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今年のプレイ時間が2番目に長かったゲーム"Have a Nice Death"を紹介する

こんにちは。らすてぃーです。

いよいよ年末ですね。
年末と言えば、今年の振り返りの時期です。
そんなわけで、任天堂のウェブサイトの「Nintendo Switch 2023」で1年間の記録を振り返ってみました。

その結果がこちらです。

もっともあそんだソフト TOP3

最も遊んだゲームは「スーパーマリオメーカー2」。買ってからもう4年くらいは経ちますが、まだまだ現役で遊んでおります。
そして第3位は「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」。続編であるティアキンを最大限楽しむために先に遊ぶことにしたのですが、こちらにハマってなかなかティアキンまでたどり着けなかったのは良い思い出です。


さて、ここまで読んだほとんどの方はこう思っていると思います。
第2位のゲームは何なんだ」と。

こちらが今回の記事のテーマである、「Have A Nice Death」です。
4月に放送されたIndie Worldで知って購入し、気づけばドハマりしていました。

「Have A Nice Death」タイトル画面。

マリメ2とブレワイの紹介は巷にあふれていると思いますので、今回は僕の今年のSwitchプレイ時間で第2位に輝いた「Have A Nice Death」を紹介していきたいと思います。

どんなゲーム?

ジャンルとしては、ローグライトと2Dアクションを融合したゲームです。

実際のプレイ画面。
鎌をはじめとする様々な武器で敵を倒していく。

主人公は株式会社"Death.Inc"のCEOである死神です。死んだ人間の魂の管理をしている死神ですが、部下が仕事(=死者)を無計画に増やしまくるせいで過労死寸前になり、ついにブチギレてそいつらをぶっ飛ばしにいく話です。

ステージは部門ごとに分かれており、各部門はいくつかのフロアで構成されています。そして一般的なローグライトのように、各フロアで新しい装備やアイテムを手に入れたり、武器や魔法を使って敵を倒していったりして最深部に向かっていきます。各部門の最後にはボスがおり、そいつらを倒していって最後の部門のボスを倒すのが(一応の)目的です。

好きなところ

①上達していく感覚

このゲームの面白さは「ちゃんと難しい」ところ、そしてそのおかげで「自分で上達していると感じられる」ところにあると思っています。
ローグライトなので、プレイするたびに強力な武器が解放されるなどの自己強化要素も存在するのですが、それ以上にこちらのプレイスキルが上がらないと先のステージに行くのは難しいバランスになっています。
僕はこういうタイプのゲームにほとんど手を出していなかったこともあり、はじめは最初のステージのボスすらまともに倒せなかったのですが、いつの間にか余裕でノーダメージで倒せるくらいになっていました。こんなプロセスが各エリアのボスごとに繰り返されるので、どんどんプレイスキルが上達していく感覚を覚えていきます。

この「上達していく感覚」のおかげ(せい)でみるみるうちにハマっていき、ラスボスを倒すだけでは飽き足らず、ハードモード(なんと全15段階)の半分くらいまでは制圧しました。
敵を倒していく爽快感もあり、慣れてくると暇つぶし感覚でノーマルモードを1周するみたいなこともやっていました。そうしてどんどんプレイ時間が伸びていったわけです。

最初のステージのボスを務めるガーゴイルの「ブラッド」。
最初はこいつに何度もやられた。

②凝った世界観

このゲームの舞台となる会社には「病気」「戦争」「災害」などの人間の死因ごとに分けられた部門が存在しており、これらが各ステージになっています。
そんな各部門ですが、マップや敵キャラのデザインがとても凝っています。大量の産業廃棄物や放射性物質が打ち棄てられている「産業汚染部門」や、廃病院や怪しい研究施設のような内装をした「依存症部門」など、暗く恐ろしくもどこか美しさを感じさせる世界観がたくみな背景美術とマップ構成によって表現されています。

廃棄物が積もりに積もった「産業汚染部門」。

敵キャラもザコ・ボスともに(気持ち悪い見た目の奴らが多めではありますが)各部門のモチーフに合ったユニークな見た目をしており、攻撃パターンやアニメーションがすごく作りこまれています。

ジャンクフードの食べ過ぎによる死を取り扱う「毒性食品処理部門」では、
ハンバーガーやコーラをモチーフにした敵キャラが登場する。

死をテーマにしている以上、ダークで人を選ぶ面はあるかもしれませんが、僕はかなり好きです。

メニューからは、登場人物・武器・敵キャラなどの説明文が見られる。
すごい文章量。

③BGMが良い

世界観がすごいという紹介をしましたが、それをさらに引き立ててくれるのがやはりBGMの存在です。エリアBGM、バトル部屋BGM、ボス戦BGMのどれをとってもハズレなし。特にボス戦は個性と臨場感あふれる良曲ぞろいなのですが、BGMに気を取られているとボスにボコボコにされてしまうので、聴くのに集中したい方はSteamでサウンドトラックを買いましょう(さらなる宣伝)。
そんなBGMの中でも、僕が特に好きなのが自然災害部門のボス戦のBGMです。終盤のエリアなのでネタバレは控えますが、とある理由でこの部門のボス戦にはかなり驚きました。そこまでたどり着くのはなかなか難しいですが、すごくいい曲なのでそれを聴くことをモチベーションに頑張ってみてください。

「依存症部門」のボス戦。ここのBGMも謎の中毒性(依存症だけに)があって好き。

あとこれは完全に個人的な感想なのですが、以前プレイした同じく「会社系2Dアクション」である「The Company Man」の物足りなかった点をほぼ全部解決していたのが良かったです。まさに会社系2Dアクションの決定版

というわけで興味あれば買って遊んでね。

死神のもとで働く、インターンのパンプ・クイン。かわいい。

ではまた次回。


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