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のら猫達と共に暮らしていく為の選択ーさくらねこ無料不妊手術ー

先日、動物病院でのら猫クロちゃんの不妊手術を実施してもらいました。
手術費用は無料。なぜなら、「公益財団法人 どうぶつ基金」の「さくらねこ無料不妊手術事業」という制度を利用したからです。
手術後のクロちゃんの耳は、片耳をV字にカットされています。これは不妊治療済みの印です。
不妊治療を終えたクロちゃんは、もうただののら猫じゃありません。地域猫クロちゃんとして我が家が責任を持って面倒をみて行きます。

この「さくらねこ無料不妊手術事業」とはどういった制度なのかを、どうぶつ基金のサイトの抜粋にてお伝えします。
ーさくらねこ無料不妊手術事業は、飼い主のいない猫の問題を殺処分ではなく不妊手術(TNR)によって解決しようとする行政や、ボランティアさんを支援する事業です。(30年度さくらねこ無料不妊手術事業より抜粋)ー

今回、不妊治療をした猫は、捨てられた雌の母猫1匹。向かいの借家に住んでいた一家が引っ越した際に置き去りにしていった、3匹の猫のうちの1匹です。しかも、不妊手術をしようと決意した時にはすでに遅しで、その子は妊娠してしまっていました。
ですので、最初に捨てられた3匹 + その猫が産んだ3匹 = 計6匹の不妊治療をしなければならない事になりました。
更にその他にも、住宅地内の空き家に母猫と子猫が数匹住み着いているらしく、母猫共々どうするか、今度自治会で議論をするらしいのです。
我が家の活動は班長さんに伝えたので、自ずと他ののら猫達の不妊手術にも関わるであろう事が予想されます。治療したのはまだ最初の1匹。かなりの長期戦です。

子猫は本当に可愛いです。でも、可愛いからといってのら猫を放置していると、毎年ねずみ算式にどんどん増えてしいます。
もし、お住いの地域にのら猫が増えてしまって困っているのであれば、さくらねこ無料不妊手術事業」をぜひ活用して見てはいかがでしょうか。
生まれた命を大切にし、これ以上増えないようにする。それこそが最善の選択なのではないかと思うのです。

ところで、警戒心の強いのら猫をどうやって捕まえたかというと、もちろん捕獲器を使いました。捕獲器は以前里親会で猫をお譲りいただいたご縁で知り合ったNPO法人にお借りしました。
無料で貸し出してくれる所がいくつかあるようなので、参考までに記載しておきます。
・動物保護等の活動をしているNPO団体
譲渡会などを実施しているNPO法人に相談すれば、貸し出してくれると思います。無料かどうかは団体によって違うと思いますので、問い合わせて見てください。
・保健所
各保健所によって、貸し出し器がある所とない所があるようなので、地域の保健所に問い合わせて見てください。
公益社団法人 日本動物福祉協会
初回は会費が3000円必要ですが、無料で貸し出しをしてくれるそうです。

ちなみに、のら猫の不妊手術を行う為の捕獲なら、猟銃免許は必要ないらしいです。

今回、不妊手術をしたクロちゃんとその子供達、そして不妊治療の実施に至った経緯は、また次の機会に書こうと思います。

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