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昨今世の中の変化が激しいなかで、働く人が現状の役割に甘んじず社会のニーズに応じるためにスキルをブラッシュアップし続けることが求められています。

今の所属組織(本業)は好きだしもっと貢献したいけど、同じ組織に所属し続けることを前提とした経験の積み方はリスクだという想いが強くなりました。しかし一方で組織の中で経験を積む方法しか知らず、思考や行動は本業と強く紐づいていました。

私の広報経験は2年ぽっち。未経験で広報立ち上げからの経験があるものの、経験年数自体は短い。少なくとも広報経験が3年から5年無いと、その経験を社外で活かすのは難しいに違いないと思っていました。しかし、業界経験や資格などその他持てるものを統合し、自分らしく力を発揮できるようになりたい。そのために自分の強みや特徴を知り、足りないものは取りにいきたい。今後の方向性を定めるべく、5月にプロティアンキャリア実践塾に入塾しました。

早いもので、塾生期間は今月末まで。ここまでどんな風に方向性を見出し、行動してきたかを振り返ります。行動の継続により、物ごとの捉え方、時間の使い方が変わりました。未来についてモヤモヤしている方がいたとしたら、少しでも一歩踏み出すヒントとなれば・・嬉しく思います。

プロティアン実践塾での前半3か月では、法政大学キャリアデザイン学部教授タナケン先生から直々にプロティアンキャリアの理論と実践法を学びます。それとあわせて、自らの価値観、強み、経験、スキルを棚卸しし、更に2030年の未来をリサーチします。その上で、自らが成し遂げたいミッションやビジョンなどを言語化しました。

▽私のMission Vision Value(2020/8末時点)

ミッション

このように方向性を定め、私は【広報】と【キャリア】を掛け合わせ発信の力をつけていくべく、動いてみることにしました。本業で広報として、組織の活動を世の中に伝えるために、プレスリリースを発信することや、自社メディアで発信することを中心に経験を積んできました。これまでは自分が前に出るのではなく黒子として動いてきましたが、今はSNSなどで自身も発信できる時代。これからは自らの発信力も高めることを意識し、副業(複業)で異なる組織での広報と、あわせてSNSの活用を開始しました。

必要なことを都度学び、できることを探し行動してきたことで、オンラインイベントでのモデレーターの機会を頂きました。また「キャリア自律した個人を増やすことに貢献する」という私自身のミッションをベースにしたtwitterでの発信に頂いた反応で感じたことを次の発信に活かす、というサイクルができてきました。気付いたら、以下の様に活動の幅が拡がっています。

▽活動の拡がり

活動の広がり

▽何が起こったか

こうした動きはまだ始まったばかりではありますが、自分の方向性を明確にし、できることを増やしながらアウトプットするサイクルを回すと、できること(can)が拡がります。副業(複業)の場を得ることで、求められること(mustやneeds)が拡がります。結果として、右の図のようにやりがい(④)も拡がってきた感覚があります。

行動の継続

▽まとめ

こうした活動は、私の場合一人ならばできなかった、と改めて思います。プロティアン戦略塾の仲間や、戦略塾の講師陣の皆さま、活動を通じて出会った方々との繋がりがいつも支えとなっています。

今できることは少ないかもしれない。だからと言って、できるようになるまで行動しないなんて勿体ない。これまでの経験やスキルを統合し、自分の強みを最大限活かし、インプットと同時にアウトプットを繰り返す。そうすることで、自分なりの可能性は見えてくることが分かりました。

こうした活動ですが、本業での役割を自分なりに発揮している認識があり、このような活動を通してつけた力を本業にも還元している実感があるからこそ、アグレッシブなチャレンジができるのだと考えます。

社外での活動は必ずしも転職を意味するのではない。組織に縛られず、社外でも活躍することは個人と組織の可能性を拡げると、改めて感じています。冒頭に書いた通り、社会の変化はとても速くなっています。一つの組織に所属する自分としての視点は、あくまでも一つの見方でしかない。複数の組織に所属することで、複数の立場として社会と関わる。大事なのは軸を持ち、発信や活動を通して社会に向けてぶつけて、自分で社会のニーズを掴み、社会のニーズにあわせて変わり続けること。そうしたアクションを積み重ねていくことで、自分で作ってしまっているかもしれない見えない枠を壊し、未来の新しい可能性に繋げていける、そう捉えています。


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