15年前の中学受験
最近中学受験の合格発表で喜んでいる親子の動画を目にして、自分の過去を思い出した。
勉強嫌いの私は小学生の時に親からやりたくもない中学受験を強制的にさせられ、結果的に4校受けて全勝し、国立中学に進学した。
受験厨のマウントが予想されるので、地方都市なので首都圏と比べれば全然レベルが違うのは重々承知している。
開成や灘らへんを受ける天壌を翔ける者とは違い私が真面目に受験勉強というものをしたのは3ヵ月程度であり、それも1日やっても3時間とかであとは親の目を盗んで漫画読んだりラジオ聴いたり深夜の萌えアニメを見たりして不真面目な態度で取り組んだ。
勉強内容としては開幕からひたすら過去問を解いて間違えたところを解けるまで復習して類似の問題を解くしかしていない。
勉強自体全く面白くはなかったが、塾に通っていたので模試を受けるとランキングに名前が載ってイキリ散らす行為が面白いからやっていたという感はある。別に心の底からイキっているのではなくネタとしてなのだがガチで捉えてきて嫌なやつと思われることも多かった。実際嫌なやつではあるけど。
あと受かった場合の報酬がPS2の「戦国無双」というゲームソフトにも魅力を感じていた。今思えば割りに合わない労力だが。
私がやりたくもない中学受験をする条件として親に仮にどこかしらに受かっても小学校の友達が多く進学する公立中学に進学するという約定を結んでいたにも関わらずせっかく受かったのだからとゴリ押しで反故にされ、その国立中学に進学することになった。
その国立中学は付属の小学校からの進学者が95%を占め、私のような外部者は5%に属する。
思春期の中学生でこの5%に属するのは必ず仲間外れ等のいじめが起こると入学前から私は考えていた。
入学後、しばらくして明らかに周りから距離を置かれる存在と化した。
やれやれ系主人公に昔から憧れを持つ厨二病の私はいじめの予想が的中したことに喜びを感じた。
具体的には、
・昼食時は班で机を合わせて食べるのだが、私の机が合わせられる事はなかった
・体育の時の二人組作ってーの時は誰も組んでくれなかった
・クラスメイトに話しかけても無視される
などがある。
苦痛といえば苦痛だったがここで休んだら負けた気がするので、学校は毎日通ってやった。
今現在で私自身は社会不適合者であることから、おそらく当時も協調性の部分に著しく問題があったと省みる。
学校の生徒自体は頭がいい人が多いので、勉強嫌いの私は考査の度に当然下の順位に位置し、それが自然と露呈してさらにバカにされいじめが続投される循環になっていた。
話は変わるが、当時は深夜アニメの黄金期でそれを毎晩楽しみにしていて夜更かしをしていたので授業中はとても眠く学校にいる時でも結構寝ていたのでメンタルが崩壊することはなかった。たまに机を蹴ってくる嫌がらせをする人はいた気がするが。
受験で所謂偏差値の高い学校に受かることが必ずしも人生にとっていいことではないということを実感した。しかしその人にとって校風が合うか合わないかも実際に入学して生活してみないとわからないのでギャンブルと捉えるしかない。
控えめに言ってファックだわ
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