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辞めれん理由 大森颯樹

総合心理学部、大森颯樹です。
サッカーについて、感じること、今だから思えることについて書きました。

時間があり、興味があったら是非、読んでみて下さい!!

・小学5年生、左足内踝の骨挫傷及び靭帯損傷。現在も左足首の向きがおかしい。

・小学6年生、全日本少年サッカー大会で準優勝チームの一員。しかし、ピッチに立ったのはグループリーグ突破が決まっている消化試合の1試合のみ。

・中学2年生、第五中足骨の骨折と脱腸による入院を経験。第五中足骨は今でも冬の寒い朝には痛む。

・中学3年生、1年間で公式戦に出場したのは5試合のみ。愛知県トレセンに3年間呼ばれ、その中でも人数を絞られたスペシャルトレセン(今プロのやつが3人もいた週1の練習会)にも呼ばれていたのにも関わらず、自チームではベンチ外。

・高校2年生、Bチームですら試合に出れず、コーチと衝突して納得出来ず、サッカー辞めて勉強の道に進もうか迷う(本気で建築学部を目指そうとしてた)。

・高校3年生、インターハイの全国大会出場。しかし、1回戦の前半30分、レッドカードで1発退場。チームも負けた。

自分のサッカー人生振り返ってみると、挫折ポイント結構あるのになんでサッカー続けてるんやろ、何の為にやってるんやろって考えたら、2つのことが思い浮かびました。

1つ目、弟に負けられん

僕には、3つ下に弟がいます。
小さい頃は「にいに」と呼ぶ可愛い弟だったんですけど、今では身長を抜かされた上に反抗期真っ只中なので1ミリも可愛くありません。
弟は現在高校3年生で、僕の母校の帝京大学可児高校のサッカー部に所属しています。
昨年の選手権の全国大会では2年生ながらスタメンで出場してました。

多分なんですけど、小さい頃から弟の中で僕のことが目標になってたと思うんですよ。
正直なところ、僕の中でも弟には負けたくないって気持ちがありました。

弟は、フットサルで日本1になってたり、、、
自分とは違ってコンスタントに試合にも出てるし、、、
自分が苦労して貰った大会優秀選手賞だって、あっさり貰ってくるし、、、

2年生で選手権に出られるって、自分が高2の時だったらあり得ないことだし、
3年生になって14番だった自分とは違って、弟は10番を貰ってて、、、

普通に考えて自分よりも結果を残し、もう十分自分よりも上にいるのに
「さつきを越える!」「プロになる!」正々堂々とって言われたら、

兄としてもう少しだけ頑張らんとなあって、思いますよね。

弟には負けたくない。でも弟には頑張って欲しい。
頑張れ。でも、俺ももっと上手くなる。

2つ目、父親と母親が熱心すぎた

僕には、左足のキックとドリブルには自信があるつもりです。
この2つの武器は父親のスパルタトレーニングによって作られました。

小学校から帰ると家には仕事を終えた父親がいました。
永遠に左足のキックの練習とコーンドリブル、勝てるはずがない父親との1対1。
泣きながら怒られながら暗くなるまで、いや暗くなってもやってました。

その他にも、夏休み中はリフティングを毎日1000回やれって言われて、やってた記憶があります。
母親がリフティングを数えてくれる時もあり、最高記録は小学生3年生の頃の3722回です(この数、ずっと覚えてるんです)。

小学校、中学校時代は友達と遊んだ記録はほぼ0に近いです。ずっとサッカーだけをしてました。TVもサッカー以外見ることはほぼなかったです。

そんなサッカー漬けの生活は、
今だから言えるんですけど、辛いと感じる時もありました。いや、辛いと感じる時の方が多かったかもしれません。

でも、今となっては本当に感謝しています。

今もですが、小さい頃は背の順では、常に1番前を争ってて、小さく細く、か弱いチビでした。
監督やコーチには、遠征の食事で常にターゲットにされ、何回吐いたか覚えてないくらい吐きまくりました。

その話を家族にすると食べる練習だ!と言われ、家でも何回も吐くまで食べさせられました。食事の時間が怖かったのを覚えています。

小さかった僕にどうにかして栄養を摂らせたいと考えた母親は、チームの練習の行き道ではおにぎりを、帰り道ではお弁当を作って食べさせてくれました。

これも、今だから言えるんですけど、車酔いと満腹の気持ち悪さのダブルパンチで毎日吐きそうになりながら水で流し込んでました。

母親は、食事や栄養の管理、練習グラウンドまでの送迎など、僕が全力でサッカーに打ち込めるよう、常にサポートしてくれました。

本当に感謝しています。

そんな、熱心過ぎる2人は試合に出ていない時でもずっと応援してくれて、少しでも結果を残せた時には一緒になって喜んでくれました。

辛い時期を何度も一緒に乗り越えてくれた2人には、もう1度サッカーで喜ばせたいと思ってます。

楽しくサッカーをしている姿を
輝いてる姿を
見てもらいたい。

**父親と母親、そして弟の存在が、

サッカーを辞めれない理由です。**

もっと上を目指したいって思わせてくれます。

だから、、、

もっと上手くなって、

上の舞台行って、

緊張感ある試合で、

点獲って、

輝いて、

仲間と喜んで、

誰よりもサッカーを楽しみたい