青海玻瑠鯉(Ruri SEIKAIHA)

著者紹介 青海玻瑠鯉 SEIKAIHA Ruri  詩人 同志社女子大学卒 2024年…

青海玻瑠鯉(Ruri SEIKAIHA)

著者紹介 青海玻瑠鯉 SEIKAIHA Ruri  詩人 同志社女子大学卒 2024年2月月に第一詩集『青』、3月に第二詩集『朱(あけ)』をBCCKSより出版、発売中

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連詩 ウタのチカラ1

いつも見ている。あの薄く、透き通った繊細な神経回路に似た電気回路。誰にも見られない秘密を抱えて、君は生きている。どこまでも、孤高で孤独で高潔で、屹立とした名山。

¥1,000
    • 『月夜』

      あそこで輝く一等星よりも、月が輝きすぎて誰にも見つからないような場所がどこにもない。昼間の太陽よりも月明かりがすべてを照らしている。 君が月はうさぎを飼っている言う。月はうさぎの楽園なのかもしれない。あの島の楽園は、放たれたままのうさぎ。この月で暮らすうさぎは杵付き餅を食べるだろうか。 背中が開いてる黒いワンピースが風に煽られて、はためいた。波打つ真っ暗闇の海。叢雲の陰。僕の視界が闇色の迷彩模様に変わる。 ここには、誰もいない。私の閨は私だけのもの。 #青海玻瑠鯉 #青冰

      • 『社外秘』

        『社外秘』 誰にも言わない、誰にも言わない 他人の結婚とか、他人の離婚とか 言いたくないし、言いたくもない 自分の長所とか、自分の短所とか 当然のように用意されたES画面 自然と振る舞うための就活スーツ 窮屈すぎるパンプスを脱ぎたいし 余裕くらいは持たせて欲しいです NOTE15に投稿しました 著者紹介 青海玻瑠鯉 SEIKAIHA Ruri 詩人 同志社女子大学卒 2024年2月月に第一詩集『青』、3月に第二詩集『朱(あけ)』をBCCKSより出版、発売中