暴力ですべてを解決したかった

(楽しい読み物とかじゃなくてただの日記です)

あの時怒り狂って殴っていれば早く解決したのになぁ、と思う過去がいくつかある。いやあやめて、とかうわあんこわい、じゃなくてうるせーバカ殺す、というカードを切ることができていれば。

母が存命で頭の具合もちゃんとしていたころ(つまり、彼女もわたしも相当に若かったころ)、この気持ちを伝えたことがある。母は「そんなこと考えるような性格だからあんたはこんなに弱い体で生まれた。何物にも屈せぬ強靭な体が備わっていたら、何も考えず誰も彼も殴り飛ばして、人の話の聞けない人間になっていた。それは人間とは言わない」と答えた。

わたしに人間らしい思慮を与えるため、どこかの何物かがこのへろへろの体を授けたというのが母の考えだった。そうかもしれないと思う。夫や友人、親しい人間はたいてい母の意見に賛同する。自分にはふわふわとした広く緩いところと、一度こだわったら外れない狭くゆがんだ部分が共存している。

暴力はだめだよ。でもぶっとばしたいよね。
復讐は何も生まないだろうけど殴ればその瞬間スカッとするし
その瞬間が必要な人生だってあるだろうと思う。

『ヘンゼル&グレーテル』っていう映画がこの考えで進んでて、面白かった
この作品についてのツイートを紹介させていただいておしまい

あ、やっぱり終わらない。もう一言。
好きな作品は『ガン×ソード』です。痛快娯楽復讐劇。
視聴を勧めてくれた先輩ありがとう。
わたしは復讐が必ずしも不必要で間違ったことだとは思わない。

母はよく、「あんたに何かがあったら犯人を地の果てまで追いつめて処刑する」と言っていた。恐ろしい言葉だけれど、弱かったわたしには彼女のその言葉が強い支えになっていた。彼女だったらきっと、言ったとおりにやりとげただろう。

その母はもういない。心を失って、父だけが見える世界で生きて、そして去ってしまった(詳細)。わたしはわたしの復讐をどうするのか、自分で考えなければいけない。

ちなみに今復讐したいようなことは特にない。

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