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ギリシャ3

やっとのことでツンデレの彼女と別れられた私は次の部屋へw

ここで忘れていたのだがアルバニアに入る為の入国審査が!
この試練はいつもドキドキする😖
ゆっくりと順番を待つ間、後のカップルがずっと何語かで日本や韓国や中国やアジアがどーだと話してる(知らない言語でも何であーいうのは分かるんだろ?理解出来なかっただけで英語だったのか?)だか話の内容も答えも無い私は振り向く事も出来ず何だか悲しい思いに😑

そうこうしているうちに私の番が来たのでビビってるのをバレない様にパスポートとチケットを出し何も聞かずに通してくれとアクリル板越しのおっさんに念を送るw
が、おっさんには届かず『Japanese?』
俺 『yes』
ここまでは良かったがここからは分からず多分アルバニアは初めてか?
何しに行くんだ?と聞かれたと思ったので
『ファーストアルバニア』
『イッヒフロインあ!NOマイフレンド、アルバニアン、ホリデー』と返すと何やら違う様で何か言ってるが分からないw
が、ジャーマンと聞こえたので『イエス、ジャーマン』と答えるがまだ違う様でゆっくり話されるw
『何とか何とか』『何とか何とか』『何とか何とか』 全てが分からない😅

ここで私はハッとビザについて思い出す!
実は色々訳あってドイツでのビザは一週間前に切れてるのだがドイツから手紙を貰ってビザが一週間伸びているのだ。
その手紙を携帯に写真で保存してある事を思い出し携帯を出し慌てて画面を出すがこうゆう時の携帯は本当に遅いw
その間も何か言ってくるが、ちょっと待って、今見せるからと、もう日本語w
やっと出た画面を見せようとするが、そもそもこうゆう時に欧米人は絶対に携帯を見ようとしないのだ!(これは個人的意見ですw)
『だからこれ見たら分かるって!』って完全に何でオーバーステイしてんだ?と聞かれてると思っている私は何とか画面を見せようと拡大したりするが無視して今度は片言で来てくれたw
おっさん『ジャパン?』 ヤー!
『ジャーマン?』 ヤー!
『何とか何とか?』 ワス?
ココで更に勘違いをした私はドイツに入る時にビザ無しで入っている為『ヤーパン?』『ドイチュ』『カイネビザ』ともうパニックw
ドイツ語が出ている私におっさんは『ノー!ドイツ』とw
あーもうどうすれば良いんだ?となった私に救いの手を差し伸べたのが先程の後のカップルw

後を振り向くと10人位の人達が!
早くしろよ的な人から身を乗り出して心配そうにしている人や興味無さそうな人まで色々いたがカップルの男の方が話し始めるので(こんな顔してたんだ?と思いながら)それを良く聞くが全くわからないw
因みにカップルは男の方が金色短髪スポーツマンタイプのピチT.サングラスで女の方は同じ町で育った幼馴染で金髪サングラスの40代位。

そうこうしてるとおっさんが後から周って前まで出て来たw (そんなパターンもあるの?)

そして一言  『レジデンス!』
すると後ろから5〜6の人達が同じ様にレジデンスと言い出したが私は『ワス?レジデンス』とw
するとおっさんや男が『ノージャーマン!スピークイングリッシュ』とw
俺『ソーリー、ワイ?レジデンス』
すると皆が一斉にレジデンスを説明しだしたがwその時である!!
私には聞こえたのだっ!
皆がガチャガチャ話してる声の中で誰かが言ったのだ!

『ペーパー』
 
その瞬間雷に打たれた私は落ち着きを取り戻し

『あー!ペーパーか!?』

『分かった!分かった!』

片手を上げ皆を制しつつ鞄を開け財布の中から取り出し掲げたそれは!!

テレレテッテテー! 

ビ、ザ、カード〜w

その瞬間場内から拍手や口笛までww

俺『ダンケシューンw』『ダンケシューンw』

男『ノー!ジャーマン』あっ!

俺『サンキュー!』『サンキューベリーマッチw』

すると後から咳払いが聴こえ振り向くとアクリル板越しに澄ました顔したおっさんがブルース・リーばりに手でクイックイッとw

『ソーリー』と言って差し出したビザの証明書は見もせずにパスポートにバンッ!と判子を押したおっさんがここで一言!

『ウエルカム』

何だよ〜最高じゃね〜か〜!🤩

後ろを振り返りもう一度『サンキュー!』と手を振り『チュース!』あ!また(汗)

こうして無事にフェリーに乗った私は席に座り『ウエルカム』と小さく独り言を呟いていると誰かに肩を叩かれ振り返ると先程のカップル達が!

『ハローブラザー』と、そうだった!
さっきの人達皆このフェリーに乗るんだったと急に恥ずかしくなった私はここで必殺の!

『ダンケシューンwロイテ!』

皆『ノー!ジャーマンw』 

それにしても初めからビザって言ってくれれば良いのに、何だよレジデンスって!それでも何だかギリシャ良い国だな〜と思いながらフェリーに揺られ、一路アルバニアを目指す😎

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