見出し画像

#18|眠っている赤ちゃんの身体の不快を解消するために

こんにちは。ii-mono.eオーガナイザーのいとうです。

当店の紹介はコチラから

そして、前回までのお話はコチラです。


今日は、前回の続きです。

赤ちゃんの睡眠が細切れになってしまういくつかの原因のうち、「身体の不快感」を取り除くために必要な条件を模索していきます。

赤ちゃんの体温と湿度の調節がキーポイント

画像2

寝返りのできない赤ちゃんは、寝ている間、背中がずっと寝具にくっついています。

これを大人が強いられたら、想像するだけでも背中が不快です(笑)

加えて、赤ちゃんの体にある汗腺の数は大人と変わらず、体が小さいために密集度が高くなります。

聞くだけで、すでに暑くて苦しい・・・>︿<

暑い季節や運動機能の発達によって汗をかけるようになってきたとき、赤ちゃんの体温は大人よりも高く、体の表面にこもる湿度も大人よりも高くなることは言うまでもありません。

背中がサウナ状態だ・・・(T_T)

だからと言って、間違えてはいけないことがあります!

汗をかかないように空調を調節しすぎると、3歳頃までに決まってくる汗腺の働きが弱くなり、生涯にわたって体温調節が十分にできない体になってしまうので、汗は多いにかいたほうがいいのです。

ということで、赤ちゃんにとって背中が快適な寝心地を維持するためには、

-しっかり汗をかけるような吸水性の高い素材を使っていること
-汗をかいても湿気がこもらない通気性がある素材を使っていること
-夏は涼しく冬はあたたかい通年使える素材を使っていること

もし、汗をかいても湿気がこもらなければ、寝返りできない赤ちゃんが、必要な汗をしっかりかいて快適に過ごせる、というわけです!

目に見えないカビやダニから赤ちゃんを守るには?

洗える布団

たとえば、一般的な寝具の中身である「綿の詰め物」のケアとしては、布団乾燥機でダニなどを死滅させたり、ウォッシャブル素材であれば、丸ごと洗浄して十分に乾燥させれば清潔に保つことができます。

赤ちゃん用の布団も丸ごと洗える布団セットはすでに市場にたくさんあって、我が家でも2歳の息子の保育園用のお布団にはそれを使っています。

しかし、おうちで(またはお出かけ先でも)ほとんどを寝て過ごす赤ちゃんの布団となると、洗って乾かすのに結構時間がかかってしまい、毎日使用することを考えると、なかなか洗うこともできません。

また、綿などの詰め物の場合は、繊維自体が汗を吸水してしまう一方でなかなか通気できず湿気がこもりがちです。湿気がこもったまま使用していると、カビやダニの繁殖を促進してしまうことになりますので、洗浄と乾燥はとても大切なケアになります。

赤ちゃんの背中に快適な布団の中身とは?

通気性

総合的に判断して、赤ちゃんの背中がより快適な状態を持続するためには、布団の中身の素材は、「肝」ではないかという結論に至りました。

整理すると、赤ちゃんの汗かきを妨げずに、汗を蒸発させて、さらに通気もよく湿気がこもらないで、なおかつ洗浄と乾燥が容易にできる素材。


そんなもの・・・


あるわけ・・・



・・・あったんです~(笑)

「極細ポリエチレン繊維」

極細ポリエチレン

極細繊維を立体的かつ複雑に絡ませてできあがる高反発のマットレスがあったんです。

軽く言ってますが、この繊維を使ってマットレスができあがる技術は特許技術で、しかも熟練の職人さんが経験と感覚から手作業で微妙に調整をしながら出来上がる、めっちゃ手間のかかったすごいすごいマットレスです。

だれもが知っている有名なシンプルライフスタイル店やベビーカーで有名なブランドも、このマットレスを採用しているのだとか。

このマットレス、実は空気率(ただしくは空隙率)がなんと99%の超通気性。

なので、赤ちゃんの汗が寝具の中に滞らずダニやカビが抑えられます。

仮に、マットレスの上でおむつ漏れがあっても、マットレス本体の繊維に吸水されることがないので、水分はマットレスの中に滞ることなく通過してカバーに吸水されるか床まで浸透します。

もちろんウォッシャブルなので、お天気のいい日にご自宅のお風呂場で洗えて日陰干しをすることで速乾します。

ねー、すごい素材です!

ということで、ようやくiiwanのベビー布団の中身の素材には、このマットレスを採用し、iiwanらしい丸みのあるオリジナルフォルムでつくることに決まりました!

「親子で安心できる寝心地と育児負担の軽減」に向けて

安心の寝心地

iiwanが採用した布団の素材は、空隙率が90%と超通気性であることで、赤ちゃんの背中の不快を解消しつつ、カビやダニの発生を抑えられるという条件はクリアしました!

この寝心地品質を実現してくれたのは、意外とご近所さんの愛知県蒲郡市にあるメーカーさん。

成形現場に視察に伺いましたが、成形するときの空調管理が非常にシビアで、めちゃくちゃ暑い中で職人さんが黙々と手作業で細かな調整を行いながらひとつひとつ丁寧に作り上げていきます。

特許技術と職人の技のどちらが欠けても実現できないような非常に難易度の高い技術力を集結させてでき、プロアスリートが愛用する本格的な寝心地マットレスです。

いわゆる長方形のフラットなつくりのマットレスならば、長年の実績と技術があるので、たとえ赤ちゃん用であっても問題はないのですが、iiwanの場合は、その寝心地品質にプラスして、親子で安心できる寝心地と育児負担を軽減できる布団であることも諦めません。

そう、忘れかけていましたが、先輩ママからの要望の数々です。

「なんだったっけ?」な方はコチラへ↓
目次:ママの心身をラクに心地よくするためのベビー寝具って?


さて、次なる課題がやってきました。果たしてどのような形状の布団なら、この要望を実現できるのだろうか・・・。


次回に続きます。


ii-mono.eはiiwanの公式楽天市場店です

アクセスはこちらからどうぞ

画像6


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?