ふわりふわりと私のまわりを漂っているもの。

それはのどかなものではない。

ただ私が形を与えられず中途半端に漂わせているもの。

それらは私が朝、歩いている時に突然像を結ぶことがある。

そしてハッとするのだけれど、そのうちまた解けてゆく。

だんだんその回数が増えてきた。