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「群青のファンファーレ」競馬学校を舞台にするということだけで、興味が湧くアニメ

昨日から、MXで放送開始したアニメである。いろんな配信サイトでも流れるので、いや、多分、昨今は配信で見る人の方が多いのだろう。深夜のテレビよりは、ネットで見るような人が増えているのだろう。というか、テレビも配信の一つと捉える方がいい時代になってきているのだと思う。とにかくも、いろんな方法で新作アニメが見られるような時代は良いと思う。だが、アニメを作っている人たちに払われる賃金は本当に考え直すべきだし、その根本となる制作委員会方式は、資本を持っている大企業の金集めには良いかもしれないが、本質的なエンタメ創作を高めていく方法にはなっていない。アニメ界でのセクハラ話は出てこないようだが、パワハラはないとは言えないだろう。とにかくも、創造者たちが増えていく良き未来を求めるものである。

そして、このアニメは「競馬学校」が舞台。グリーンチャンネルでも放送されるみたいだし、「競馬」に対する未来のための企画でもあるのだろう。考えれば、昔々は、ギャンブルが絡む競馬を子供向けのアニメにするなどあり得なかったが、「みどりのマキバオー」がアニメ化されてからは、そういう概念は無くなったようだし、競馬場自体が皆、新しくなり、一つのアミューズメントパーク化していることで、まあ、競馬に批判的な人は昔に比べれば少ないのだと思う。主催のJRAにしたら、ネット販売は順調で、このパンデミックの中でも売り上げは伸びている。ただ、少子化の中、次世代の騎手をもっと育てていきたいということもあるのだろう。こういうアニメができる背景にはそういうものがある。このアニメの影響で競馬学校志願者が増えるかどうか?というところか?

考えれば、競馬の映画は昔から、それなりに作られているが、競馬学校の話は初めてかもしれない。「競輪」や「競艇」に至っては、そのプロモートもあり、結構、学校の話もある。そういえば、競艇学校を舞台にした映画「フライング 飛翔」という映画があった。横山やすし企画、曽根中生監督という作品。ほぼ、ビデオでも、配信などでも見る機会のない、競艇映画だ。私は封切りで見たっきり。御大、笹川良一も顔を見せる映画だが、フィルムは残っているのだろうか?まあ、どうでもいい話だが、競艇も女子の活躍が目立つようになった世界。これも、アニメにできる素材だと思うのだが、ハードルは高いのか?

そんな、いらない話はともかく、「群青のファンファーレ」一回目を見る。アイドルが突然、競馬学校に入るという話。そして、もう一人の主役は、同じ名前の「優」。明らかに、「優駿」の「優」ということのネーミングだろう。この二人を中心に同期の仲間との騎手になるというレースが始まるという流れ。初回は、二人の主役が、道に迷うのと、遅刻するという登場。主役が誰かを明確にし、その二人が初めて馬に乗るシーンを作る。馬に乗った時の目線をアニメとしてどう表現するかは興味深いところ。仲間に女子一人というのは、入れざるを得ないというところだが、二人くらい入れておいてもよかった気はする。その方が、女子だけの悩みみたいなものも描けると思うからだ。

まあ、アイドルが騎手になるという話は、オートレーサー森且行氏を考えても、あり得ない話ではない。(森さん、復帰できるのでしょうか?心配です。)とにかくも、競馬というもの、馬に乗ってレースするということの凄さみたいなものを見せていただければと思う。

そう言えば、競馬学校が千葉県にあるのって、初めて知りました。そういうのも含めて、新しい発見が色々あるといいし、この作品が、今年の競馬界を盛り上げられるなら良いと思います。

個人的には、久々に競馬場、行こうかな?と思ったりしています。


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