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WebUIの便利な小ネタ

WebUIを使う上で便利な小ネタをまとめておきます
思いついたら追記していきたいと思います


画像生成完了時に音を鳴らす

WebUIをインストールしたフォルダ「stable-diffusion-webui」の中に「notification.mp3」を設置することで、画像生成完了時に再生される
フリー音源でSEを探してくるかVOICEVOXなどの無料の音声合成ソフトで作ると良いでしょう
音源ファイルの音量のまま再生されるので音量には注意!


Quicksettings listの設定

デフォル設定ではWebUIの画面上部にはモデルの設定リストしかありません

デフォルト

設定を変更することで他の項目も表示させることが出来ます
おすすめはモデル、VAE、Clip stopです

Settings→User interface→[info] Quicksettings list
に下記の3つを設定してください
sd_model_checkpoint
sd_vae
CLIP_stop_at_last_layers

設定

設定した後にApply settingとReload UIを忘れずに押して下さい

設定後

設定できる項目はかなり多いので便利に活用してください

追記
ナビさんからの情報です
do_not_show_images
を設定すると画像生成完了時のプレビューのオンオフが切り替えれるようになるようです
大量に生成する場合は完了時にイラストを表示するとめちゃくちゃ重くなるのでオフにするのが便利そうですね


保存されるファイル名の変更

ファイル名で生成した際の設定がある程度わかるように変更しておくと良いでしょう
Settings→Saving images/grids→Images filename pattern
の設定を変更することでファイル名の変更が出来ます

ファイル名

おすすめは下記です

[model_name]-[model_hash]-[sampler]-[seed]-[steps]-[cfg]

特にモデル名とSeedは入れておくと便利です
その他に設定できる項目は下記のリンク先に一覧があります


Styles適用箇所の変更

Stylesはプロンプトをテンプレート化して簡単に設定できる機能になります
WebUI上で保存したStylesは通常、現在設定されているプロンプトの最後の部分に追記される形になります

例えばプロンプトに
A, B, C
と入力状態でStylesの適用を行うと
A, B, C, Styles
と最後の部分に挿入されます

設定ファイルに{prompt}を付け加えることで必ず先頭に適用するなどの設定が可能です

Stylesの情報はstyles.csvに保存されています

name,prompt,negative_prompt
template,Styles,

{prompt}を記述することで現在入力されているプロンプトを{prompt}部分に挿入してStylesの適用をすることができます

例えば

name,prompt,negative_prompt
template,"Styles, {prompt}",

と変更して先ほどと同じように
A, B, C
に適用すると
Styles, A, B, C
と先頭部分に挿入されます

また次のように{prompt}を挟むことで

name,prompt,negative_prompt
template,"Styles, {prompt}, After",

Styles, A, B, C, After
のように最初と最後に挿入されます

例えば高画質用のプロンプトなどは先頭に記述することが多いので、この設定をしておけば、プロンプトを書いた状態でStyelsの適用をしても先頭に挿入されるので便利です

{prompt}をstyles.csvに適用するには直接編集する他にも、プロンプト上に{prompt}を記述してそのまま保存することでも出来ます


ライブプレビューの停止

デフォルトでは画像生成を開始すると処理途中のイラストが表示されます
この処理自体に多少の負荷があるようなので速度を気にする方はオフにしておくのが良いでしょう
Settings→Live previews→Show live previews of the created image
のチェックボックスをオフにすることで停止出来ます

ライブプレビュー

追記
ナビさんからの情報です
上で説明しているQuicksettings listに下記項目を設定することでライブプレビューのオンオフを簡単に切り替えれるようになるみたいです
live_previews_enable


WebUIのページ表示時の初期値

WebUIを開いた際の項目の値はui-config.jsonに設定されている値が適用されます
毎回使うような設定値があるならこちらを変更しておくことで手間を減らすことが出来ます
例えば、Sampling methodやStep数、他にも拡張機能のオンオフなども設定出来ます

ui-config.jsonの中身を項目名で検索すればだいたい分かると思いますがオンオフの項目について書いておきます

Enabled/visible
trueで表示、falseで非表示

Enabled/value
trueでオン、falseでオフ

注意点はt2iとi2iで分かれているので、同じ項目でも2箇所の変更が必要です


モデルや設定ファイルの保存場所変更

WebUIを立ち上げる際のコマンドに引数を渡すことでモデルや設定ファイルなどの保存場所を変更することが可能です

最近はWebUIのバージョンアップも頻繁に行われるようになっています
また色々なフォーク版もありますので、複数環境を作成する機会もあると思うので覚えておくと良いと思います
モデルを共通化することでディスク容量の節約に繋がりますし、設定を共通化することで全環境に設定が適用されるのは便利です

よく使いそうなものをまとめてみます

--ckpt-dir "モデルの保存場所"
--vae-dir "VAEの保存場所"
--lora-dir "LoRAの保存場所"
--ui-settings-file "config.jsonの保存場所"
--ui-config-file "ui-config.jsonの保存場所"
--styles-file "styles.csvの保存場所"

Windowsの場合はwebui-user.batのCOMMANDLINE_ARGSに追記してください

webui-user.bat
-----------------------------------------------------
@echo off

set PYTHON=
set GIT=
set VENV_DIR=
set COMMANDLINE_ARGS=--ckpt-dir "C:\SD\models"


call webui.bat

Linuxの場合は呼び出しコマンドに追記してください

launch.py --share --gradio-debug --ckpt-dir "/tmp/models"

引数は他にも色々ありますのでこちらで確認してみてください


最後に

とりあえず、思いついたものをまとめてみました

みなさんが知っている便利なことがあればぜひコメントで教えてください
どんどん追記していきたいと思います


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