【自問自答】縁起(ゲン)の悪い服を厄祓いした話
小学生の時、母親がワンピースを縫ってくれました。
紺色の地に白い蝶々の模様が全体に入っていて、バルーン袖で後ろで結ぶリボンが着いた「THE 女の子が喜ぶワンピース」と言う感じで、もちろん私も大好きでした。
家族での旅行の時にはよく着ていきましたが、それを着た日は必ず雨が降ってきました。
「降っていた」というよりは途中から「降ってきた」という感じで、出かけた先のことよりも慌てて雨宿り先を探していた記憶の方が鮮明な気がします。
家族から「かならず雨が降るワンピースがあったよね」というネタにされるくらいでした。
当時は今ほどは洋服がいっぱいある時代ではなかったので、そのワンピースは私の方が成長して着られなくなるまで、お出かけ用として活躍してくれました。
その後は、あまり「この服を着ると、このよあなことが起こる」と言うような因果関係を感じる出来事はあまりなかったのですが、最近少し心配している服があるので、ここに書くことで厄祓いしたいと思っています。
具体的な描写は避けますが、とても素敵なスカートです。
展示会で見かけた時に遠目からもその美しい色と模様に魅かれて駆け寄っていきました。
サイズはワンサイズなのですが、小柄な私でも問題なく着られる着丈で、手持ちのベルトを使って高い位置にウエストを調整するとAラインのシルエットを綺麗に出すことが出来ます。
生地の質感も上品で心地よく、トップスとの組み合わせも無限に考えられて、汚れが目立たず更に家で洗える、というもはや魔法のようなスカートなのです。
展示会の時は「パンツがかっこいい!」と思ったのですが、購入する時に改めて試着して柄の見え方や自分の持っている服の配分などを再検討してスカートに決めました。
家でハンガーに掛けていると、それだけでテンションが上がります!
そんな素敵なスカートなのですが、悲しいことが起きてしまいました。
初めてそのスカートを履いて出かけたのは3月の下旬、朝から少し寒い雨の日でした。
私はその日いくつかの用事で都内の比較的広範囲を朝から回っていたのですが、どれも自分にとっては嬉しい用事だったので、そのこと自体は楽しかったです。
ただ、最後の飲み会で疲れ過ぎていたのか、緊張し過ぎていたのか、楽し過ぎてお酒を飲み過ぎてしまったのか、とにかく途中から意識がなくなってしまい「その会に参加していた初対面の女性に家までタクシーで送っていただく」という大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
このことについては、恥ずかしいと言うよりも、無事で済んだことによる感謝と、一歩間違えば大変なことになっていた、という恐怖でいっぱいになり、翌日はショックで起き上がれなくなる状態でした。
しばらくはその日着用していた服やバッグやアクセサリーも見るだけで怖くなってしまいました。
浄化のつもりで洗濯したり、小さなものはひとつひとつウェットティッシュで拭いてあげたりしました。
スカートも浄化自体は早々に済ませたのですが、次に着ていく時にまた怖い記憶が蘇らないか不安になっていました。
ただ「むしろ沢山着ることで記憶を分散させよう」ということで、展覧会やお笑いのライブなどいろいろなところに連れて行ってあげました。
特に新宿末廣亭の桟敷席とは相性が良かったなと今になって思っています。
そんな感じで悪縁を断ち切ったと思ったのですが油断したのか、都内を広範囲で巡ったある日に着用したその翌日、コロナを発症して結果的にまた寝込むことになってしまいました。
ただジンクスだけなら「やっぱり縁起が悪いのかな?」と思ってしまったのかもしれませんが、今日noteを書いて見てどういう時に翌日の体調悪化を招くのかがわかって来ました。
都大幅な移動、スケジュールの詰め込み過ぎ、水分摂取不足、飲酒、人との大目の会話などです。
これは服と全く関係なく私が注意してコントロールしていくことで改善出来ると思います。
このスカートは近々食事の約束の際に来て行く予定になっていますが、その日は余裕を持って水分をしっかり取って、お酒を飲み過ぎないようにしたいと思います。
これで一旦厄祓いが出来ました。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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