僕にとってのサッカー

僕にとってのサッカー

僕はサッカーが好きだ。
サッカーを17年間やってきて、時にはサッカーに苦しめられ、締めつけられ、追い込まれ、泣かされ、散々な目にあわされてきた。本気でやめてやろうと思った日もあった。
それでも今もサッカーをしている。
なぜか…
それ以上に素晴らしいなにかに惹かれているからだ。

僕が思うサッカーの素晴らしさは二つある。
1つ目は、出会いである。
僕の友人の半分以上はサッカーを通じて繋がった仲間だ。
僕は、小中高と最高の仲間に恵まれサッカーをしてきた。特に中高の6年間は寮生活で向上心のかたまりだらけの仲間と24時間毎日一緒に過ごし、サッカーだけではなく多くのことを学んだ。

大学に入学後もピッチ内だけに限らずピッチ外でも個性の溢れた素晴らしい仲間と立命館大学で共に夢を追いかけている。
サッカーをしていなければこんな最高な仲間とは出会えなかった。そして、こんな刺激的な毎日を送ることはできなかっただろう。

二つ目はサッカーでしか味わえない最高の瞬間があることだ。
もちろん悔しい思いもする。試合に負け続ける時もあれば、何試合も点が取れない時だってある。でも、その分勝った時、点を取った時は何倍も嬉しさが増す。

だからこそまた頑張れる。
結果が出るまで努力し続けられる。

最高の瞬間は人それぞれだがサッカーにはその要素がたくさん詰まっている。それはプレーしている人だけではない。見ている人、応援している人にもだ。
しかし、最高の瞬間を自らの手で掴みとれる権利があるのはピッチに立つ選手のみである。
試合に出場している自分たちがやらなければ応援してくれている人たちになにも与えられない。

リーグ戦3試合勝ちなし、関西選手権も負け、ここ数試合全くいい結果を残せていない。
個人としても公式戦二試合ゴールから遠ざかっている。

そんな中で行われる7月3日の横浜F・マリノスとの試合。
最高の瞬間を味わえるチャンスが巡ってきた。

最高の仲間と最高の瞬間を味わいたい。

世の中に、立命館大学がJ1の強豪チームを倒す最高の瞬間を見せつけたい。

ピッチに立てずとも応援してくれているチームメイト。マネージャー、トレーナー、そして監督。全ての人の想いを胸に戦う。

立命館大学には"プロサッカー選手になる"という夢を持った選手がほとんどである。
Jリーグのチームと試合をすることに引き劣っている様では、プロサッカー選手になれはずがない。

全力で戦って点をとって勝つ。
大学生でもJのチームを倒せることを証明したい。

なにより、サッカーの素晴らしさを皆で分かち合いたい。