#11. お笑いが好きと言えるようになった
1ヶ月間ずっと考えてきたことな気がします。
往々にして芸人さんが好き、と言ってきました。
その度に、アイドルじゃないのに何故?と思われてる気がして仕方がありませんでした。
お笑いが好き、という言い方は敢えて避けてきました。
何故なら漫才について分析をできなければ、お笑い好きを名乗れないと思っていたからです。
それは多分2年前の前回もそして今回も、自分自身がお笑いとお笑い好きな人を目にする切り口が 、芸人さんにとって一世一代の大評価大会、M1だったからなのではないかと思うようになりました。
お笑いを好き、と言わずとも、お笑い好きな人と繋がらずとも、1人毎晩配信を見て爆笑し、想いを馳せていればいいと思っていました。
その思いを覆らせてくれたのが、神保町よしもと漫才劇場でした。
足を運ぶまでは気難しげなお兄さんの印象があったお笑いファン。オッドタクシーの影響かも。
初めて足を運び若い女子率に若干怯みながらも、足を運ぶうちに本当に様々な方が足を運ぶ場所だということが分かりました。
若い女性の中におじさんがぽつりなんてこともある。
この芸人さんのファンなんだろうな、という女の子でいっぱいの日もある。
でもいざ寄席が始まると、会場の集中はセンターマイクに集まり、性別も年代も超え、決して大きくはない会場が笑いに包まれる。
あぁ漫才について分析できなくとも、芸人さんの勢力図に詳しくなくとも、長い歴史を知らなくとも芸人さんだけでなく、日常の中で唐突に笑いを生み出す、"お笑い"というものを、好きでいていいんだな。
そう思えるようになった1ヶ月でした。
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