序盤の神に争う一般生徒VS神の暇つぶしみたいな構図は面白かったしワクワク感もあったけど途中からはよく分からないルールのクソゲーを神に付き合わされてやってることは量産系なろう系というアニメという感想。知略で攻略してる風に見せて中身が薄っぺらみたいなことがほとんどで見どころは時折挟まるパールちゃんのエッチなシーンくらいだったな…。でもそこはすごく良かった。すごくね。

あとオープニングはクソかっこいいので今季のアニソンの中でも有数。

47位:Re:Monster
総合pt:11pt

ゴブリンに転生してコミュニティをどんどん拡大していくという設定自体はまぁ悪くないんだけどシナリオ展開の仕方やギャグの差し込み方に寒さを感じてしまいキツかった。XX日目、みたいに時系列で進行していくのはやりたいことはわかるけどそれゆえに単調に感じる場面も少なくなかったし、ギャグも性行為しまくってやったぜ!みたいなイキリオタクみたいなギャグが多くてノリがキツめ。後から見るのはあまりおすすめはしない。

48位:出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした
総合pt:10pt

特に語ることがない量産型なろう作品。もはやタイアップ曲作るためにアニメ作ってない??

キャラクターが全員おまえ別作品出てただろみたいな口調とキャラデザで展開もいろんな作品の切り貼りみたいな感じだったので独自性も薄い。アニサマに蒼井翔太と愛美がくるからその予習としての役割は果たしてくれた。

49位:THE NEW GATE
総合pt:9pt

特に語ることがない枠No1かもしれない。どこかで見たことがある異世界転生要素を色々持ってきた感じの作品でキャラクターやシナリオ面の個性もほとんどないかな。唯一の評価ポイントはえーでちゃん演じるティエラが可愛くて胸が大きいところだね。あの子、普段から露出度高めの格好してて”そんな格好じゃお出かけできないよぉ///“って言って着替えてきたのにさほど露出度変わらない服で来たのマジで笑った。どういう理屈やねん。

まとめ

ユーフォ、ガルクラ、無職、ダンジョン飯筆頭に突き抜けて面白い作品が多くて個人的には大満足なクールでした。こういう個性派ぞろいのクール大好き。

人の感想読むのも好きだけど全然自分とは違う受け取り方とかスタンスでアニメ見てる人もいていつも面白いなと思うし、多種多様な価値観を受け入れていきたいよね。あれ、この感想40位のアニメで書いたような…。ということで、今期の覇権は「アストロノオト」でした()



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