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ツインテールをやめた理由

少し前まで、わたしは頑なにツインテールだった。

たとえばオーディションの日、みんなで遊びにいく日(そんなになかったけど)、大事なステージに立つ日とか、気合いが入る日ほど頭の高い位置でツインテールにして、熱心にぐるぐる髪を巻いた。それが武装だったからな。ちなみに声優やアイドル活動などをしていました。

ツインテールが一番似合うんだトレードマークなんだ、どんな時でもツインテールなんじゃウリャオイというなんかよくわからん殻の中にいた。

徐々に、「ツインテールじゃない自分もイカしてるじゃない!素の自分を鍛えていきなさい」(天の自分の声)と思えるようになったから、ここ3年はツインテールほっとんどしてない気がするわね。

さて、3秒で結論が出てしまったので、ここからはわたしとツインテールの戦いの記録です。戦うためのツインテールだったはずなのに、敵は古代怪獣ツインテールなのだった。

1.ツインテールは承認欲求の証

ツインテール批判じゃないよ。わたしだってLOVEツインテール。いまツインテールの人は自分がいいと思ってやってるのだからそれでいいんだよ。

セーラームーンになりたいと思ったあの日から、恐らくツインテールは憧れの対象となりました。なりたい自分へのなり方がツインテールだった。結局、可愛くして強くなったわたしを見て!ってことだったんだと思う。わたしが小さい頃からずっと聴いてるお歌がこちら。

わたしをよんで つよくして 見て わたしを 「I am セーラームーン」/三石琴乃(asセーラームーン)の歌詞より

うさぎちゃんだってまもちゃんに見てほしかった。わたしはみんなに注目してほしかったんだ!もちろんろんセーラームーンと承認欲求の関係性は不明ですよ!!!!?

2.迫りくる童顔の呪い

わたしは比較的童顔タイプなのか言動が14歳なのか、「若いのにちゃんとしててえらい!」というふうに見られることが今まで多かった。

えらい!という信頼を勝ち得るまでが大変。つまり第一印象最悪。舐められる。「子どもが来た使えない」。その印象を助長してしまっていたのは、あの恐ろしいツインテールだったのではないか?つまり先制マウントをとられるとかそういうことです。しっかり仕事をこなすことで、なんとか第一印象を覆してきた(り覆せず沈没したり)。

(もちろん、若いのにちゃんとしててえらい!の評価もそれなりに活用させていただきました、が……!)

己、ツインテールしない方が得?!?!?!?!

時と場合によっては、なんとなくオフィス感というか大人感?のある服を着るようにもなった。
落ち着いた服を着て落ち着いた髪型でいたほうがしっくりくる日もあるじゃ〜〜んと学んだ。やっとかよ。ていうか年齢。大きくなってもセーラームーンにはなれなかったけど、それでもいいじゃん。

3.自信のない自分を乗り越えろ

髪型だけが個性じゃないのに、必死でツインテールにしがみついていた過去のわたし!でも怖かったんだよな、何にも自信がないのに表に出ていく自分を励ましてくれたツインテールくん、ありがとう。

芸で身を立てたいならまず自分に自信を持ちなさいと、そんな話を最近よくききます。承認欲求を満たすんじゃなくて、確固たる自分を持って世界と向き合うのだと。よい声のすてきなわたし、新たなシーズン突入だね。

あとツインテールも、ほんとはまだまだ似合うんで!!!!

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