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老年期に送るアート-めぐる思い出-

こんにちは。
ヒーリングアーティストの瑠莉です。
今年一個の挑戦として、6月ごろ

公募展に応募しました



テーマは健康とアートだったのですが、応募したもの全て展示されるというものでしたので、大変ありがたかったです。会場に足を運んでくださった方も多く、感無量です。
お手紙や差し入れ、ご一緒にお茶できた方もいて、思い出で胸がいっぱいです。

また展示物作成にあたり、誤字脱字や文字のチェックを手伝ってくださった友人達にも感謝です。
改めて、ありがとうございました。


この公募展では受賞した場合、
病院や老人ホームに絵が飾れるということで、気力が少なくなった方が、明るい希望や思い出に溢れ暖かな気持ちになれるような。
そんな作品を作りたいと思い作成を始めました。



老人ホームにいる方が明るい気持ちになる絵を目指す


まずチャネリングでエネルギーを読み、大まかなラフを描きます。
以前は自動書記でイラストを描いていましたが、補助してくださる方の引退と共に、本来のチャネリングアートに戻った形になります。

大まかなデザイン


この制作してる段階では、老人ホームに飾る絵としか決まっていないのですが、チャネリングにて真ん中から見える絵柄と色を付けていきます。


私は制作時に、音楽をかけるのですが、この音楽がなぜかミソで。
頭に浮かんでくる雰囲気の音楽をまずYouTubeで探すところからスタートします。
イメージ通りの音楽が流れないと、なぜか心地が悪く、制作が思うように進まないのです。

この時は80年代90年代の懐かしい曲をかけるとしっくりしました。
私がお腹にいたり、まだ産まれる前の曲。
私より上の世代の方の気力になるようにと思っていましたので、この時点で昔の懐かしい記憶の再生を意味しているのでは無いか?
そんなふうに感じていました。


視力の弱い方でも触って楽しめる絵を目指す


私の今回の目標として、新しい挑戦と大きめの作品を作りたいと考えていました。
その中で、私は元々目がかなり悪いのですが(ど近眼)、もしかしたら歳をとった時今よりあまり目が見えなくなっていたり、失明している可能性すらあるな。とどこかで思っています。

福祉施設においてはそういう方も少なくは無いのでは無いか?と思いました。

その際に派手な彩色で見やすく、そして触っても楽しめる様な絵にしたいと考えた結果
絵を立体にすることにしました。

白の樹脂で立体にした後、上からアクリル絵の具で彩色


一つ一つの花や葉っぱを盛り上げることにより、手で触っても楽しめる作品にしました。
そして私の中で1番大きい絵8号のキャンバスに描きました。
絵画の中では小さいのですが、なかなか迫力がある作品となりました。


この制作時も、懐かしい音楽と共に再生していたのですが、真ん中が80年代、その周りが90年代、2000年代、2010年代と外に連れるにつれて流す音楽の年代が移り変わっていきました。

移り変わりゆく時代と共に生きて来た思い出と共に、そんな記憶が蘇る様な絵になるのだとこの辺りで確信していました。


人生の思い出が駆け巡る絵


展示では、キャプテンと紹介文を作成しました。
作成したものの、チラシみたいになってしまいボツになったものなのですが、こちらの方が楽しく見れるかと思いご紹介させていただきます。

コンセプトボード
「めぐる思い出」アクリル・樹脂,キャンバス,2023


人は肉体が弱ると、つい弱気になったりします。
もうこのまま良くならないんじゃ無いか。
自分には何も無いんじゃ無いか。
そんな風に肉体が弱ってしまうと思う事もあると考えています。


人生の暖かな思い出を思い出すだけで、気持ちが暖かくなったりする
その記憶があなたの今後を支えていく。


自分の過去の思い出と共鳴させ、癒しを起こす。

感情の共鳴によりヒーリングが起きるという話を前回しましたが、

今回の絵は、過去の自身の思い出と共鳴を起こす事でヒーリングされる絵になっています。

若い人は素敵な思い出をこれから作ってほしい。
ですが今までも勇気を出したり、希望があったりした事を思い出してほしい。

何も思い出がないと思う人もいるかも知れません。
この絵を見つめていると、過去の暖かな記憶が再生されるように意図して作成しています。

あなた自身が自分の力で癒し暖かな時がいつまでも続けばいいな。
という願いを込めて製作させていただきました。



この作品の制作から約半年。
ひょんなことから、カウンセラー入門講座を受講したのですが、その中の心理学入門の項目を勉強してる際にこんなことが書いてありました。

該当の記事について書かれているメンタルクリニックのページをご紹介しますので、もしよろしければご覧ください。

精神分析家で発達心理学者のエリク・H・エリクソンが提唱した「ライフサイクル」というものの、65歳からの老年期の部分があるのですが。

老年期の特徴

老年期は仕事を引退し、子育てからも解放され自分のためだけに生きていこうとする時期です。
老年期になると死という人生最大のテーマから逃げることができなくなります。
自分のこれまでの人生を振り返る時期です。
この時に重要なのが、「自分の人生はとても素晴らしく、楽しいものだった」と自分よこれまで歩んできた人生を肯定的に捉えるかどうかだと言われています。
自分の人生、自分の歩んできた道を認め、その中で楽しかったこと充実していたことに感謝して、自分の人生を幸せと結びつける家庭が非常に重要になって来ます。
老年期は肉体的な衰えをありありと感じる時期でもあります。この肉体的な衰えは気持ちが弱くなったり、絶望感を感じやすくなる傾向にあります。
こんな時に役に立つのが幸せだった昔の記憶や、自分が生き生きと過ごしていた記憶を思い出すことです。
昔の幸せや充実感が蘇ると、自分の人生に肯定的な意味を見出し、精神的な元気を取り戻すことができます。

メンタル心理カウンセラー資格取得講座心理基礎概論より

とこの様に、私が先ほど書いたテーマと同じことが書かれている文献を知りました。
エリクソンは、日々の臨床やアメリカ・インディアンの生活についての文化人類学的な参与や、偉人の伝記研究などを通じて、生み出した様です。


私は絵に描かれた周波数から、似た様な意味を受け取ることになりましたが、理にかなっているのではないか?
と思いましたので、これだけでも資格勉強をした甲斐がありました。



実家に半年絵を飾ってみて

公募展が終わり、大きさのある絵でしたのでこの絵は現在実家に飾ってあります。
心なしか玄関が明るく感じるというのと、絵を飾る様になってから、母は絵を飾るっていいね。
という様になりました。

一年前は私の絵に対して、
「そんな下手くそな絵とか訳わかんない絵じゃなくて、うまい絵を飾りたい」
「こんな絵買う人いるの?」
と言っていたので、少し驚いた変化でした。

そして公民館で自分で富士山の絵を描いた様で、それも飾っていました。
iPadでYouTubeを見たり、母なりに新しいことを始めている様です。


そして何より、父が亡くなったということもあるのかも知れないのですが(20年前に離婚)
たまに実家に帰ると私の子供の頃の記憶や、
「これは父が買ったんだ。」
「これはお父さんと買いに行った」
と5ヶ月前ほどからポツポツと思い出を語る様になっていたのです。


今までは父の悪い部分しか聞いたことがなかったのですが、最近は父の好きだった部分をたまに話す様になって来たのです。

もしかしたら偶然や環境の変化かも知れません。
ですが先日ふと、この絵の影響の可能性もあるかなと思ったので、改めてnoteでご紹介させていただきました。

変わることは無いのかな?とどこかで思っていたので、これは絵が少しでも癒しを与えていたら嬉しいな。と今回のことを通して思うのでした。

めぐる思い出
めぐる思い出の唄


長くなりましたが今日も最後まで読んでくださいましてありがとうございます。
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