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STEPでベーゼンドルファー・インペリアル🎵

 長年の夢であるパイプオルガンSTEPの1週間前に、
「ベーゼンドルファー・インペリアルを弾く」という夢もかなえることができました。

 パイプオルガンSTEPには、ピアノもエントリーしたので、その前に、どこかのSTEPで場数を踏みたかったこともあり、バッハコンクール・オンラインの日程も鑑みて、範囲を広げて検索したところ、ベーゼンドルファー・インペリアルが弾けるという素晴らしい会場が見つかりました。しかも、ピアノの師匠がトークコンサート!!

「師匠、これは偶然ではなく必然、ベーゼンドルファー・インペリアルが自分を呼んでいるってことですよね?!」と、ピアノにも師匠にも呼ばれたわけでもないのに、押しかけてしまいました。

 ピアノでは別の曲をエントリーしていたのですが、ベーゼンドルファー・インペリアルを初めて弾くならバッハ=ブゾーニしかない!と変更しました。ブゾーニのパイプオルガンやバッハへの想いを、少しでも音に反映できたらいいなと。

 ベーゼンドルファー・インペリアルは、名前からして、とっつきにくそうなイメージがあったのですが、意外と、そうではなく、荘厳ではあるものの懐が深いと感じました。以前、88鍵のベーゼンドルファーを弾いたときと同様に「これはベーゼンドルファーにハマッてしまうピアニストがいるのもわかる、どんなに残念な弾き手でも冷たく突き放すのではなく寄り添ってくれる、だからこそ、このピアノをもっと弾きこなせるようになりたい、もっと上手になりたい」と思わせてくれるピアノでした。

 さらにそう感じたのが、師匠のトークコンサート。普段以上にぶっとんでおられ、髭ダン・スキマスイッチ・モーツァルトにショパンやリスト、チャルダッシュに津軽海峡冬景色をぶっこみ、ちょっとここには書ききれない、何でもありの、まさに「音のジェットコースター」。ベーゼンドルファー・インペリアルも、それに応えてノリノリにガンガン、でも美しく響いていました。コンサートで聴くのも(おそらく)初めてですが、まさか、こんなにノリのいいピアノだったとは!

 「クラシックの崇高な芸術作品以外、受け付けません。」と突っぱねるような厳格なイメージがあったため、プログラムを見て、師匠、そのピアノで、それやっちゃうんですか・・・?と、正直、恐れおののいて(笑)いましたが、全くの杞憂でした。

 後日「何故そんなに、どんなピアノでも弾きこなせてしまうのですか?」とお尋ねしたところ、「ウィーンでは、ほとんどベーゼンドルファーだったから~」と涼しい顔でおっしゃっていました。そこに痺れる・憧れる~♪

 

立派なパイプオルガンもある会場。「人の前で、あまりピアノを弾きたくないけれど、パイプオルガンの前では弾きたい」という自分の希望に、この点においても合致!


ということで、記念に、STEP前日に、ベーゼンドルファーのショールームをお借りして練習した時の様子を、記念に載せます。


◆ Hello! Bösendorfer Imperial! ♪(^^♪ 「ベーゼンドルファー・インペリアルに初めて触って、ものすごく嬉しそうな人」


◆ Ich ruf zu dir, Herr Jesu Christ BWV
639 Bach=Busoni「われ汝に呼ばわる、主イエス・キリストよ」(Bösendorfer Imperial)


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