- 運営しているクリエイター
2019年4月の記事一覧
桐野夏生「とめどなく囁く」ネタバレあり
8年前に海難事故で死んだはずの元夫が、主人公の周辺で目撃されはじめ、果ては無言電話がかかってくる。
この荒唐無稽さにリアリティを持たせるためにか、主人公が、非常に理知的で、自己抑制の効いた女性であることで、まずは、私がこれまで読んだ桐野作品のなかで一番毒気の少ない印象を持った。
まず、一読して、いつも(というか、以前)より表現が粗く感じた。思わず写し書きしたくなる表現はなかった時点で、私の
8年前に海難事故で死んだはずの元夫が、主人公の周辺で目撃されはじめ、果ては無言電話がかかってくる。
この荒唐無稽さにリアリティを持たせるためにか、主人公が、非常に理知的で、自己抑制の効いた女性であることで、まずは、私がこれまで読んだ桐野作品のなかで一番毒気の少ない印象を持った。
まず、一読して、いつも(というか、以前)より表現が粗く感じた。思わず写し書きしたくなる表現はなかった時点で、私の