【妄想】新シリーズ『古畑任三郎』犯人役: サンドウィッチマン

　もし「古畑任三郎」の新シリーズがあったら、犯人役には一体どんな俳優がふさわしいだろうか。そんな想像が自然と広がる。今回の想像の対象は、意外な組み合わせかもしれないが、芸人コンビのサンドウィッチマンだ。どうして彼らなのか、その理由は三つある。

　一つ目は、彼らの恐そうな容姿だ。眼光鋭い目つきは、一度見たら忘れることができない。伊達は池袋で警察に話しかけられるほどの迫力があると聞く。彼らの風貌はどこか犯人に相応しい独特の雰囲気をもつ。この怖さ、犯人としての彼の存在感は間違いなく画面から飛び出してくるはずだ。

　二つ目に、サンドウィッチマンが本人役として登場することの面白さだ。お笑い芸人ならではの笑いと、犯罪者としての彼らの戦略的な一面が混ざり合い、視聴者に未知の楽しみを提供するだろう。『古畑任三郎』シリーズでは、過去にイチローやSMAPといった有名人が彼ら自身という役で登場した。その伝統を継ぐ形で、サンドウィッチマンが自分たち自身という役で登場することで、新鮮さとともに一体感も生まれるだろう。

　最後に、芸人コンビとしての犯人役はこれまでのシリーズではなかったこと。落語家が犯人というエピソードはあったものの、漫才師が犯人となったことはない。新たな歴史を刻むチャンスであり、視聴者にとっても新鮮な驚きを提供できる。

　古畑任三郎との対決シーンを思い浮かべるだけでも興奮する。ミステリアスだがユーモラスな雰囲気の中で、真相を究明しようとする古畑と、サンドウィッチマンが作り出す笑いと緊張の絶妙なバランス、ここに新たな「古畑任三郎」の世界が広がるかもしれない。