ポケモン×BAMP OF CHICKENのMV「GOTCHA!」の主人公二人について考察した
ポケモン×バンプの神MV。
何度泣いたか分からん。
でも何周もしてたら、この主人公たちのことが気になってきた。
この二人、相棒のピカチュウ、イーブイとはぐれてるんだよね。
ゲームでポケモンとはぐれるのって、システム的には「交換」か「逃がす」の2パターンしかない。
でも「この女の子こんなに仲いいイーブイのこと逃がしたり交換したのか?」って違和感があって。
気になって色々考えてたら、主人公たちがポケモンとはぐれてた理由とか、そもそも誰をモデルにしてるのとか、色々見えたものがあったから、それらについて今回書いてみる。
主人公二人のモデルについて
結論から先に言うと、この二人は僕たち『ゲームをプレイしているユーザー』をモデルにしてる。
ただ、単純にユーザー、と一言では括れなくて。
主人公が二人いるんだから、当然二つのモデルがある。
女の子は『ずっとポケモンを楽しんできた人』。
男の子は『昔ポケモンやってたけどしばらく離れてて、最近復帰した人(男の子はポケgoでの復帰が濃厚)』。
この前提で見てみると、このMVのいろんなシーンが更に意味を持って見えてくる。
その解説として、まずこの説から。
男の子ピカチュウのこと認識してなくね?
けっこういろんなとこで言われてるこの説。
幼稚園の頃の写真ではがっつり仲良さそうにしてるけど、中学卒業の写真ではピカチュウに全くかまってない。
小学生の頃の写真は微妙。
ピカチュウが邪魔で困ってるようにも見えるし、全く認識していないようにも見える。
つまり男の子がピカチュウを認識しなくなったのは、少なくとも『幼稚園の頃から中学卒業までの間』と読み取ることが出来る。
実際、男の子はピカチュウとはぐれてからは当然として、中学の卒業写真以降、女の子と一緒にいたピカチュウに再会するまで一貫して、ピカチュウのことを気にしている素振りを見せない。(ジャンプしながら振り返ってるシーンについては後述する)
女の子はイーブイと共に人生を歩んできたような描かれ方をしているのに、男の子は態度がまるっきり対照的で、「こいつピカチュウの扱い雑だな」くらいはみんな思ったはず。
「こういう関係性もあるでしょ」っていう意見もあるだろうし、僕も最初はそう思ってた。
でもこの男の子、終盤にピカチュウと再会した後は、顔に引っ付いてきたピカチュウをひっぺがしたり、ピカチュウが被せてきた帽子を気にしたり、普通にピカチュウの行動に反応してるんだよね。
これと比べると、動画冒頭でピカチュウが顔をよじ登ってるシーンで何の反応も示さないのはどう考えても不自然。
だから、男の子はピカチュウを気にしていなかったんじゃなくて、終盤まで認識していなかったんだな、と確信をもって言うことが出来る。
ついでに言うと、これをさらに分かりやすく強調しているのがこのシーン。
男の子と女の子が出会うシーン。
ここ、女の子の後ろにピカチュウがいるんだけど、完全に隠れてて、その後に「よっ!」って感じでピカチュウが後ろから出てくる。
ちなみにイーブイは最初から出てる。
で、挨拶。
イーブイに比べてピカチュウ、あまりにも露骨に隠れてない?
女の子の髪が邪魔で見えなかっただけって見方もできるけど、それならまず間違いなく尻尾が出てるはず。
ピカチュウっぽい演出の代表ともいえる尻尾チラ見せすらないのは流石に意図されてるとしか思えない。
この男の子は中学卒業以降ピカチュウを認識していなかったなら、この男の子は小学生以来にピカチュウと再会したってことになる。
そりゃピカチュウも顔にしがみつくわ。
ということで、まず絶対に押さえておきたいポイント『男の子はMV中、ピカチュウと再会するまでその存在を認識していなかった』については納得いただけたと思う。
…………………………。
と思ったんだけど、納得できない箇所があった。
それも含めて、次の項で話していく。
女の子のイーブイが枠の中に取り残されてるシーンについて
ジムリーダーがたくさん出てきたシーンの直後。
『女の子のイーブイが枠の中に取り残されてる』ように見える描写がある。
そのあと、男の子が振り返る。
そしてここで主人公たちとポケモンがはぐれることになる。
最初は「まぁストーリー性持たせるためにやったのかな」っててきとうに捉えてたんだけど。
でもこのMV、見れば見るほど、ただの『ポケモンの歴史振り返り動画』じゃないことが分かってきて。
であれば「主人公たちとポケモンがはぐれたことにも理由があるんだろうな」と思うわけで。
だってポケモンとはぐれるって、ゲームでは『交換』or『逃がす』しかない。
「流石に逃がしはしないだろうし、じゃあ交換したの?なんで?」
ってなるでしょ?
ということで、今からその『理由』を解説していく。
ところでこのジムリーダーのシーン、みんなちゃんと0.25倍速で見た?
それぞれのタイプの色で画面が塗られてるの細かいし、キャラの動きもしっかり個性が反映されててマジで面白い。
なにより画面の中で複数人がわちゃわちゃしてて情報量多すぎるから是非何度も見てほしい。
で、何度も見てると、恐らくこんなことに気付く。
「あ、これ剣盾のジムリーダーいないわ」
まぁ当たり前っちゃ当たり前。
だって剣盾のジムリーダーは後で出てくるんだから。
って思ったんだけど、別の見方も出来ることに気付いた。
このジムリーダーたちがいる“枠”は、過去作という名の“境界線”なんじゃないか?
主人公の女の子は、イーブイと共に人生を歩んできている。
最初に書いた『ずっとポケモンを楽しんできた人』がモデルになっているなら、イーブイは『過去作から連れてき続けた相棒』ということになる。
男の子は、恐らく中学に入ってからポケモンを触らなくなったんだろう。
「中学生のくせにポケモンとかだせーよ!」とか言ってそうなクソガキ感あるし。
そんな彼にとってピカチュウは『昔やってたゲームで相棒だったポケモン』。
そんな相棒が、『過去作のジムリーダーしかいない画面の中に取り残される』という描写の意味は?
思い出した人も多いだろう。
ポケットモンスター・ソード/シールドは、『過去作のポケモンがリストラされ』、それと同時に『リストラされたポケモンは過去作から送ることが出来なくなる』という情報によって、発売前に大炎上を起こした。
賛否両論巻き起こり、ポケモンが好きな、もしくは好きだったほぼ全ての人が少なからず悲しみに暮れていた。
だが同時に、この話題は多くの人にとって『ポケモン』というコンテンツに再度興味を持つきっかけになった。
ポケモンというコンテンツを忘れていた人が、自分の相棒だったポケモンを思い出すきっかけになった。
女の子と同じく、ポケモンと共に人生を歩んできた人は、自分の相棒との別れに苦しみ、悩み、でもやっぱりそれでもと、剣盾の世界に走り出したはず。
そう、例えばこんな風に。
一方、数世代ポケモンから離れていた人にとって、剣盾のグラフィックは相当衝撃だったと思う。
「今ポケモンってこんなになってんの!?」って言いながら、新しい冒険に旅立ってみた人がたくさんいたんじゃないだろうか。
そして、自分の相棒を思い出したはず。
過去作にいるはずの相棒をずっとほったらかしにしていたことに、気付いたはず。
だから、僕はこう思う。
このシーンは、確かに相棒のことを想って振り返ったんだろうと。
ただそれは、「ちゃんとピカチュウのこと認識してますよ」という描写ではなく。
剣盾をプレイしようと決意して、それと同時に『過去作に置いていく相棒のことを思い出した』という描写なんじゃないかと。
ということで、このシーンで主人公たちとポケモンがはぐれたのは、
リストラによる互換切りの描写ではないか。
と、僕は思うわけです。
(もちろんピカチュウとイーブイはリストラされておらず互換性も切れていないが、彼らは僕らをモデルにしているだけで、実際には僕らの相棒は十人十色なわけだから、そこは各々の相棒で当てはめればいいし、「こういう物語も内包していますよ」ということに気付けるきっかけを残しておくことが大事なんじゃないかと思う。そもそもポケモンホームがサ―ビス開始された2020年2月までは過去作から剣盾にポケモンを送ることは出来なかったため、はぐれたこと自体が矛盾しているわけでもない。)
ジムリーダーのシーンでの、主人公たちの動きについて
さっきも触れたこの一連のシーンについて。
女の子とイーブイはめっちゃ楽しそうにスキップしてる。
ついでにイーブイが後ろのジムリーダーたちのタイプに対応した技を受けまくってる。
それに対して男の子は眠そうに歩いてる。
ピカチュウは寝てる。
これ、女の子とイーブイはこの歴史の中を歩いてきたけど、男の子とピカチュウはプレイしてないから知らない、つまりポケモンの世界からすると『眠ってた』って捉えることが出来る。
ついでに言うと、男の子は鋼タイプのとこで降ってきたタライで頭をぶつけるんだけど、ここ、ピカチュウには当たってない。
というか、ピカチュウはここで振り落とされる。
これ、
『男の子だけがポケモンの世界で目覚める』
=『剣盾をプレイすることを決意する』
=『過去の相棒はリストラによって置いて行かれる』
=『相棒は眠り続ける』
とも捉えられる。
そして剣盾の世界に降り立つ直前に相棒のことを思いだす。
日本語が使われている
主人公二人が僕たち現実にいるユーザーだということの証明として、恐らくこれ以上はないだろう描写。
ちなみにゲーム本編において、ポケモンの世界ではちゃんと固有の文字が存在しており、日本語は使われていない。
にも拘わらずここで日本語が使われているというのは、この主人公たちがゲームの中の登場人物ではなく日本人であることの証明に他ならない。
それとついでに何故冒頭で『男の子が復帰したのは多分ポケgo』と書いたかを説明しておく。
上記のように、『日本語が使われている=女の子は日本人である』というのは間違いないんだけど、『ポケモンが現実の世界にいるかのように描かれている』のもまた事実。
どのくらい現実に侵食しているのかというと、男の子のお母さんと一緒にワンパチが寝ているレベル。
こういった『現実の世界にポケモンがいるかのような描写』の解釈としては、やっぱり『ポケモンというコンテンツがそれだけ世界に定着しており、身近なものになっている』というのが最も自然だと思う。
しかし、ポケモンが高校生のお母さんにとって身近なものかどうかと問われると、肯定するのは難しかった。
ポケモンgoが流行るまでは。
そう。
ポケモンgoが流行ってから、ポケモンは全人類にとって『常に街中に溢れている身近な存在』になった。
それこそお母さん世代にとっても。
実際、最近ポケモン復帰した人の最大勢力はやっぱりポケモンgoだし、そこをモデルに持ってきたという見方は違和感もあまり生まれないんじゃないかと思う。
このシーンって主人公たちはどこにいるの?
主人公二人が新しい相棒に出会うシーン。
このシーン、実はまだ剣盾の世界ではないと僕は思ってる。
・まず何より、剣盾の世界に入っていくシーンがもっと後にある。
動画の流れとして、この後チャンピオンラッシュと過去作主人公ラッシュがあって、その更に後に『剣盾の世界に入っていくシーン』が用意されている。
これで「実はもうこの前のシーンも剣盾の世界ですww」
ってそんなわけがない。
・次に、ここからのシーンが過去作振り返りシーンであること。
さっきも書いた通り、ここからは過去作のチャンピオンと主人公たちのシーン。
剣盾の登場人物は誰も出てこない。
・そして、この二人の相棒は置いて行かれているはずだから。
この2匹は過去作のリストラ対象ポケモンだからこそ、主人公たちとはぐれてしまった。
なのにはぐれた直後に主人公の片割れと剣盾の世界で会うの?
おかしくない?
全くもってその通り。
おかしい。
・さらに言うと、さっきも触れた剣盾の世界に入るシーンで、ピカチュウと女の子が一緒に入っていく描写がある。
これはつまり、ピカチュウやイーブイを過去作から連れてくることができ、初期から一緒に剣盾の世界を冒険できるということ。
これは2020年になってからサービスが開始されたポケモンホームでは不可能。
・あとついでにもう一つ。
このシーンの最後にレッドの帽子がピカチュウに降ってくる。
剣盾ラッシュの後にダンデの帽子がイーブイに降ってくるシーンがあるのを考えると、これはレッドを倒した直後の描写ってことになる。
つまりこのシーンに該当するソフトの条件は……
剣盾よりも古いソフトで。
でも過去作のチャンピオンや主人公たちを振り返られるくらい新しくて。
『ピカチュウ』と『イーブイ』を冒険の初期から連れてくることが出来て。
しかも『レッドを倒すことが出来る』。
さらにさらに、そのソフトで本編に復帰した人が多い作品。
そんなソフトあるわけが……
あった。
ということで、このシーンはピカブイの世界だと思うわけです。
『新たな相棒』に出会うシーン
引き続き、過去の相棒を置いてきた主人公二人が、ピカブイ版で新しい相棒に出会うシーン。
これは人によっては納得できない解釈の仕方かもしれないんだけど。
このシーン以降のピカチュウとイーブイはそれぞれ、(ピカチュウを例にすると)『過去の男の子の相棒と現在の女の子の相棒としての個体が混ざっている』のかなと思う。
具体的にどういうことか説明すると、このシーンでのイーブイは当然『女の子の相棒』とは別個体のはず。
何故ならこのシーンでのイーブイはピカブイ版のイーブイだから。
実際、このシーンではあの特徴的な目が写らない。
そのため『女の子の相棒としてのイーブイ』ではなく、どちらかというと『ただのイーブイ』に見える。
つまり、男の子といる時のイーブイは『ピカブイ産で、男の子の相棒』としてのイーブイ。
でも、このイーブイは女の子の相棒としての記憶も間違いなく持っている。
だから女の子といる時は『初代産で、女の子と人生を共にしてきた相棒』としてのイーブイ(僕らにとってのリストラされた相棒のポケモン)。
という、MVとかでは時々ある『二つの個体を一個体に混ぜて表現している』ってやつなのかなと思う。
ただこれに関しては納得できない人もいると思う。
この考え方を強制するわけではないので、納得できなかったら流してくれてOK。
話は変わって、そういえばこのシーン、直前まで何度も主人公が男女で入れ替わってたのが、このシーンで男の子とイーブイで止まるんだよね。
ピカブイ版での新しい相棒であるイーブイに出会うシーンであると同時に、女の子と旅してきたイーブイを通して『男の子が離れていた間も、ずっとポケモンの歴史は紡がれてきた』ことを知るシーンにもなってる。
からの、後ろのカルムと目が合って戦闘開始。
ここからのチャンピオンラッシュはまさに、男の子がイーブイたちの歩んできた『歴史』を垣間見る時間。
ここもめちゃくちゃ良いけど今回の記事とは関係ないので割愛。
帽子が『ピカチュウとイーブイに』降ってくるシーン。
チャンピオンラッシュからのレッドとシルバーの激闘が終わり、レッドの帽子が降ってくるシーン。
ここで注目すべきは『ピカチュウにレッドの帽子が降ってくる』ということと、後の『ダンデの帽子がイーブイに降ってきている』こと。
帽子が降ってきたのは主人公たちトレーナーではなくて、ポケモンだということ。
これはつまり『レッドの帽子は男の子に』、『ダンデの帽子は女の子に』贈られていると同義。
MVの最後ではレッドの帽子を男の子が、ダンデの帽子を女の子が被ってるけど、彼らは最後に帽子を交換したわけじゃない。
ちゃんと彼らのポケモンに正しく託されている。
これは恐らく、剣盾を買った時、この二人にとってポケモンの“最前線”がどこにあったのかを表している。
ずっと剣盾を楽しみにしていた女の子と、初代のまま(ピカブイも初代のリメイク)止まっていた男の子、という具合に。(帽子が一回ポケモンを経由した理由は後述する)
ここに関しては『むしろ帽子が入れ替わることにこそ意味がある』という見方もあって、本当にいろんな考察がある。
どれも納得できる面白いものばかりだったのでぜひいろんな考察を漁ってみてほしい。
そして彼らは『ソード/シールドの世界へ』
女の子が過去に後ろ髪を引かれながら、おしゃれな看板を抜けて過去作からガラルに旅立つシーン。
見辛いけど振り返るときに目を瞑ってる。
多分心の中で別れの言葉を唱えてる。(元気な女の子のこういう一面好き)
このシーンで重要なのは、ゲートを『走り抜ける』ためには、『ガラルが過去作と地続きになっている』必要があるということ。
だからこのシーンは女の子だけで、男の子は出てこない。
再会
ガラルでのEDを迎えて、相棒と再会するシーン。
「いやお前ら再会できるんかい! リストラされた相棒とガラルで再会するのはおかしいでしょ!」
そう思ったあなた。
実はエキスパンションパス『鎧の孤島』、『冠の雪原』で、リストラされていたポケモンたちが合計200種類以上、新しく登場する。
つまり、ポケモンホームのサービス開始から互換性があったポケモンに加え、鎧の孤島で実装されたポケモンとこれから冠の雪原で実装されるポケモンで、新たに200種類以上のポケモンの互換性が復活することになる。
このように着々と『かつての相棒』と再会できる人が増えてきている。
いつか、全てのポケモンが剣盾に送れるようになる日も来るかもしれない。
いざ、クリア後の世界へ
左右の看板にいるのは左がサブウェイマスターで右がバトルシャトレーヌ。
どちらもクリア後の裏ボス的存在。(フロンティアブレーンがいないのはスタッフの優しさ?)
そして後ろの看板は左が鎧の孤島、右が冠の雪原。
二人の、そして僕たちの冒険はまだまだ続く……
このMVはどんな物語だったのか
ということで、このMVの主人公たちについて僕が認知できた全てを書きました。
このMVは、
『リストラによって互換が切れていた過去作の相棒と、エキスパンションパスで再会を果たす物語』
というのが、僕が考察の果てに行きついた結論です。
最後にここでさっきの『何故帽子は直接主人公ではなく、ポケモンを経由してから彼らの手に渡ったのか』という問いについて。
このMVを『リストラされて互換切りの被害に遭ったポケモンと、エキスパンションパスで再会する』という物語だと捉えれば、
エキスパンションパスという『クリア後コンテンツ』に進むために、『再会した相棒が「物語クリアの証」である帽子を持ってきた』と考えることは出来ないだろうか。
初代及びピカブイ(初代リメイク)を“クリア済み”の男の子には、『初代産のピカチュウがレッドの帽子を』持ってきた。
全ての物語を“クリア済み”の女の子には、『隣を歩き続けたイーブイが、現在地であるダンデの帽子を』持ってきた。
そうして相棒ポケモンと再会してやっと、剣盾のクリア後コンテンツへと旅立つ準備ができたと、そういうメッセージなのではないだろうか。
だって、エキスパンションパスでは今までの歴代全ての伝説のポケモンが出現する。
最高の相棒と、今までクリアした物語を示す証くらいは、持っていきたいところだろう。
物語の流れ
もう一度ここまでを踏まえて、このMVのストーリーをまとめてみる。
・まずは男の子と女の子の紹介。
女の子はずっとポケモンやってた生粋のポケモントレーナー。
男の子はポケモンを昔やってた復帰勢。
つまり、「僕たちユーザーがこのMVの主人公ですよ」という説明。
・そんな二人が、『リストラ炎上事件』での葛藤を越えて剣盾のプレイを決意する。
・相棒を置いてきた二人は、ピカブイの世界で新しい相棒に出会う。
男の子はここで、自分がポケモンをプレイしていなかった間もポケモンの歴史が紡がれてきていたことを知る。
・剣盾の世界に突入。
女の子が過去を惜しみながら、剣盾の世界に入る。
・剣盾ED後、エキスパンションパスで過去の相棒と再会する。
恐らくこのシーンは、僕たちユーザーに対して「これからも互換切りされてたポケモンがどんどん復活するよ!」というメッセージだと思う。
思いたい。
・ED後の世界=エキスパンションパスへ。
しっかり宣伝。
と、これがこのMVにおける彼らの物語の流れです。
まとめ
はい、というわけで「GOTCHA!」の主人公二人についての考察でした。
『エキスパンションパス』の宣伝をしっかりこなしながらも、アニメのストーリーとしては『過去の相棒との再会』がテーマだった。
あの大炎上があった剣盾だからこそのテーマともいえるし、なにより『これからまた過去の相棒たちと再会できるよ!』って言われてるみたいで、凄くこれからが楽しみになった。
E3だったかで増田が渋い顔で噛みまくりながらリストラ発表してたのが懐かしい……
あの時にポケモンやめなくてよかったよ増田……
でも対戦環境の調整はしっかりやってくれ増田……
あと切断バグ何世代跨げばなくなるんだ増田……
まぁこの辺増田関係ないだろうけど頑張ってくれ増田……
とまぁ余談はさておき。
とにかく最高のMVだった。
今回は主人公たちに関係のある部分だけをピックアップしたから、動画全体の魅力はもっともっと沢山、それこそ語りきれないくらいある。
もちろん僕が気付けなかったものもあると思う。
何周もしただろうけど、是非みんなももう一度見てみてほしい。
きっとまだ新しい発見がある。
僕も冠の雪原を楽しみにしながらもう一周してきます。
では。