学生ゼミ、卒業しました。

6月にキックオフした、

「旅への想いを事業にする」TABIPPOの学生ゼミ。

先日8月11日に無事最終日を迎えました。
(卒業note出すの遅すぎというツッコミは心の中にしまってください)

今日はその振り返りと、
私たちのチームが考えた事業についてお話していこうと思います!

ながーーーーーーーい記事になってしまうと思いますが、
お付き合いいただけると嬉しいです。

学生ゼミでやっていたこと

まずこの学生ゼミで私たちが取り組んでいたことについて。

今回の学生ゼミのテーマは

「旅への想いを事業にする」

全体講義で
・社会人の基礎
・チームビルディング
・ロジカルシンキング
・マーケティング
・ツーリズム
など様々なことをインプットし、

各チームでのミーティングで
それらをアウトプットしつつ自分たちの事業を考えて、

最終回の講義内で各チームで発表しました。

この状況下のため全てオンラインでしたが、
オンラインだからこそ関西に住む私も参加できたし、
ハンデを全く感じないほどとても濃密な2ヶ月間でした!

当初の目標と振り返り

学生ゼミキックオフ後最初に出したnoteに、
今回のゼミでの目標を書いていました。

・コロナ後の旅文化への還元
日常に旅が戻ってきたとき行動を起こせるように
 自分のやりたいことを見つける、形にする
・TABIPPO学生支部の組織運営への還元
組織においての自分を客観的に見直して
 これから役立つ発想や考え方を身につける

これがキックオフ当初に立てた目標。

結論から言うとこのゼミで、
目標を達成できる学びを得られたと感じています。

そう感じたのは、

・事業を考える中で自分のやりたいことを言語化できたこと、仲間と語り合えたこと
・組織を見るためだけではなく、そもそも旅を広める立場としても大事なことも学べたこと

これらが理由として大きいです。

ただ、これからやっぱり大事なのは
これを「学んだこと」で終わらせてしまうのではなく、
活用して、実践して、自分のものにしていくことのはずなので、
アウトプットはずっと意識していなきゃなと思います。

このゼミで得たもの

知識的なものは先ほど書いた通りですが、
自分なりに得た考え方や気づきはこんな感じです。

・組織において重要なことは何か?
→PDCAをきちんと回すこと
 (スパンを短く、細かく)
→コミュニケーションを積極的に取ること
 (自己開示と傾聴!タスク関係ない話も大事。)
→自分の役割を把握して動くこと
 (メンバーの意見をまとめて言葉にすることに徹した!)
→メンバーが共通認識を持っていること
 (これがないと方向性のずれをどうにもできない)
→ワクワクしながら課題に取り組むこと
 (やっぱり楽しい時が一番捗ることを痛感)

あとはシンプルに、この学生ゼミ1期というコミュニティ全体が
私にとってすごく大切なものになりました。

参加したからこその新しい仲間との出会いもあったし、
このゼミの雰囲気自体がすごく和気藹々として、
こんなコミュニティを目指したいという理想像にもなりました。
(サムネになっている最終回の集合写真が放送禁止ギリギリなのもすごく好きです)

私たちの考えた事業について

さてここからも、あれこれいろんなことを書きたいところ。

この学生ゼミの中で、チームメンバーである
いわとぅーん(https://twitter.com/iwa__toooon)
じんぺい(https://twitter.com/Jin_goodmorning)
と共に考えたCチームの事業について紹介します。

こんな構成でじっくり語らせていただきます。
お付き合いお願いします!

◉Cチームのビジョン&ミッション
◉事業の具体的な内容

 └運営の方法
 └課題点
◉まとめ

ちなみに今回事業の細かい内容を考えるにあたって、
現役高校生10人に意識調査アンケートに回答をいただきました。
データに多少の偏りはあるかもしれませんが、
アンケート結果も交えて紹介していきたいと思います。
自分の高校生時代も思い出しながら見てもらえると嬉しいです!
(協力してくださった高校生の皆さん、ありがとうございました!)


◉Cチームのビジョン&ミッション

私たちの掲げるビジョンとミッションはこちら。

画像1

ターゲットは高校生。
今旅をしている多くの人も旅を知らなかったであろう年代に設定しました。

そしてその高校生たちが抱えているであろう
・学校の勉強と面白いと感じられない
・海外に興味があり、もっと知ってみたい
というニーズや課題に着目しました。

あなたが高校生の頃、特に歴史や地理など社会科の勉強をどう思っていたでしょうか。

テストで点を取るためとりあえず必死に頭に詰め込む暗記科目だった
という人は多いのではないでしょうか。

私自身も高校時代社会科の勉強自体は好きでしたが、
なかなか暗記ができずテストでは苦手科目でした。

大学生になり旅を知ったことでやっとそれらを純粋に面白いと思えて、
同時にもっと早く旅を知っていれば…とも思ったものです。

実際にTABIPPOで活動していて

「もっと早くに旅知ってたかった」
「高校生の時に旅できてたらまた違うんやろな」

そんな声をよく聞くこともあり、

自分の心と体を使って体感した学びとそうでない学びには
大きな差があると感じていました。

実際に意識調査の中で
「学校での勉強(特に社会科)をどのくらい面白いと感じるか」
という5段階評価の質問を投げかけ、
それに併せて現在の渡航国数を尋ねたところ、
渡航国数と評価の高さは比例する傾向がみられました。

だからこそ、
今は実際に行くことが難しくても、
「教科書」という文字と写真が並んだ世界に飛び込んだような体験をしてもらいたい。
そしてそれがゆくゆくは、自分でそこに足を向けるきっかけになってほしい。

Cチームのビジョン&ミッションはこんな想いからきています。


◉事業の具体的な内容

事業の展開として、具体的には
高校生向けに世界について五感を使って楽しく学べるイベントを定期的に開催したいと考えています。

仕組みとしてはこの図のような感じ。

画像2

(真ん中のオレンジが私たちです!)

私たちでは固有のスペースや物品を持たず、
近隣のスペースと物品を間借りする形を考えています。

イベントの内容は

・音楽
・食べ物
・ファッション

など高校生が興味を持ちやすく、楽しく体験できる分野から

・環境
・教育
・社会
・歴史

など深く学び議論もできるような分野まで揃えて、

興味を持った分野から次第に理解を深めていければ理想だなと思っています。

ただし、ただ机に向かって学ぶだけでは学校と変わらないので、
ワークショップ型、ディスカッション型などを中心に、
観て、聴いて、話して、触って、作って、食べて、
自分の感覚を使って学べるイベントを作るのが重要だと感じています。

他の具体的な情報はざっとこんな感じ。

○料金設定
 1000円/回。サブスク制も実現できれば面白そう。
 高校生が一回のイベントに出してもいいと思える金額の上限は
 平均約5000円。(意識調査より)
 しかし高校生向けには無料のイベントも多いためできるだけ手ごろに。

○広告の方法
・Instagram、Twitterなど各種SNS
  →高校生の間で圧倒的に浸透率が高い
・Facebook、Peatix、Activoなどのイベント情報ページ
  →自発的に行動を起こそうとしている層向け
・学校でのチラシ配布、ポスター掲示
  →SNSで得た情報の信頼度を付加的に向上させる
  →生徒に加え、教員や保護者への認知拡大
  →SNSやインターネットをあまり利用しない層への認知拡大

海外文化を体験できると同時に、
別の学校に通っている高校生との交流の場としても広く浸透させることができればいいなと思います!


◉課題点

こんなのあったらいいな、という要素を詰め込んだこの事業ですが、
だからこその課題点もあります。

・イベントを企画運営している事業として認知を広げること
・多様なイベントを定期的に開催し続けること
・利益よりも、高校生の世界を広げたいという想いに全面的に共感してくれる事業者と繋がること

・イベントを企画運営している事業として認知を広げること
・多様なイベントを定期的に開催し続けること

これらについては
「固有のスペースや資料、講師を持たない」
というこの事業の特徴の裏返しのようなものだと思っています。

色々な企業と繋がるからこそ様々なジャンルのイベントが開催できますが、
その状態を持続させられるような仕組みがなければならないし、

イベントの多様さゆえに
「〇〇(企業名)といえば〇〇(商品・サービス名)」
といった風に、すぐに色々なイベントを企画運営している事業だと多くの人に認識してもらえるようになるにも相当努力が必要だと思います。


次に
・利益よりも、高校生の世界を広げたいという想いに全面的に共感してくれる事業者と繋がること

というのもかなり難しい課題だと思います。

先ほどのシステム相関図にもある通り、
提携した事業者にはそれぞれ収益の一部を還元する仕組みに設定しましたが、
イベントの参加費は毎回1000円に設定しているため、
そもそも十分な収益が得られるのか?というラインだと思います。

提携事業者どうしのコミュニティを形成し、充実した運営をしたりと
提携事業者にとってのメリットが少しでも大きくなる施策はもちろん、

スポンサーの獲得など、きちんと収入を得られるように仕組みをさらに整えていければなと思っています。


◉まとめ

かなり長くなってしまいましたが、
これがCチームが考えた事業です!

高校生世代がもつ考え方や価値観に、
すぐに劇的な変化をもたらせるかは分かりませんが、
長い目で見てこれから先、
色々な場所を訪れ色々なものに触れて、
視野が広がるきっかけになってくれたら嬉しいです。

同じ学生ゼミのBチームが、
実際にTABIPPO学生支部のメンバー向けにプレイベントを開催していてすごく素敵だったし、
Cチームもそれに似たことができればな…と思っています!

私がこれからやりたいこと

やっと全体のまとめまで書き進めることができました。

最後に、このゼミで学んだことを生かしてこれから私がやりたいことについてお話します。
もう少しだけお付き合いください。

◉自分がまだ旅を知らなかった頃の世代に、旅という選択肢を丁寧に与える

これは、昨年TABIPPO学生支部に入った時から変わらないこと。

今回の学生ゼミで、高校生に世界を知ってもらい、旅という選択肢を与えることの可能性をより確かに感じることができたし、
色々な学びを使って事業という形に落とし込むことができました。

Cチームとしても、プレイベントなどで何か外向きのアクションを起こしたいし、
個人としても武器である18きっぷを使って(笑)、旅の魅力をもっと伝えられるようになりたいです。

それも丁寧にというのがポイントで。

まだ高校生という若さゆえ、
家族の心配があったり金銭的な問題であったり、実際に旅に出るには様々な壁があると思います。

だからその壁を無闇矢鱈と壊そうとはしたくないなと感じました。

高校を卒業したら、大人になったらしたいことの一つに
旅があってくれたら何よりだと思っています。

◉TABIPPO学生支部をもっと良くして、最高の一年だったと言える人を一人でも増やす

今までの学生支部での活動と学生ゼミでの学びを通して、
こんな人になりたいという理想像がいくつかできました。

・アットホームなコミュニティを作れる人
・誰とでもいい関係を作れる人
・PDCAやロジカルシンキングを使いこなせる人
・組織において重要な歯車となる人、またそういう人を育てられる人

学生ゼミで学んだことや得た知識を生かして、
少しずつでもこの理想像に向かっていきたいです。

学生ゼミの最終プレゼンでこの理想像を発表した頃から、
学生支部で自分の思うように活動できないことも多くなってきているのですが、
だからこそ色んな人の立場を想像したり自分を振り返る機会も増えて、
やっぱり私は私らしくこの理想像にまっすぐに向かっていきたいと改めて感じています。

学生ゼミのメンバーもいつの間にかほとんどが学生支部のメンバーになっているし(笑)、
学生支部にいないメンバーも、自分の考えのもとやりたいことを頑張っているし、

彼らに負けないように私も頑張ります。楽しみます!
あと一つ言うとするなら、
この学生ゼミのメンバー皆でオフラインで集まれる日が一日でも早くきて欲しい!


というわけで気づけば5000字を超えてしまいました…笑
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。

ところどころ、文章がクシャクシャになってしまっていると思います、
お見苦しいところがあればすみません…orz

月並みの言葉にも程がありますが、総括すると本当に熱い2ヶ月間でした!
参加して良かったです。
本当にありがとうございました!