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人生で二回目のねるねるねるねを食べた

お疲れ様です、瑠璃くんさんです。

本日は、僕の個人的なお話と見解です。

さて、題名にもあるのでもう皆さんお分かりかと思いますが、僕は先日人生で2度目となる「ねるねるねるねを食べようの会」を開催いたしまして。
まぁ参加者は僕だけなんですけども。

そこで人生二度目のねるねるねるねだったわけですが、これがまぁ面白い。

味は正直に言うと甘すぎてちょっとびっくりしたんですが、この知育菓子のなんとよくできたことか。

今日は、そんなねるねるねるねに感動した僕と、その構造で思ったことの話です。初期から予定していた、「全く根拠のない僕の推測」も含まれる部分があるので、ご理解の上お読みいただければと思います。

ねるねるねるねって…スゲー!


ねるねるねるねを食べることになった

さて、まぁ何はともあれ僕はねるねるねるねを食べました。
これは、僕のそこそこ生きてきた人生の中でも2回目の経験になります。

まず、なんで急にねるねるねるね?ということを少しお話しましょう。

先日、出先で某有名お菓子専門チェーン店のなんたらまちおかさんに行く機会があったのですが、そこでふと目に入ったねるねるねるね
一緒に行っていた友人と話すうちに僕がねるねるねるねを人生で一度しか食べたことがないという話をすると、「食ってみな、飛ぶぞ」(なお意訳)と言われたので、まぁやってみるかと。1回目のときは子供すぎて記憶ほとんどないし…

帰宅し次の日、僕の目の前に鎮座するよく見るパッケージ。
これが…あの有名なねるねるねるね…重曹とクエン酸だかで膨らむというあの…

こうして、ある夏休みの日の昼過ぎ。僕は、ねるねるねるねを食べることになったのである。


練れば練る程…イッヒッヒ

さて、それではねるねるねるねを作ってみることに。
当然脳内に浮かぶのは、魔女が出てくるあの有名なCM。

テーレッテレー!!うまい!!!!

映像まで鮮明に思い出せるほど印象強いあのCM。一度思い出すとしばらく脳内を支配されるあのキャッチ―なCM。
少年心を思い出しつつ、わくわくで開封するパッケージ。

中には当然、トレー3つの粉、そしてスプーン
粉は1ばんのパッケージが一番大きくて、2ばんはやや小さめ…ふむ。
そして3ばんにはあからさまな固形物入ってます感が。これは表面につけるやつか。

さて、すべて取り出した。水もトレーから切り離したパーツにしっかり準備した。残るは混ぜるのみッ…!!


いざ、ねるねるねるね。

さて、パッケージ裏の説明書に従ってねるねるねるねを作成していく。
まず登場するのは1ばんの粉。混ぜ合わせると、これがまた面白いほど青くなる。なんとも絶妙な、若干赤が混じっている青。

青くなったねるねるねるね


しかし思ったよりダマがある。そこそこしっかり混ぜたが、何となくダマ感ができたものに残留しているのである。…まぁ膨らむはずだし、多少はいいだろう。

そして第2手目にしてクライマックス、噂の2ばんの粉の登場である。これは思ったより量は少ない。
開封すると、中の粉末は白。鼻から吸ったら誤解されそうな雰囲気を持つほどに見事に真っ白な粉末である。心なしか、1ばんより粒子は大きいように見える。
さて、粉を練ったものの上にぶちまけ、いざ。

混ぜはじめはまだ若干の分離状態。しかし、下に潜り込ませた2ばんの粉あたりからはどんどん紫になっていくではないか!!

そう、これだよこれ!!!!これがみたかったんだよ!!!!

くぅ~、久々に見るわかりやすい反応。そして膨らむというこの化合。たまらん。

さて、爆速で練ったおかげですっかり紫に、かつふんわりと空気を含んで膨らんだねるねるねるね。さっきまでのどろっとしたテクスチャーはどこへやらという雰囲気で僕の前に鎮座するそれ。

ねるねるしたねるねるねるね

最後は3ばん、装飾の部分の登場である。
トレーに開けると散らばる色とりどりのトッピング。飴細工にしては透明度がいささか低いトッピングだったが、考えてみれば素材が何だったのか見るのを忘れた。やはり記事を書くまでパッケージを取っておくべきであったか…と今さら後悔するが、もう過ぎたことである。

さて1ばんと2ばん、そして水の化合物は持ち上げたスプーンにしっかりついてくる。それに3ばんのトッピングを触れさせれば…これまた面白いほどについてくる。

さて、作っていて最高に楽しかったねるねるねるね。ついに人生2回目の実食の瞬間である。
トッピングがついてすっかりポップな雰囲気になったそれを口に運び…

……アッッッッッッッッマ!!!!!!!!!!!!!!!

なんだこれ。甘すぎる。めちゃくちゃに甘い。
いや、決してまずいわけではない。しかし甘い。久々にこんなに甘いもの食べたなという考えすら浮かない程甘い。
最近甘いものをあまり食べていなかったせいで耐性が薄れていたのか、過剰に甘く感じる。子供のころ食べたの、こんなに甘かったか…⁇

というわけで僕の感想。
時がたつと味覚の変化がすごい。成長を感じてしまった。


ねるねるねるねを考える

さて、そんな成長を感じるという結果になった人生二度目のねるねるねるね。ここからは、少しその構造を考えたい。

よく言われている話だが、主な物質は重曹クエン酸。無論これだけではだめなのだが、ねるねるねるねと言えばこの二つであろう。

さて、ではなぜねるねるねるねは色が変化するのか?そして、なぜ膨らむのか?という点が今回僕が少し話す点である。

まず、なぜ色が変化するのか。
これは、ねるねるねるねパッケージの裏面にも記載があるように、紫キャベツに含まれる「アントシアニン」と呼ばれる色素のおかげ。

アントシアニンは要するに、その昔理科で使用した「リトマス試験紙」と同じような性質を持っている。これは中学生の理科の教科書あたりに記載があった記憶がある。
要するに、ph(これを「ペーハー」と読むか「ピーエイチ」と読むかで世代が分かるらしい)の関係で色が変化する。

しかもこれは確かリトマス試験紙と同じような色の変化が起こったと思ったので、青から紫ということは
アルカリ性→酸性酸化反応
が起こっているということが分かるのだ。

ちなみに初期の色の青は、水に対するアルカリ性を示す反応であるらしい。

さて、次になぜ膨らむのか。
これは、化学反応によって膨らむというのが大きな点であろうか。

2ばんの粉を混ぜると、そこに「炭酸ガス」が発生する。コーラなど炭酸飲料に含まれるアレと同じである。
その炭酸ガスの発生により、ねるねるねるねは膨らむことができるのだ。
そして、炭「酸」なので、酸化というのはここで起こっていることが分かる。この炭酸ガスのおかげでねるねるねるねは酸化し、アントシアニン色素が赤に近づくように色が変化するのだ。

しかし、ガスが発生するだけではねるねるねるねは膨らむことはない。

ねるねるねるねはふんわりと膨らむが、炭酸ガスが発生しただけではあのような膨らみを持つことはない。
炭酸ガスが発生しただけならば、シャバい液体に対しガスが存在するだけなので、炭酸飲料のようにすぐに抜けてしまうのだ。

では、なぜあのようにふんわりと膨らむのか?
そこには実は、「界面活性剤」の力が関係しているのである。


ねるねるねるねと界面活性剤

界面活性剤、それつまりハンドソープなどに含まれるアレである。洗剤にも含まれている、アレ。
しかし、いったいそれとねるねるねるねに何の関係があるのか?ということであるが、ねるねるねるねはこの界面活性剤がないと膨らまない。

というのも、界面活性剤とはぬるっとさせるのが効果ではないということが重要なのだ。

ここの説明はややこしくなる為簡易的に話すが、界面活性剤は「泡」を発生させることができる重要なもの。意外と日常の様々なものに含まれているのだが、例えば生クリームの泡立ちなんかもこの界面活性剤の力を活用している。

界面活性剤は、その中に「水と仲良くできるパーツ」「油と仲良くできるパーツ」を持っている。
そして、その「水と仲良くできるパーツ」が水と仲良くなり、逆に「油と仲良くできるパーツ」はどことも仲良くなることができない結果空間を発生させ、それがたくさん集まったのが「泡」になるという原理だ。
(この部分を詳しく知りたい人は、調べてもらえばおそらく説明している人はたくさん出てくると思う)

界面活性剤は卵白などにも含まれるので、身近で体感してみたい人は食品なら卵白なんかで試してみると面白い。卵白を泡立てると要するにメレンゲになるのだが、あれはまさに界面活性剤が働いて液体が泡を含む現象である。

さて話が少々ずれたが、この界面活性剤のおかげでねるねるねるねはあのようにふんわりと膨らむのである。

そんなこと言いつつ調べていたらねるねるねるねも卵白が含まれているらしい。これだけではないらしいのだが、納得。


ねるねるねるねを食べた

さて、作成するだけがねるねるねるねではない。もういい加減「ねるねるねるね」という言葉がゲシュタルト崩壊を起こしかけているが、しかし作ったからには食べるという行為が発生するわけだ。

いざ実食。

…という行為の感想は、先に書いたような感じであった。

なぜここまで甘いのか?と思ったが、その時裏の原材料名を見て納得。
原材料名は「含まれる量が多い順に記載しなければならない」という決まりがあるのだが、一番上に登場しているのは「砂糖」。
…そりゃ甘いわけだ。僕、ほとんど砂糖食べてたのか。
言うてしまえばカラメルなんかは砂糖を焦がしたものであるからあれも砂糖の塊なのだが、近年カラメルのないプリンを好むようになった僕からしたら、久々に食べる砂糖の塊だったのではないか。
やっぱり甘いもの食べれる/食べれないは慣れもあるな…

なおしっかりと完食しました。ご馳走様でした。


最後に

さて、ねるねるねるねを食べた。人生で二回目だったが、おそらく次食べるときは今回のことなどすっかり忘れた後であろう。
おそらく味を覚えているうちは二度目はいいかな…甘すぎて。

しかし、知育菓子なだけあってその構造はわかりやすくも深く、非常に面白味にあふれていた。やはり日本の知育菓子は侮れない…

次は違う知育菓子も食べてみたいところだ。
同社であると、「たべる図鑑 恐竜編」や難易度高めの「香りラボ フルーツ味」なんかも面白そうか。…香りラボは目にしたこともないけど。

さて、ということで今回はねるねるねるねを食べた話でした。

次回の更新ですが、諸事情により未定となります。あまり長い期間は開けないつもりなので、次の記事もお楽しみに!

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございます。
お疲れ様でした!

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