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#41. メリー・ポピンズ プレビュー初日感想

いやぁ、素晴らしかった。本当に。
隙のない素晴らしさ。圧倒的ファンタジー。

今回もSINGIN' IN THE RAIN同様、
一度はコロナで中止になったものの、
なんとかチケットを取り直して。

平日18時、なかなかの死闘(仕事)を終え、
プレビュー初日!(1番早い日取ったら初日だった!
そりゃそうか) にお邪魔してきました、、、!

いやぁ、一言で。

チケット代が安過ぎると感じた作品は初めてです。
それだけ全てのクオリティが、演出も演者さんも
ステージの活用も最高峰。

私はシアターOrbで上演される作品が1番好きだな、と改めて思わされる3時間でした、、、

客層と俳優陣

客層は、すごい独特だな、、と感じました。
プレビュー初日と気づいて納得。
想像以上に男性の割合、そしてビジネスマン世代が多かった。

スポンサーもかなりついてたし、バートの格好したお兄さんや、明らかマネージャーと来てる女優さんや俳優陣だろうと思わしき方々の人数が多かった。

ホリプロ主催ということで、所謂スターを全面に出す感じかな、、、と身構えてた部分はあったのですが、全くそんなことはなく

特に女性陣が素晴らしかった、、、
メリー・ポピンズ役の濱田めぐみさんの上品さ、、
至福でしたわ、、、

あとは個人的に久々に子役ちゃんの作品を見たので
とっても嬉しくなりましたね、、、
本当に素晴らしいよね、、、

長丁場、複雑なステージングをこなす
才・努力・気力・体力・技術、
何から何まで頭が上がりません、、、

途中1回だけ!2人釣られて噛んじゃったとこも
その瞬間にバート役の大貫さんが優しい眼差しを向けていて、とてもいいな、と思いました。

演出・衣装

冒頭にも書いてある通り、チケット安過ぎるよ、
と感じたくらい物凄い演出だった、、、

ただ1つのセットが作り込まれているのではない。
ただ数が多いだけじゃない。

複雑に流れるように目まぐるしく転換していく
ステージ。ガンガン上から横からセットが転換。

そして何よりも空間の縦の使い方が
より一層シアター内を魔法の空間に。

大人さえも飲まれてしまう
シアター内の大人が皆見上げる瞬間が
何度もあって、とてもよかった、、、

ただセットの高いところに居る、
ただワイヤーを使う、だけではなく、

やはりメリー・ポピンズという作品の
要となる傘で空を飛ぶ、煙突掃除という
キーワードを実現する形になっているので

ただ派手なものを見ているという感覚よりかは
本当に魔法を見ているような感覚に陥りました。

夜空の演出は本当に照明が美しかった、、、

ナンバー

いやぁ、有名なスパカリもステップインタイムも
錚々たるナンバーだった。

スパカリは振りがアルファベットを模していて
とてもキャッチーだったので、とても踊りたいと思った。

公式で振付動画出して欲しい。
私が踊って欲しい人に踊らせるから()
勿論自分も踊るけど。

ステップインタイムはタップナンバー。
ほんとーにあり得ないワイヤーがあるので
是非生で見てみて欲しい。

個人的に印象深かったのは、公園の
お散歩のナンバー。想像以上にバレエで。

夢見心地を表現するのに、人間離れした
浮遊感を演出するバレエってマッチするんだな、
なんて。

魔法×バレエはとても自然で
だけどどこか不安になるファンタジー感が
よかったです。

ストーリー(ネタバレ)

やはりメリー・ポピンズと子供達という
関係性によって、様々な教訓のエッセンスが
散りばめられてるのがよい。

子供の頃読んだメリー・ポピンズは
どことなく掴みどころがなくて、難しいな、
と感じたけれども、愛情とはこう言うもんだな、
と今では思う。

そして子供の躾の役割で雇われた
メリー・ポピンズが真に見るバンク家の問題は
Mr.バンクと働き方と家族というのが
とても現代だな、と感じつつ

(原作のストーリー忘れた、、

ストンと入ってくる内容でよかった。

男女を気にするMrs.バンクにかける言葉が
彼女の中にある女だからという潜在意識を
取り払うのもとてもよかったし、

その他のキャラクターも最初から最後まで
兎に角キュートだった。

Ms.アンドリューの話は、本当
パワハラとかにも言えるよな、、、なんて
昨日受けたパワハラ研修を思い出すなどした()

あとは頭取に投げやりに謝るシーンが
イチウケだったのが、今日来てる年齢層の高さと
皆頑張って日々働いてるんだな、感が良かった。

本当に歳を経るごとに、子供向けかと思われる
真っ直ぐなストーリーが染みるのよ、、、

兎に角総じて、素晴らしかった
書いてるうちに兎に角目まぐるしく
展開していく数々が全然思い出せないことに
気づき

本当にSHOCKぶりにハマってるな、と
今シーズンリピートは厳しいけれども
また見たい作品。

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