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カウンセリング/31回目(最終回)

いよいよ今回で終わり

このカウンセリングは5月から始めた。だいたい9ヶ月弱続けてきた。前半6ヶ月は毎週、後半3ヶ月は少しずつ間を空けて、でも定期的に1時間ずつカウンセリングを受けた。
私は卒業までが結構早いらしいのだが、それでもコツコツ継続したなあとしみじみする。

今回は特にもう新たに話すような問題もなく、自分の気持ちに向き合うこととか、最後なので聞いておきたいことなどを話す感じになった。


9ヶ月を振り返る

過去の出来事や自分の辛い気持ちに向き合うカウンセリングなので、やはり途中で止めてしまう人もいるらしい。確かに辛いのでとてもよくわかる。

私がきついと思っていたのは、夏あたりだったかもしれない。毎週毎週自分の中の辛いことを外在化してもキリがない感じがしていた。このままの状況が続くんだろうかと先が見えなかった。

認知が変わってきたあたりでトラウマ治療を知り、カウンセリングと並行してきたので進みが早くなったと思う。

EMDR治療でもカウンセリングはするし認知にも向き合うので、このカウンセリングはトラウマ治療があれば不要だったか?ということについては、正直わからない。
ただ、あの時の私には必要だったと思うし、スキーマ療法と同様に「自分の中で何があったか」ということを知るためには大事な段階だったと思う。


カウンセラーとの相性について

カウンセラーは私より少しだけ年上に見える女性で、とても落ち着いた方だった。
私が質問したらそれに答えるが、とにかく何も口を挟まずに私の話を聞く。何の判断もしない。

とは言うものの、しっかり心理教育もしてくれた。インナーチャイルドを癒すイメージをしていたおかげもあって、EMDR治療でも最初から抵抗なくイメージの世界に馴染むことができたと思う。

何でも話を受け止めてくれて、必要なことはしっかりと教えてくれる。頼りになる義母のような感じだった。
相性がいいというのはどういうことを指すのかわからないけれど、一度も「嫌だ」とか「苦痛だ」と思うことなく卒業まで来られたので、相性が良かったと言えば良かったのだろう。

今の気持ちとしては、少し寂しい。9ヶ月間、これまで誰にも話したことのないようなことも話したし、感情も出しまくった。相手はプロだけど、ここまで深い自分を見せることは普通の人間関係では無いと思う。そう思うと、貴重な時間だった。


カウンセラーに感謝、自分にも感謝

カウンセラーに「自分は伴奏者に過ぎず、ルルさんが自分で頑張ってきたんです。本当にここまでよく頑張ってきたと思いますよ。これから、自分で進んでいけると思います」と言われた。

プロに料金を支払っていたわけだけど、それでも伴走してもらえたことに感謝している。そして、始めようと決めてしんどい中カウンセリングを続けてきた自分にも感謝したい。
こうやって卒業できるのは、本当に達成感があるし心が暖かくなるものなんだなと思った。

ここからはEMDRで記憶の処理をしつつ、あとは身体からのアプローチに取り組んでみたい。これからの私に必要なのはその部分だと思う。

とても大きな区切りの日になった。
おつかれ私。ありがとうカウンセラーさん。

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