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カウンセリング/25回目

話したい「問題」がとりあえず無くなった

前回のカウンセリング以降、夫に対しては「困ったことがあるのかな」という視点で見るようにしてみた。夫は実際は困っているようには見えないが、いろんなことは決してわざとではないなと改めて思えるようになってきた。
何より、前までのような怒りが出てこなかった。

私は夫の行動を見ると「自分の足を引っ張っている」とか「いつも邪魔をする」「私を脅かす存在だ」というような自動思考がいつも湧いていて、そのせいで怒りが湧いたり不安になったりしていた。
結局、それは私の中の不安だったり怒りを感じている子どもの部分が前に出てきて反応しているのだけど。

少し前の怒りに燃えて制御するのが大変だった自分が、嘘のようにいなくなった。


回復はらせん状

このカウンセリングは、11月で卒業してもいいのかなと思っていた。
「過去を語る」とか「過去の記憶を思い出し、感情を感じる」とか「自分のインナーチャイルドを見つける」ということはもうやり尽くしているように思うし、スキーマ療法に取り組んでいるので、自分の捉え方や価値観も見えている。体に残っている部分はEMDR治療を始めた。
これ以上は必要ないのでは…?と思っていた。

ただ、カウンセラーと話しているうちに気持ちが変わってきた。
現時点での私は、インナーチャイルドを見つけたところで、癒したり育てたりする途上だということだ。

インナーチャイルドは複数いると聞いた。カウンセラーは「傷ついた過去の記憶ごとに、傷ついたインナーチャイルドがいる」と話していたが、それって「トラウマのパーツ」と同じ考え方なのかもしれない。
パーツについては現在本などで勉強中なので、またまとまったら記事に書いておきたいと思う。

現在の私が気づいている、主な傷ついたインナーチャイルドは
・自分を恥ずかしくてダメな人間だと思う自分
・安心したいからどうにか安全な場所にしたいと思う自分
・わかってほしい、見てほしいけどわかってもらえないと思う自分
の3つかなと思っている。もっといると思うが、前面に出てくるのはこの3つだ。そのために、完璧にしたいとか価値のある人間になりたいと必死になる自分がいる。

そして、現在の自分が過去と似たストレスを受けると、インナーチャイルドが出てきて呑まれそうになったり、感情がすごく揺れたりする。

そのたびに気づいて、インナーチャイルドと対話をして共感し、養育的な態度で接していく。これを根気強く繰り返していって、徐々に癒していき大人にしていく。今はこれに取り組んでいる最中なんだと思う。

今はかなりいい状態になっているのだけど、回復はらせん状なので、また落ちる時は来るはずだ。それはカウンセラーもそう話していた。
「落ちたとしたら、また上がっていくんだなと思ったらいいし、上がるためには落ちることが必要になります。でもその落ち方は前よりも下に下がることは無いです」とのこと。とても勇気の出る言葉だった。


対話を続けて、いつも存在を気に掛ける

特に何も嫌だったり問題と感じることが無くても、毎日5分でいいのでお風呂の時などにインナーチャイルドと対話をしましょうとのこと。
インナーチャイルドが癒され、大人になり統合されるといなくなるとのことだった。

インナーチャイルドは誰の中にもあるという話も聞くが、いなくなることってあるんだろうか?カウンセラーの言うインナーチャイルドはパーツに近いのかもしれない。

「もう少しですね」と言われたので、もうしばらく自分の中との対話をカウンセリングで共有して話をしたいと思い始めた。
ここからはカウンセリングの内容も変わってくると思う。
ちなみに「本当に頑張ってきたから、ここまで来られたんだと思いますよ」と言ってもらえて嬉しかった。

という訳で、カウンセリングを月に2回、EMDR治療も月に2回となった。
カウンセリングでは対話と共感、EMDR治療ではそれに加えて治療と教育という感じがする。かなり心強い。

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