見出し画像

【確定版】個人的2021年秋アニメランキング

はじめに

秋アニメって、めっちゃ冬の時期に終わるから実質冬アニメ感あるよねと毎年思っている気がする。

夏アニメランキングはこちら。

評価項目の説明です。
自分の感覚を数値化できるようにしてるので、要は好みの点数化です。

[評価項目解説]
1.シナリオ(全体印象)...全体を通しての話の筋の通り方、トータルで見た時の盛り上がり、印象度、一貫性。
2.シナリオ(単話単位)...一話ごとの面白さ、脚本のクオリティ、継続性、爆発力、惹きつけられる内容かなど。
※評価内に記載している「単話平均点」は各話の評価(10点満点)を話数で割ったもの。
3.キャラ・アフレコ...キャラクターのパーソナリティ的な魅力・個性、キャラデザ、声優のアフレコ。
4.作画・音楽・演出...作画のクオリティ、OPED/劇伴のクオリティ、アニメーションとしての演出の技量等。
5.世界観・構成・設定....世界観や設定のうまさ、組立のうまさ、台詞回し、テンポ、アニメへの”引力”

※全て主観なので、認識異なる点あってもご容赦ください。異なる意見や賛同は是非コメントで。
※単話の累計と継続的な印象の側面を掛け合わせ、総合的な観点で評価しています。
※基本的に評価対象は執筆時点での最新話(クール内最終話)まで視聴している作品なので、途中で視聴を取りやめた作品は評価対象外です。

2021年秋アニメランキング 確定版 1位~10位



1位 王様ランキング
総合 33/35点
単話平均点 9.5/10.0点

今期の覇権は間違いなくこれ。WIT STUDIOの圧倒的アニメーション力で原作ポテンシャルを最大限に引き出していることが伝わってくる最高のアニメ化。序盤の1-2話で一気に世界観に引き込まれて、覇権を確信した。絵柄や作風で多少好みはありそうだが、普段アニメをあまり見ない人にも是非勧めたいと思える稀有な作品。主人公であるボッジの不器用ながらも懸命に生きる生き方に勇気をもらえるし、周辺のキャラクターも魅力的。2クール目も楽しみだ。

2位 無職転生
総合 31/35点
単話平均点 9.1/10.0点

なろう系の金字塔。2クール通して本当に圧巻のクオリティを見せてくれた。
なんといってもアニメーションクオリティ(作画、音楽、演出など)はピカイチでこれだけのクオリティのアニメをテレビシリーズで見られるのは本当に素晴らしいこと。スタッフ陣への敬意がやまないね。
個人的にこの作品はやはりちゃんと転生しているからこその意義がちゃんと出ているところが好き。時折挟む前世での引きこもり描写がルーデウスの転生先での自我を形成しているのがしっかりと描写されてるし、人間関係もそれぞれの意志が感じられていい。おそらく続きやってくれるだろうし、楽しみだ。

3位 ブルーピリオド
総合 28/35点
単話平均点 9.3/10.0点
美術というテーマを通じて描かれる主人公八虎を中心とした青春人間ドラマがめちゃくちゃアツい作品だった。シンプルに面白かった。
惜しむらくは作画クオリティがパートやシーンによって大きく差があった部分だが、構成面やアフレコなどのアニメとしての全体感も悪くなかったと思う。
美術が題材ではあるけれど、変に小難しくならず、「受験戦争を乗り切るという大変さ」や「絵を通して自己を見つめ直す八虎の人間的成長」など視聴者が共感しやすく落とし込んだのが個人的にはめちゃ評価ポイント。芸大受験とは全く異なるけど大学受験の大変さを経験した身としては最終話でのよろこびもひとしおだったし、八虎の人間性もめちゃくちゃ好きだった。
総じて好きなアニメだったなぁー。

4位 ワッチャプリマジ!
総合 27/35点
単話平均点 8.5/10.0点
プリティーシリーズの最新作。プリリズ、プリパラ、プリチャンときて大きく方針を変えてきた印象。どちからというとプリリズに雰囲気近いかも。前作で魔法より素敵なライブをはじめてたはずなのに魔法をテーマにしてるのは置いておいて、めちゃくちシリアスと熱量のバランスが素晴らしくここまで非常に面白い。キャラクターも真っ直ぐなまつりちゃんやパートナーのみゃむちゃんをはじめ個性豊かな面々で、楽曲も強い。みるきの尖り方が好き。マジになれる熱いシナリオが天才的すぎるので是非プリティー初めてな人にも見てほしい一作。

5位 見える子ちゃん
総合 26/35点
単話平均点 8.7/10.0点
ワンパターンな出オチアニメになってしまいがちな設定してるのに色々と工夫が凝らされていて良いアニメだった。幽霊の描写やオープニング、エンディング含めてかなりポップで取っ付きやすいアニメには仕上がってたね。もっと原作は怖いらしい。
個人的にはキャラクターと細かいギャグが好き。特にハナちゃんはえーでちゃんのアフレコとスタッフの気合いの入ったフェチズム刺激描写も相まって魅力的なキャラになってたよね。そんな明るいハナちゃんを友人として放っておけないミコちゃんの勇気の振り絞り方も良かった。謎は謎のままだったから、続きやってほしいな。

6位 鬼滅の刃 無限列車編・遊郭編
総合 26/35点
単話平均点 8.6/10.0点
劇場版で放送したパートを新規カット追加でテレビアニメ版として放送。やっぱ一連の流れとか感情移入度は劇場が段違いに大きかったから劇場版でやって正解だったねと感じた。もちろん面白かったしアニメクオリティも素晴らしかったから何一つ文句はない。
内容しっちゃってたから評価がなかなか難しいけどこのあとに続く遊郭編へのアプローチとしては放送形態として最適解だったかな。
続く遊郭編もギャグのキツさはあれどクオリティは高いので冬クールも楽しみ。

7位 月とライカと吸血姫
総合 25/35点
単話平均点 8.8/10.0点
本格質アニメだった。隙がなくよくまとまってたし、全体的なアニメクオリティで言えば今年の中でも有数かな。
時代背景をしっかりと反映させた脚本や設定もそうだし、ロシアの風景を忠実に再現する作画、背景技術も素晴らしかった。学生時代トランジットでモスクワ経由したからその時に飛行機から見た風景が思い出されたなぁ。
欲を言えば演出面でもう一、二盛り上がりくらいあると名作入りできたかなぁと思いつつも十分に良作だった。

8位 古見さんは、コミュ症です。
総合 25/35点
単話平均点 8.7/10.0点
個人的にはこんなに好きになるとは思わなかったダークホース作品。面白かった。主人公の古見さんと只野くんのやりとりを基点としつつ、アクの強いキャラクターがめちゃくちゃたくさん出てきて飽きさせない構成が素晴らしかったね。個人的にはちゃんりなcvの山井さんがツボキャラだったので最高。キャラハマれるかどうかで感じ方が違いそう。
正直シナリオやギャグ的にはハマってない部分も結構あったけど、ハマった時の爆発力は凄かった。演出も凝っていて特に1話の筆談シーンは度肝を抜かれたね。2期の制作も決まったし、楽しみだ。

9位 白い砂のアクアトープ
評価 25/35点
単話平均点 8.6/10.0点

良作だった!
この作品の好きなところは二つあって、一つ目はキャラクター。2クールを通じて成長していくくくると風花、彼女たちに関わる周辺の人物がみんな人間味溢れており良かった。たまに感情描写雑な部分もあったけど、分かりやすかったしキャラデザも可愛かったのでよかった。
二つ目はテーマの一貫性。水族館をテーマにした作品だったのでPA制作ということもあり広義で言えば”お仕事シリーズ”に括られるかもしれないけど、本作はその先にある「海の生き物たちとどう人間が向き合うか」「海棲生物のことをずっと考え続けられるか」というテーマをずっと一貫して些細な部分で描写し続けていたのが素晴らしい。
正直アニメとしての派手さや盛り上がりには欠けたかもしれないけど、個人的には最終回でめちゃくちゃロスになるくらいには好きな作品の一つになったよ。

10位 SHAMAN KING
評価 25/35点
単話平均点 8.5/10.0点

なんだかんだ3クール目に突入。今クールはなんといっても「恐山ルヴォアール編」だよね。あのエピソードは名前だけは聞いたことあったけど噂に負けないくらいいいエピソードだった。葉とアンナの出自の話をマタムネ絡ませて回想させることでめちゃくちゃエモくなってたし、特殊エンディングが刺さりまくってた。この手のリメイク最近失敗してることも多いけど、シャーマンキングはスタッフからの愛をしっかり受けているんだなと感じた一幕だった。

2021年秋アニメランキング 確定版 11位~20位

11位 先輩がうざい後輩の話
評価 24/35点
単話平均点 8.7/10.0点

ラブコメのやるべきことをきっちりやりきった優等生作品。見たかったものをしっかり終始見せてくれたので満足度が高いよね。中身は求めてないのでいらないとして、キャラクターの個性も出ていて良かった。主軸となる武田先輩と五十嵐ちゃんの凸凹コンビも良かったけどサブの風間くん桜井さんの同僚コンビやなつみちゃんゆうとくんのおねショタコンビなど色んな需要を一作品で満たしてくれるの強い。この手の作品を動画工房がやってくれるとやっぱり外れないね。

12位 ドラゴンクエスト ダイの大冒険
評価 23/35点
単話平均点 8.5/10.0点

今期はかなり話が動いて面白かったね。ダイがバランとの因縁に決着をつけたり、ついに大魔王バーンと対面してボコボコにされたり、ポップが凹んでは立ち直ってを繰り返したり。展開としてはワンパターンが多いことは多いんだけど王道でそれがいい味になっている。いよいよクライマックスか?というところまで来てるので、来期とかで終わるのかな??

13位 異世界食堂2
評価 23/35点
単話平均点 8.4/10.0点

安定枠。これといって目立った盛り上がりがあるわけでもないし、基本単話完結なのでキャラクターに愛着が湧くわけでもないけど一貫して美味しそうな料理作画と異世界からきたからこその新鮮な反応を描き続けてるのが良い。美味しいもの食べるのは自分も大好きなので、その料理を食べる時の自分とキャラクターを重ね合わせたりして見るとより楽しめる作品かな。

14位 逆転世界ノ電池少女
評価 22/35点
単話平均点 8.3/10.0点

序盤は全然だったけど、終盤にかけてタイトルの通り”逆転”したアニメだったね。シナリオは尻上がりによくなっていって最終話付近での盛り上がりはまさに王道アニメって感じで良かった。とにかく製作陣がやりたいことを詰め込んだ感。失われた秋葉原を取り戻すという設定はオタクに刺さる。キャラクターのアフレコが特に素晴らしくて、からっぽ主人公の細道に対して語りかける電池少女という構図も良かったね。なかなか人を選びそうだけど、好印象なアニメだった。

15位 世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
評価 22/35点
単話平均点 8.2/10.0点

タイトルで敬遠してしまう人が多そうで損してるけど普通に面白かった。転生前から暗殺者とかいう浮世離れしたことしてた設定だからかもしれないが異世界転生して強いのも違和感ないし、何より転生先での性格が全く不快じゃないのが良い。普通にカッコいいわ。
ヒロインキャラもみんな可愛いし、時折挟むシュールギャグも効果的。爆発的によかったわけじゃないけど安定してクオリティが高いアニメだったね。


16位 大正オトメ御伽話
評価 21/35点
単話平均点 8.3/10.0点

1クール通して雰囲気の維持がちゃんとされていて、最後の着地も綺麗に収めた印象なのでよく纏まっていたアニメだった。珠彦と夕月の2人の関係性を基軸にして周辺キャラとの絡ませ方もよく散りばめられていたし、個別エピソードの面白さの強弱はあれど色んな人たちとの絡みを通じて珠彦がちゃんと成長していったのは良かった。あとは何より夕月ちゃんが可愛いし、健気で嫌味のないキャラクターで良かったね。これこそアニメで見たいキャラって感じ。

17位 86-エイティシックス- 第2クール
評価 21/35点
単話平均点 8.3/10.0点

1クール目はめちゃくちゃ評価してたし、2クール目も内容自体は個人的にはすごく好きな部分も多いんだけどいかんせん放送を飛ばしすぎ。同じ条件で勝負してる他のアニメと同等に評価するときにあまりにも再放送が多いのは辛くつけざるを得ない。普通に感情移入度に影響しちゃうからね…。肝心のシナリオ自体もやなりレーナのキャラクター性に魅力を感じてた部分も多かったので1クール目と比べると見劣りした感はあり。3月に本気の2話を見せてくれるらしいのでそこまで楽しみにしておこう。

18位 ラブライブ!スーパースター!!
評価 21/35点
単話平均点 8.0/10.0点

良くも悪くもラブライブって感じ。この前やってた虹が結構ラブライブとしては異色だったけど、本作は割と王道のラブライブの展開を多数取り入れていた構成な気がした。その中でもユニットの人数を5人にした点はかなり個人的には好きでキャラクターの動かしやすさに繋がっていたと思う。特にかのんちゃんめちゃくちゃ可愛かったし、ちさとちゃんとの個別エピソードは良かったね。NHKありがちだけどクール跨いだわりにすぐ終わるのはクール単位でアニメ評価してる身としてはなかなか難しいが、シナリオも無難にまとまっていたと思う。

19位 やくならマグカップも 二番釜
評価 19/35点
単話平均点 8.1/10.0点

15分アニメかつ地方応援系作品にしてはかなりテーマに芯が通ってて一期、二期通じて好きになった作品。主人公の姫乃が亡き母親の才能の幻影を追い続け苦悩する中でどう陶芸と向き合っていくかを周辺の友人や大人たちとのエピソードも絡めながらいいバランスのポップさで仕上げていてよかったね。実写パートも俺は好きだよ。

20位 メガトン級ムサシ
評価 19/35点
単話平均点 7.8/10.0点

今期のロボットアニメの中で1番自分達のやりたいことをちゃんと表現してたアニメなんじゃないかな。レベルファイブ原作でキャラデザが見たらもうまんまだからターゲットの年齢層低めなのかと思いきや世界観がかなり重めだし、種族間理解とか親子エピソードとかくっそずっしり目な脚本多くてしかもその回がちゃんと面白かったのがよかった。全編通してではあまり惹かれないエピソードとか興味そそられない戦闘とかもあったけどベース悪くないアニメだったし続きもやるようで楽しみ。

2021年秋アニメランキング 確定版 21位~30位


21位 結城友奈は勇者である-大満開の章-
評価 18/35点
単話平均点 7.8/10.0点

良くも悪くもゆゆゆという作品の個性が前面にきちんと出ていた正統派続編。一期、二期の段階でゆゆゆというコンテンツにどっぷりとハマっていたわけではなかったので正直色々思い入れがついていかない中で終わってしまった感もあり、キャラクターの絶望やそこからの復活に完全に感情移入しきれなかった。
構成としてはお決まりのパターンではあったが途中の回想エピソードはお役目の背景を描写する意味で良かった。この手のコンテンツは長いこと続けてるだけですごいと思う。

22位 マブラヴ オルタネイティヴ
評価 17/35点
単話平均点 7.7/10.0点

本当ならこの作品を年間ランキング1位に据えたかったよ俺は…。人生でプレイしたゲームの中でも一、二を争うくらいに衝撃的で面白かった作品だったからこそ、初見の人たちに良さが全く伝わりきってなさそうなのが辛い。ひとつのアニメとしてみれば悪い部分ばかりではなくて戦闘作画、特に戦術機の動かし方はめちゃくちゃこだわりを感じたしカッコよく仕上がってる。アフレコもさすがに原作には敵わないけど頑張ってる気概は伝わってくる。
構成がマジで終わっててこの作品の非常に大事な部分である”各キャラクターの生きることへの意志”が全く深掘りされてないんだよな…ただでさえ前編にあたるマブラヴとUnlimitedはアニメ化してないんだから回想や演出で補完しないとどうしてそこでその行動になったか?に全くついていけないんだよな…。既プレイの自分でさえタケルの行動にそう思うことがあったかはらいわんや他のキャラクターや…。
この感想を見てくれた人は辛抱強くアニメ2期を見るもよし、離れるもよしだけどマブラヴオルタという作品に対しての低評価を安易に下さないでほしい。そしてできればPCで原作をプレイしてほしい。それだけが私の願いです。

23位 プラオレ!~PRIDE OF ORANGE~
評価 17/35点
単話平均点 7.4/10.0点

最初の頃はアフレコもホッケーの動きもぎこちなさすぎてこのアニメどうなってしまうんだと不安だったが、尻上がりに良くなっていったね。特にアフレコはお世辞にも一部の方はうまいとは言えないまでもクール通して成長していっておりよかったし、ちゃんとそれに伴ってキャラも生き生きとしてきたのが良かった。日光というご当地で活動するローカルスポーツチームであるという特徴や、キャラ同士の関係性などの描き方も芯は通ってて、正直絶賛するような作品ではないけど無難に見れてよかったかな。アプリで続きが観れるらしいが、そのパートもアニメがやったら見るかな。

24位 かぎなど
評価 16/35点
単話平均点 7.8/10.0点

Key信者の自分としては細かい小ネタやキャラクター同士の絡みが見られて結構楽しめた。主人公同士の絡みがなんだかんだ1番面白かったかな。中身はめちゃくちゃ薄いしクソ短い作品だけど、こういう展開をしてくれることに感謝だね。

25位 takt op.Destiny
評価 16/35点
単話平均点 7.7/10.0点

鳴り物入りのオリジナルアニメとしてはじまったので期待度は非常に高かったのだが肝心のシナリオが全く刺さらなかったので個人的にはめちゃくちゃ微妙。作画クオリティは素晴らしいんだけど、なぜかその動きが戦闘の面白さに繋がっていないという残念な例。設定もFateの二番煎じ感は否めず。
中盤あたりのシナリオや本筋から逸れたところでの会話などは面白かったので、アプリを今後展開していくにあたってのとっかかりとしては悪くないんじゃないだろうか。俺はやらんけど….。

26位 SELECTION PROJECT
評価 16/35点
単話平均点 7.7/10.0点

めちゃくちゃ惜しい作品だった。テーマを逆手にとってリアリティショーへの皮肉が込められている脚本は見事だったし、その中でキャラの可愛さの見せ方も良かったと思う。すずれな好き。あとは作画面や音楽面は個人的にはかなり好みでライブシーンも良かったし、楽曲もキャッチーでアイドルらしくてよかった。一方でダメなところもめちゃくちゃあって、まずは同年に放送されたアイプラと主人公の設定が被ってる問題。これはどこかで脚本流出したのか?と思えるレベルで重複しててある意味可哀想だった。あと最悪だったのは最終話1話前で鈴音が倒れたのに無理やりステージに戻らせようとするシナリオ。これやられると俺が最初に評価してた脚本部分を自ら否定してるんだよなぁ…。
Annict上の評価項目だと割と高く見えるかもしれないが正直いい部分と悪い部分がめちゃハッキリしててなんとも評価しづらいアニメだった。印象には残った。

27位 サクガン
評価 16/35点
単話平均点 7.7/10.0点

1話、2話あたりの期待感からすると信じられないような着地になってしまった作品。結局何がしたかったのか….。最近のオリジナルアニメにありがちな脚本が追いついてないパターンに。親子ものとして結構序盤はほろりとくるシーンもあって覇権候補か?なんて思ってたけど中盤あたりのコロニー巡りの話から雲行き怪しくなり着地に関しては丸投げ状態。世界観は広大だったが、シナリオは小さくまとまってしまったなぁ。

28位 境界戦機
評価 16/35点
単話平均点 7.6/10.0点

サンライズがガチで気合い入れてきてるロボットもの。正直最初の数話はここまで順位が落ちるとは想像できなかったなぁ…。特に最初の方に主人公が見知らぬ老人の世話になる亜人みたいエピソードがあったんだけどめちゃくちゃグッときて一気に期待度上がってた。中盤以降グダリにグダってもはやなんのために闘ってるんだ状態なのが悲しすぎる。視聴継続はしてたけど前のめりで見るのは魅力が足りなくなってきたかな…。

29位 最果てのパラディン
評価 16/35点
単話平均点 7.6/10.0点

序盤の数話はかなり上位に食い込むポテンシャルを見せてくれたが中盤以降はまるで見どころなし。最初は得体の知れない異種族に育てられる主人公の出自と秘密を探るミステリアスな雰囲気が魅力的で、親子ものとしての感動エピソードもあって面白かったのだがそこがひと段落してからはよく目的もわからず旅を続けるだけのように見えてしまう。魅力的なキャラがいるわけでもなかったので引力が弱かったかな…。あと放送はちゃんとクール内に収めましょう。

30位 海賊王女
評価 15/35点
単話平均点 7.5/10.0点

プロモーションや配信体制含めてかなり気合入れた作品だったのは伝わってきたが、肝心の脚本がアニメーションクオリティに追いつかなかった作品だった。映像クオリティは圧巻で細かい表情の作り方や所作の書き込みはまるでディズニー映画のフルアニメーションを思わせるようだったね。一方で世界観と設定にいまいち魅力を感じないのと最終的に何がしたかったのかいまいち個人的には伝わってこなかったのが残念。2期とかもやれそうなテーマではあるが…惹かれない。

2021年秋アニメランキング 確定版 31位~35位

31位 プラチナエンド
評価 13/35点
単話平均点 7.7/10.0点

原作者と題材的にまず外れないだろうと思っていたがなかなかにシュールなアニメに仕上がっていた。このアニメが2クールか….。
設定は面白いんだけど、下手に現実感のあるんだがないんだがわからない世界を織り交ぜているし、キャラクターの言動に共感が湧かない。バトルをやりたかったのかもだけど肝心なバトルが盛り上がらないといいところなし。よかったのは唯ちゃんのナッセくらいかな….。

32位 シキザクラ
評価 13/35点
単話平均点 7.0/10.0点

名古屋のご当地アニメ。シンプルに題材にあまり惹かれなかったがなんだかんだ最後まで観れてしまったのは亜咲花のオープニングのおかげかな…。この手のヒーロー作品は主人公のカッコよさが作品の魅力に直結すると思うんだけど全然伝わらなかったし、基本CGでクオリティも抜きん出ているわけではないので映像面もそこまでだが相対的には良かったかな。

33位 真の仲間じゃないと勇者パーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました
評価 12/35点
単話平均点 7.0/10.0点

全くスローライフしてないタイトル詐欺系なろう。レッドとリットのイチャコラだけでええやんこの作品。リットは可愛かったよ。作者が描きたいであろうシリアスシーンが悉く面白くなくてスローライフやってるシーンの方がまだ面白かったのでタイトルは徹底してほしいなと感じた。

34位 でーじみーつがーる
評価 12/35点
単話平均点 7.2/10.0点

いかんせん放送時間が短すぎてシナリオを展開するにも限度があるのは仕方ないよな….笑
回によってはよくこの尺でそこまで展開できるなと感心したパートとかもあったけど全体で見ると結局よくわからない印象は拭えなかった。ブルーピリオドと連続枠だったので気楽に見られたのはありがたかったけどね。

35位 吸血鬼すぐ死ぬ
評価 12/35点
単話平均点 7.1/10.0点

割と何度も切りかけたがなんとか完走。この手のノリがキツくなってきてしまった…。部分で光る部分はあったけど継続しなかったね。めちゃくちゃよかったポイントは、アルマジロのジョンがクソ可愛い。それに尽きる。
ギャグアニメなのは全然いいとして脈絡のない低レベルな下ネタれんぞくとかがとにかくしんどかった。まぁこういうアニメもあっていいよね。

36位 進化の実~知らないうちに勝ち組人生~
評価 10/35点
単話平均点 6.7/10.0点

典型的な….という作品。まぁ期待はしてなかったのである意味予想通り。クラスごとまとめて転生してなぜか主人公だけ特殊体質、という設定自体も蜘蛛ですが何か?とかぶる部分があったね。途中から俺TUEEEEの応酬でヒロインもよくわからんうちに主人公に惚れまくって仲間を増やして次の街へ状態。ヒロインや主人公に魅力があればこの手の作品は面白くできることもあるけどそこが全く刺さらなかったなぁ。



まとめ


今期は始まったときは大豊作!?とまで言われたが結局は普通なクールだったね。結構上位と下位の差がある印象。
その中でも圧巻のクオリティを見せてくれた王様ランキング、無職転生など素晴らしいアニメを見られたので総合的には楽しめました。

31日には、年間総合アニメランキング更新します!

Annictで普段はアニメの記録をつけているので、良かったらフォローお願いします!

https://annict.com/@ruupin


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?