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「にっぽん縦断 こころ旅」に見る日常に癒される。火野正平様、ご無事でゴールまでよろしくお願いします。

世の中は、とにかく明るさがない。いや、その前に日常が日常でないことが心にどんどん重みを加えていく。そんな、国民の心も知らずか、政治家は、勝手に空回りして、何事も問題の解決を前に進められない。

エンタメは、3月からほぼ中止の中で、映像関係も撮影に支障をきたすようになった。そんな中、春のテレビ改編期も、新番組を何か勢いをつけてみられる状況でなくなっている。そんな中で、2011年から始まった、火野正平さんが自転車で全国を回り、視聴者の思い出の場所を訪ねる、「にっぽん縦断 こころ旅」が、今年も世の中の傷が何もないように3月30日から始まった。

この番組、全ては火野正平さんの人柄が作り出していると言ってもいい。若い時から、女性問題で色々取り上げられた方だが、結局は、モテる男なのである。色香だけでなく、色々な知識も豊富で、何より好奇心に満ちている。とはいえ、自分の欠点も隠さずに見せられるところは、やはりクールな70歳である。

今回の番組、多分、ちょうどこの間の3連休あたりで撮影を始めていると思う。場所によってはマスクをしっかりつけているから、もう、今の深刻な状況が世の中に蔓延している時だ。でも、番組の中ではそんなこと一言も語らないし、彼と出会う人たちの笑顔も変わらない。最初の場所が三重県だということもあるが、走る近鉄を考えれば、大阪にも名古屋にもつながっている場所である。なんか、その現実と無縁な感じが、とても毎朝心地よい。

今回は東京を通るルートではないし、食事以外は外のロケだから、撮影中止ということはないだろう。(楽観的見解ですが)とにかく、この重い雰囲気の日本の中で、火野正平さんに癒される毎朝なのです。

私的には、今年は、桜もゆっくり見ることができない状況。春の風景が心地よい。そして、ここに出てくるように、楽しげにご飯が食べられる日が懐かしい。そう、この番組が描いているのは当たり前の日常の人との触れ合いの楽しさと、人の思い出というものの大切さなのだと思う。

しかし、彼みたいな70歳になりたいという方は多いだろうなと思う。何よりも、いつも楽しそうなのがいい。鼻歌の歌い方も格好いい。昔の青春ドラマでは、少しひねくれた役が多かった気もするが、今は楽しく70の青春を素で楽しんでいるようだ。

今回の旅は7月27日まで放送されるが、そこまで問題なく自転車を漕ぎ続けていただきたい。そして、その頃には、日本も、少しは自由に動けるようになってほしいものである。ずーっとこの番組を好きでみているのですが、今回ほど、朝の癒しになっていることはない?もちろん、とうちゃこ版も夜にみています。火野正平様、色々と気をつけてゴールまで走ってくださいませ。


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