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更新は突然に

青天の霹靂という言葉を聞いたことがあるだろうか。

古代中国の詩人の陸游が青空の中での落雷に驚いたことで、予想だにできない突然の出来事が起こる様子として使われるようになった故事成語である。

ポエマーなんて皆須らく病んでるのにまぁ晴れ渡った空でいきなり雷が落っこちたらそりゃもう驚いて詩に残しちゃうのも無理もない。火がないところには煙は立たないと言うように雲なき所に雷落ちますかね?今から入れる保険ありますか?という気分だっただろう。

今なら詩人 陸游の気持ちが分かる。

今日の出来事である。

例によって俺は外出自粛を貫徹し、ノートPCを開き茫漠なWorld Wide Webの世界をサーフィンするなどしてアクティブに過ごしていた。

今日はどんなアニメ見ようかな、いや、いい大人なんだし映画にしようぜと天使と悪魔が胸ぐらを掴みあった末にYouTubeで公式配信されているとっとこハム太郎の視聴を始めた。

その矢先である。

青天の霹靂

突如として画面が暗転し、我がASUSの安モンpcは長い眠りについた。

「は、ハム太郎さぁ〜ん。」

そんな声が聞こえた気がした。

何故Windowsというものはなんの前触れも無しに更新するのか。我々に宛ら淡い初恋を思い出させようとする魂胆なのか??

次は絶対Apple製品に変えようと心に誓いつつこれまた青天の霹靂の如く始まったブログを再び開いた次第である。


インプット・アウトプット

特にnoteやInstagramではこの言葉をやたら使いたがる自意識がライジングしてるビジネスマンで溢れている。

本来、この様にブログなどと言ったメディア媒体に己が常日頃の心情や考察を文字に起こし世の皆様方に発信することは、街中を全裸で闊歩がする事に等しい羞恥心に襲われる行為だ。

そこを、これはアウトプットであると声高々に宣言する事で、あくまで自己成長の為でありワタクシに承認欲求はございません。というベールをまとっているのだ。

恐るべきアウトプット。なんて便利な言葉なんだウホウホと我々のような一糸まとわぬ姿をした原始人は文字通り赤裸々に語る。

しかし、情報共有、アウトプットなんて見出しで何かを発信することは傍から見ればまぁ恥ずかしいものである。

俺がコンビニで避妊具を買いに行く時、会計の際にカゴに入れてるお菓子やジュース。

まさか避妊具だけ買いに来たのでは無いのですよ、ジュース買うのが目的で、あっそういやアレ切れてたな程度の物です。という店員への謎のフェイク。0.02mmにも満たない薄っぺらい羞恥心。

これに似たようなものを覚える。

とまぁ前置きは十分に済んだところで本題に移りたい。

アウトプットの時間だ!!!

ググるからタグるの時代

Instagramといえば説明するまでもないがフォトジェニックな写真を投稿したり友人達との戯れをストーリーに投稿する"SNS"のイメージが強いだろう。

しかしまぁ事情は変わってきているらしい。

俺が最初に違和感に気づいたのは昨年のまだ学位取得に向けて奮起していた頃だ。

電車などでインスタを見ていると知り合いのビッチ女子大生達のプロフィール欄にブロガー、プロゲーマー、政治家などといったふざけた公式情報が書かれていたのだ。

時代や流行の先取りをする彼女らは面白半分にそのシステムを活用していたが、所謂、プロアカウントへの移行が可能となっていた。

わかり易く言うと、所詮パンピーの自己満足日記でしか無かったものが、広告の管理やアクセス数などといったインサイトの確認ができたり、設定次第でプロフィールから直接メールや電話までできるようになっていた。

その当時はあまりピンと来なかったが、後にザッカーバーグの脅威を知ることとなる。

何かと都市伝説に事欠かさないFacebook創設者のマーク・ザッカーバーグさん。
なんと2012年からInstagramを買収していたのだ。
当初はSnapchatのパクリだと言われたストーリー機能を実装し、知っての通り大成功と言えるほどInstagramのユーザー数は世界中で増加している。

さて、SNSとして確固たる地位を築き上げたザックさんは何故今回のようなプロアカウント機能を実装したのか。

インスタをsnsからメディアへと昇華させようとしていると専らの噂だ。

友達とランチに、彼女彼氏とディナーに行くとなった時、従来はGoogleにて検索してグルメサイトの評価などをチェックしてから予約してたと思う。勿論未だその形は崩れてはいない。

しかし、 某グルメサイトが評価を不正操作していた事件は記憶に新しい。
飲食店からお金を貰っている以上、悪いようにしたくないのは分かるが不正は不正。失った信用はなかなか取り戻せない。

そんな中で、我々SNS世代が自ら勝手に無意識にしているのがインスタでサーチする事だ。

ハッシュタグをつけて検索する事でなんの営業もしていない老若男女がお店や商品のレビューを載せているである。これ程信用にたけるものは無い。

これを狙ってかどうかは知らないがザッカーバーグさんは次なる一手としてインスタのプロアカウントから直接予約ができるようにしたのである。
そうなると飲食店や美容室など幅広い分野で働く人々、団体は続々とプロアカウントを作り、インスタでの広告活動をせざるを得ないのである。

更に、このご時世に合わせてインスタからUberEATSの注文も可能になったとか。

飲食店などが主な軸だが、Googleを介さなくてもインスタで事足りるのである。

恐るべしザッカーバーグ。

これから様々な企業はインスタでの影響力を目の当たりにし広告に投資するであろう。 そしてインフルエンサーとかいう胡散臭い連中の界隈も賑わうのだ。


数あるSNSの有象無象の一つに過ぎなかったInstagramは最早他の追随を許さぬメディアとして変革を遂げている真っ只中なのだ。

ドラゴンボールで言うところのフリーザ第2形態といった所だろうか。

さて、究極完全体となったフリーザを目の前に世界はどうなっているだろうか。

頑張れ悟空〜〜


#note
#2回目の投稿
#ドラゴンボール













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