見出し画像

絶望は蜜の味

人より優れるには人に優しくなれ。

どうして自分だけこんな思いをするのだろう?どうしてあの人はあんなに気楽に生きているの?その言動によってあの子がどう思うか考えたことある?

大学時代によく頭に貼り付いた言葉たち。悲しいことに、そのやり方はどうなの?って思わせる人たちほど上手く世の中を渡っていく。世知辛い。残酷である。

目に見える不安は時間が解決する。
本当に苦しい思いをしている人ほど見つけられない。無力になる。いつも突発的。だから何もしてあげられない。助けになりたい。寄り添っていたいのに。

自分勝手に生きてみよう。自分が好きな人とだけで。自分を好きでいる人とだけで。雑草は刈り、果実を育てる。そのために畑を耕し汗を流す。なにも悪くない。連絡先には30人以上入れない。いつしかルールになった。

駅から家までの徒歩15分を50分かけて帰る25時20分。疲れた体、破れた心、アルコールに犯される頭。

体に染み込んでいる心ない言葉、解釈で婉曲した温かいはずの言葉、見えてしまった見たくなかった顔、悲しそうな表情、ただそこを逃げ出したいだけのやっつけな表情。全部吐き出してやった。

いつかプラネタリウムで見た星が踊る。星なら見上げればあるのに。残像と重なった星の瞬きに何を思えばいいかわからない。

絶望が見せる世界。見なくても幸せになれる。このボーナスステージは人を選ぶらしい。

普通が嫌いとは言わない。特別になりたいとは思わない。自己犠牲でも利他主義でもない。何にもない世界で、輝くもの探していたい。生きるという価値にもっと踏み込みたい。

どんな絶望も甘い蜜のように感じられるまでに。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?