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ファインバブルで美肌に?塩素除去したほうがいい?シャワーヘッドの美容効果と選び方!

ファインバブルのシャワーヘッドで美容効果があるって聞くけどどういいの?
塩素が良くないから浄水シャワーヘッドが良いって聞いたけどどんな違いがあるの?
 
など、シャワーヘッドに興味はあるけどよくわからないという方も多いと思います。
 
そこで、ファインバブルや浄水(塩素除去)の特徴や効果・選び方について元美容メーカー社員がお話しします!
 


◇ファインバブルで洗浄力・水質アップで美肌効果


(ウルトラ)ファインバブルとは別称ナノバブルとして知られる、目に見えないほど微細な泡のことを言います。
 
そのウルトラファインバブルが持つ効果として知られているのが洗浄効果で、
・吸着性があり、油を除去する効果
・帯電することで磁石のように物質を吸着し、除去する効果
・水に比べ表面張力が低く、汚れの隙間に入り、浮かせて洗浄力を上げる効果
・洗浄成分に含まれる界面活性剤(肌刺激になる成分)を除去する効果
が報告されています。
 
また、その他美容に嬉しい、保湿効果やコーティング効果などが報告されており、日本発の優れた技術なんです。
 
ファインバブルシャワーヘッドは、肌荒れや保湿だけでなく髪の白髪予防や毛量維持などに効果が期待できると言われています。
 
私も知人も使用していますが、肌荒れやニキビが減ったり、髪のツヤが上がった感覚があります。
 
毎日それなりの時間使用するものなので、効果も期待できるのかもしれませんね。
 

【水に留まることができるので湯舟で使える!】


通常の泡は気体を内包しているため浮き上がってしまい、長時間水に留まることができません。
 
しかし、ナノサイズまで小さくなったウルトラファインバブルは、泡の中に非常に長い時間留まることができるんです。
 
その時間はなんと1年以上とも言われており、ウルトラファインバブルは水中に留まることができる泡なんです。
 
そして、水に留まることができる性質と、優れた洗浄・保湿などの美容効果から湯舟でも使用することができ、入浴を非常に質の高い美容時間にすることができるんですね。
 

◇節水効果で節約にも


 最近では電気も水道も値上げが続いていますよね。
 
そんな中シャワーヘッドの機能としてうれしいのが節水機能!
 
例えば、タカギの「キモチイイ浄水シャワピタ」は32%の節水効果があり、止水ボタンもついていてこだわりの節水機能があります。
 
水道で最も水量を使うのがお風呂場でしょう。
 
その32%を節水できるとしたら年間で結構な額になります。
 
シャワーヘッドの使用期間目安となる5年で考えると本体価格もカートリッジ代も超えてしまう場合が多いので、早めにシャワーヘッドを変えてしまった方が節約になるかもしれません。
 
上記の商品以外でも止水ボタンが付いているものは節水になるので、倹約家の方は確認してみてください。
 

◇浄水機能(塩素除去)の種類


水道水には、水の安全性のため殺菌力のある塩素が多く含まれています。
 
塩素のおかげで衛生的な水を飲めるのですが、同時に肌の上に存在し、適切な状態を維持してくれる常在菌も殺してしまったり、髪や肌などのたんぱく質にダメージを与えてしまうデメリットもあります。
 
しかも2022年に水道の水質基準が引き下げられより水道水をそのまま使うリスクが上がりました。
 
そこで、浄水シャワーヘッドでは、通水時にろ材が残留塩素を除去し、髪や肌へのダメージを軽減してくれるものがあります。
 
主なろ材は3種類で、活性炭、亜硫酸カルシウム、ビタミンC(L-アスコルビン酸)があります。
 
【活性炭】
 
メリット:ろ材の寿命が半年~1年と長く、ランニングコストが安価。
デメリット:はシャワーヘッドの持ち手が太くなりやすいこと。
 
【亜硫酸カルシウム】
 
メリット:カートリッジが小さめで持ち手を小さくしやすい。
デメリット:カートリッジの価格が比較的高く、ろ材の寿命も2~4か月と短め。
 
【ビタミンC(L-アスコルビン酸)】
 
メリット:残留塩素との反応速度が早く、少量でも十分に除去できる。
デメリット:粉末状のタイプは詰め替えに手間がかかる。
 
また、ろ材以外のポイントとして、浄水・原水の切替機能がついているものであれば、用途によって浄水モードと原水モードを切り替えることができ、ろ材の無駄遣いをせずに済みます。
 
お風呂掃除など浄水が必要ないケースもあると思います。
 
そんな浄水の必要がない場合はろ材を無駄に消耗させなくて済む浄水・原水の切替機能が付いたものを検討するのがいいでしょう。
 
使いやすさでポイントになったのが、持ち手ではなくヘッド付近に切り替え回しがあるタイプ。
 
重心のあるヘッドに近い分扱いやすく、あまり力をかけなくてもスムーズに切り替えができるため、力の弱い人にも扱いやすい仕様になっています。
 

◇カートリッジの交換しやすさ


浄水シャワーヘッドで気になるのが、交換が必要という点。
 
交換が面倒で放置し、寿命の過ぎたカートリッジを使用したままにしないためにも、交換のしやすいものがおすすめです。
 
カートリッジの交換のしやすさでポイントになるのが、ヘッドの中にカートリッジが内蔵されているタイプが最も簡単で、散水板を回して外して入れ替えるだけで交換できます。
 
散水板内蔵タイプであれば、散水版を外して掃除ができるので、メンテナンスも手軽に行えます。
 
長期間使用シャワーヘッドを使用していると、水の中に含まれる成分が固まって散水板の詰まりを引き起こして水圧の低下につながります。
 
水圧の低下を防ぐためにも数か月に1回など、定期的に散水板を掃除するようにしましょう。
 

◇水圧


集合住宅などで多い水圧が弱いと感じるおうちもあると思います。
 
でも実はシャワーヘッドを交換するだけで水圧を上げることができるんです!
 
なかでも、独自の「シルクタッチ水流」を採用したアラミックのシャワーヘッドがおすすめで、水圧の強さと肌あたりのよさを両立しています。
 
価格の安い商品にありがちな散水孔からお湯が飛び散ってしまうことを防ぐため、弱い水流が強い水流を囲んで閉じ込めることで、お湯の飛び散りにくさを実現しています。
 
また、ヘッドの重さも軽ければ軽いほどいいということはなく、適度な重さがあった方が使いやすいようです。
 
具体的には150g前後のヘッドが使いやすさの評価が高いシャワーヘッドです。
 

◇取り付けられるか確認しよう!


大前提として、ご自宅のシャワーヘッドに取り付けられるものかどうかきちんと確認してから購入するようにしましょう。
 
メーカーによって取り付け可否がほぼ確認できるので、ご自宅のお風呂場のメーカーを確認しましょう。
 
<そのまま取り付け可能>
 
TOTO・LIXIL(INAX)・SANEI・KAKUDAI
 
<付属のアダプターで取り付け可能>
 
MYM・KVK・ガスター
 
お風呂にバランス釜が設置されている場合は、使用不可なものが多いため注意しましょう。
 
圧力をかけて微細な気泡を発生させるファインバブルのシャワーヘッドとは合わず、ファインバブルが発生せずに水圧が弱くなってしまう可能性があります。
 

◇おすすめシャワーヘッド


シャワーヘッドの機能面をお話してきましたが、ファインバブルと浄水(塩素除去)機能を両立したモデルは非常に少ないのが現状です。
 
その中でも両立しているものや、ファインバブルに特化したもの。
 
浄水のコスパに特化したものなど、目的や予算に合わせたものをご紹介していきます。
 
◇ファインバブルと浄水(塩素除去)両立でコスパ重視なら
・バブリージョワー

ファインバブルと浄水(塩素除去)の両方の機能が付いたシャワーヘッド。
 
活性炭フィルターで、塩素をろ過するタイプでランニングコストも抑えられるのが魅力。
 
水道水に残留していた塩素を高いレベルで除去することができ、浄水・原水の切り替えと水流切り替えも付いているため、節約家にもうれしいタイプ。
 
2種類ある水流は、どちらも肌あたりが良くストレスフリーです。
 
特に、ミスト水流は霧のようにかなり細かく心地よい使用感です。
 
デメリットとしては、持ち手が太く、380gと重いので力の弱い方が使うのはストレスに感じるかもしれません。
 
フックに固定してミスト水流を浴びるなど、美容ケア目的で浄水もしたい方には非常におすすめのモデルです。
 
◇浄水(塩素除去)不要でファインバブル・使用感・使い勝手重視なら
・リファファインバブル S
 


美顔器などでも有名なMTGの「リファファインバブル S」は、ウルトラファインバブルとマイクロバブルを極限まで発生させる、独自の構造になっています。
 
使用する目的や好みによって、ミスト・ストレート・ジェット・パワーストレートの4種類に水流を切り替えることができます。
 
私の手の甲に塗ったファンデーションを洗浄してみたときには、凹凸のある手首以外のほぼすべてを洗い流してくれました。
 
また、入浴後の肌も普段よりしっとりして保湿感がある状態でした。
 
ミスト水流のバブルはかなりきめ細かく、霧吹きのシャワーでスチームミストの保湿あする感覚に近い感じがました。
 
また、ボディはそれほど重くはなく、凹凸の加工があることで持ちやすいです。
 
水流切り替えボタンも押し込むだけなので片手で簡単に切り替えができます。
 
直販サイトで購入すれば5年という保証期間があり、こちらも安心して使えるので魅力的ですね。
 
塩素除去がついていないのがネックですが、ウルトラファインバブルの効果を最大限安心して感じたいならこちらが最有力でしょう。
 
◇ファインバブル不要で浄水(塩素除去)・コスパ重視なら
・トレビーノ トレシャワー
 


東レの販売する「浄水シャワー」は3つの水流タイプから目的や好みに合わせて切り替えができます。
 
さらに、本体価格と1年間のランニングコストを計算すると、10,556円と格安です。
 
しかも浄水・原水の切り替えも可能で、風呂掃除など浄水が不要な場合はカートリッジの消費を抑えられます。
 
また、水圧の強さは十分で顔に近づけると痛いくらいの水圧があります。
 
髪を強めの水流で洗いたい人などはストレートモードやシャワーモード。
 
顔などへの使用はダブルモードなどやさしめの水流に切り替えるのがいいでしょう。
 
使いやすさの点では、本体は重めで持ち手は太めで手の小さい女性や子供は持ちにくいかもしれません。
 
このあたりを除けば、シンプルに浄水(塩素除去)機能をコスパで探している方にはおすすめの商品です。
 
◇ファインバブル不要で浄水(塩素除去)とデザイン性・水圧重視なら
・サロンスタイルシャワー スカルプケアシャワー
 


サロンスタイルシャワーは何と言ってもデザイン性に優れています。
 
ホワイトとブラックがあり、散水版の周りがゴールドのパーツで高級感があります。
 
また、本体価格と1年間のランニングコストは11,195円と優秀で、節水・増圧機能もあるため水道代が抑えられ、結果的にさらに安く使用できそうです。
 
持ち手部分も太くなく、凹凸があり、滑り止めの役割を果たしていて持ちやすかったです。
 
カートリッジの交換も散水板を取り外してビタミンCボールを入れるだけで非常に簡単です。
 
その上、水圧が強く、それでいて水線の1本1本が細かいのでやさしいなめらかな肌あたりです。
 
浄水(塩素除去)機能とランニングコスト、デザイン性に優れたものが欲しい方はおすすめです。
 

◇まとめ


・ファインバブルの美容効果が欲しいのか浄水(塩素除去)機能が欲しいのか見極めよう!
・両方の機能があるものは少ないので目的や予算に合ったものを選ぼう!
・迷ったら使用感や使い勝手で選ぼう!


私の記事ではこういった化粧品・スキンケアなどの美容に関すること。ダイエット・ボディメイクについて書いていますので、良かったら見ていただけると嬉しいです。

スキンケアやアパレル製品の開発をしたいと思っています。