自分の武器 森顕登

明日は、髪型が結構な頻度で変わるヤンチャなピュアボーイと、昨日写真を見てこれからも坊主でいてほしいと思ったぜんたから紹介を受けました経営学部一回生の森顕登です。このような貴重な機会を作って頂きありがとうございます。これを機に森顕登の事を少しでも知って頂ければ幸いです。



ちなみに私にも坊主経験はあります。




ここで坊主自慢を挟んでおきます。
坊主になれば分かるんですけど、よく頭を人に触られます。まぁ、坊主なった人はこれまで色んな人に触られてきたと思うんですけど、自分は、野球部でも頭の形が良く、良質で触り心地のいい髪の毛を持ったよく頭を触られている、あの元洛北高校硬式野球部の小西君に頭を触られていた事です。自分の頭を触ればいいものを小西君が私の頭に来てまで、触りに来てくれたおかげで、いい坊主時代をおくる事が出来たかなと思います。坊主頭を触った事が無くて一度でも触ってみたいという人がいた場合、小西君にお願いしてみます。いつでも待ってます。



そんな茶番は置いといて、サッカーの武器について話していきたいと思います。
サッカーにおける武器と言えばなんでしょうか。ドリブルだけで曲面を打開していく力。恵まれた身体能力。針の穴も通すパスセンス。色々ある中で私は特別サッカーで秀でた武器は残念ながらありません。しかし、自分の中でそんな武器に負けず劣らず、立派な武器を持っているという自負はあります。


それは、サッカーを誰よりも好きだということです。


え?そんなこと?って思うかもしれませんが、決してこの武器をなめてはいけません。というのもそれが自分でも武器だなと高校時代に改めて実感したからです。

自分は洛北高校という、京都ではそこそこサッカーの強い公立校に入学しました。京都橘(京都の常勝校)を倒して、全国大会に出場するという大きな野望を持って。


いざ、入部すると経験した事の無いしんどさが待ち受けていました。毎日の朝練はボールを使う事なく、1時間半の次元を超えたランメニュー。夕練は、毎日3〜5時間程度。2年生時の夏休みのオフは2回でした。その時はチームの過半数が怪我人になりました。朝、始発で行っては、家に帰ると午後8時、9時。時には、サッカーを純粋に楽しむ事を忘れる事もありました。中でも自分達にとって、ボールを使わない朝練というのは特別にしんどかったんです。なんせ走りまくるから。正直ほぼ全ての人がサボって(手を抜いて)いました。
理由は、みんな同じで、本当に体がもたないからとやっても意味がないからだったと思います。自分はサボる事で毎日1時間半無駄な時間を過ごし、高校を卒業してから後悔するのが嫌でした。サボると言っても走り続けるため、疲れます。やっても意味がないと思いサボったみんなは1時間半無駄疲れ。そんな無駄疲れをするなら、毎日朝練から夕練そして自主練まで全てを犠牲にして、妥協を許さずやり尽くそうと思いました。朝練なんかやっても意味がないと本気でやったこともない奴らが豪語するなら全力でやってみてから俺が判断してやろうと思ったのがきっかけでした。それを決意したのは、2年生に入ってからの事でした。初めは、本当に体がもたず、体が痺れたり、下痢が止まらんくなったり、家では1人で女々しく泣いてたりと大変でした。周りの人には、弱い自分を見せたく無かったので、人前では何一つ顔色を変えなかったですが。


そんな事は置いといて、なんでそんな事が出来たのか。



サッカーが好きやから。



これにつきます。
皆さんは、好きではない事に、私生活の全てを犠牲に出来ますか?私なら絶対に出来ないです。つまり、自分はどんな状況下でも、サッカーが好きと言う感情一つで、逆境も乗り越えられていたのかなと思います。たとえ、しんどい練習も好きな事をするために必要な事と捉える事でなんだかやる気が満ち溢れてきました。


そして、引退までこれを続けてました。
すると、体力がアホほどつきました。高2からこれまで1度も足を吊ったことはないし、走り負けを感じる事は無くなりました。ただそれ以上に、得たものがあります。






信頼』です。



監督からはもちろんですが、朝練なんかやっても意味ない。とか言ってた仲間からお前は凄いわ。尊敬する。と言ってもらえるようになりました。何より嬉しかったのは、そんな自分に感化され、サボらず、真面目に朝練をする人が増えたという事です。自分のためにと思っていた行動がチームに追い風を与えたのです。思いもよらぬ嬉しい誤算ですね。


また、こんな事もありました。高校3年のある日、自分はある大学のスポーツ推薦を受ける機会を頂きました。周りはJユースや全国大会出場常連校の選手ばかりでプレーやサッカーに対する意識の高さに驚きを隠せませんでした。そんな人たちと本気でするサッカーは純粋に楽しかったし、よりサッカーが好きになりました。結果は不合格でした。その悔しさがより自分を活性化させ、絶対にいつかは抜かしてやるというマインドへと変わりました。それからは、そんな選手達に負けたくないと、より練習にも熱が入り、朝練の質も向上した事だと思います。

しかし、結果的に公式戦では、京都橘に3連敗し、個人的にも大した結果を残す事なく、自分の高校サッカー人生は終了しました。二年生以降の自分は今でも悔いがないぐらいに頑張れたと思っています。しかし、世の中にはこんな有名な名言があります。




努力は必ず報われる。いや、報われるまで努力するんだ。




これはサッカーで世界No.1プレイヤーとも呼び声の高いリオネル・メッシの言葉である。自分はこの名言が今の座右の銘です。そのため、いつか高校時代の努力が報われるよう、自分の限界を定めるのではなく、何事にも努力していきます。

今、自分で部員ブログを書かせて頂き、高校3年間を振り返った中で気づかされた事があります。
それは、


自分が思ってもいなかった所に自分の武器は潜んでいるという事です。



自分は、負けず嫌いな所も、自分の大きな武器になっていたんじゃないかと考えます。なぜなら、先ほど、話したスポーツ推薦を受けた時に一緒に受けていたメンバーとする試合が高校3年間で1番レベルが高くて、その試合が1番熱くなれたからです。これを機会に彼らを意識し始め、彼らに負けてたまるかという感情が芽生えたので、その負けず嫌いさが自分を大きく成長させたのだと思っています。

また、好きという感情だけでは、あの地獄のような朝練を続けられなかったと思います。自分がどんな時もめげずにやり抜き、これからも頑張ろうと思えたのは、サッカーを愛する気持ちと負けてたまるかという負けず嫌いな気持ちの両方があってこそだと思いました。

以上から僕のように自分の武器を知っている事が武器にもなります。なので皆さんも是非自分の武器を見つけてみてください。


自分は、この武器を生かして大学4年間でプロサッカー選手を目指します。停滞は衰退です。この気持ち常に持ち、日々精進します。





明日のブログは、「科学実験で大失敗!?」でお馴染みの森川慎也君です。