育てる育てない
子どもを育てないと決めてから、
1カ月程経ったと思う。
子どもを育てない記念日みたいに
日にちを覚えておく気もないけれど、
自分の気持ちや考え方の変化をみるには
大体の時期を覚えておきたい。
これからの私が自分自身で考え、
自分を育てていけるか。
ふつふつと湧き上がってきていた
子どもを育てることへの想いは、少し落ち着いた。
多分、子どもを育てないという決定が
パートナーのたろう君と私の揺るぎない、
変え難いもので、争いようがないからだと思う。
子どもを育てないという決定に対する
自分の中で納得する理由や
誰かに胸を張って言える理由を
自分の中から見つけたくて
この1カ月間、
オンラインカウンセリングを受けたり
母に対して遠回しではあるけれど
怒りをぶつけたりと
活発に気持ちを動かし探し回っていた。
探し回った中で見つけたのは、
社会は生きづらいと大抵の大人は話すのに
なぜ子どもをその社会に産み落とすのかという
憤りに近い疑問と、
子どもを育てている人たちの
様々なエピソードに対して憤りを持ちたくないという
相反する気持ちをもっている自分がいること。
私の中で 家族 という形のイメージは
最低でも夫婦と子ども1人だから、
自分達は 家族 っていう肩書きの中にはいない。
でも、カップルとかパートナーとして
2人で生きていく形も
素敵じゃないかと思う自分がいること。
世間の常識が
結婚したら子どもを育てるだから
自分は子どもを育てたいのかもしれないと思う
自分がいると共に、
世間の常識からは離れて生きたい自分がいること。
カウンセラーさんの話や
たろう君がやむなく両親と関わった時に
再確認したのは、
彼は両親に理解されず
傷つきながら生きてきて
その傷は消えることがないということ。
よく世間に出る虐待以外で、
こんなに傷つけられてしまう子どもがいるのか
両親というものはこんなにも
子どもを傷つけることが出来るのかと驚いた。
私は私とたろう君が2人幸せに生きることだけを
考えて生きていきたい。
ただそれが答えなのかもしれない。
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