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本屋B&Bイヴェント「磐城壽を呑みながら語る福島県浪江町の復興」

本屋B&Bにて9/8(金) 19:30-21:30
西村慎太郎×鈴木大介×三原由起子
「磐城壽を呑みながら語る福島県浪江町の復興」
『「大字誌浪江町権現堂」のススメ(2)』(いりの舎)刊行記念
このイヴェントに行ってきました。

西村氏は歴史学者、鈴木氏は杜氏、三原氏は歌人です。西村氏の本の刊行記念のイヴェントでしたが、会の司会進行も西村氏でした。鈴木氏、三原氏は浪江町の出身、西村氏は現在も「大字誌浪江町権現堂」の調査を行っています。

前半は浪江町の歴史についての話でした。相馬藩についての話から、昭和・平成の浪江町の話まで多岐に渡りました。

後半は復興についての話でした。それぞれ3.11をどう過ごしたかの話から始まり、現在の復興の話について色々と意見交換がありました。歌人の三原氏が「復興」という言葉に関してのもやもや感について話をしたり、鈴木氏が浪江町に再び醸造所を構えるまでの話がありました。それぞれが立場が違うし、目指す復興の形も異なるけど、共通しているのは大手マスコミが伝える復興の姿に対しての違和感でした。紋切型の質問(「震災がら○○年たちましたがどうですか」とか「復興にどう携わっていきますか」とか)をしたがるマスコミに対して苦言を呈していました。

全体を通して、とても勉強になり、意義のある会でした。杜氏の鈴木氏は本(『福島で酒をつくりたい』)を通じて以前から知っていましたが、歴史学者の西村氏、歌人の三原氏に関しては初対面でした。それぞれの活動を知ることができたのが良かったです。特に歌人の三原氏の本は今度買ってみようと思いました。磐城壽も美味しかったです。


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