【臨床心理学】公認心理士、臨床心理士の取得に向けて、大学院への道

河合塾のセミナーを受けて

先日、河合塾KALSの無料オンラインセミナーを受けさせてもらった。
「心理学系大学院オンライン進学フェア」と題して、どのように大学院受験の準備をすれば良いのか、参加者からの質問も多く受け入れる形での開催で、とても参考になった。

今日はその中で今後のじぶんの大学院への道筋に影響する点について主にどの領域について学び働きたいのか、現状認識をまとめておく。

大学院選び

改めて自分に合った大学院選びが難しそうだと感じた。
やはりまずは、臨床心理学の中でも何を中心に学びたいのか、という点を明確にする必要性を強く感じた。

現状「こころをもっと知りたい」という欲求はあるものの、特定の領域の人を救いたい、という思いはあまり考えていなかった。
しかし、広く浅く学ぶのならば大学院までいく必要もないし、結果的に将来別の領域に属することになっても、大学院を選ぶまでの間に何か一つ特化する領域を選ぶ必要はあると感じた。

5領域と意識を向けたい社会的な問題

まだ思いつきベースではあるが、私の現状の興味について、セミナーでも話のあった5領域(医療、教育、福祉、産業、司法)では、どれに惹かれるかという点では、今時点では、産業、もしくは福祉、教育、の順に引かれている。

産業領域への興味

今までいわゆる普通の会社員として働いている中で、少なからず生きづらさを感じていた。
これは私が特別不遇だったわけではなく、多くの人が自分が希望する形で毎日の会社人生を送っていないものと思われる。

会社にとっても、社員が100%の力を出し切っていない状態は好ましくなく、ストレスを抱える社員はいつ辞めるかもわからないし、少子高齢化で働く人ひとりひとりを大事にしないといけないという機運は高まらざるを得ない。
働く人も会社も前を向いたポジティブなケアがウィンウィンでできるような、そんな社会へ少しでも貢献できれば、それはきっと私の求める世界に近づくことになるし、楽しいと思う。

何より、働く人に人生をかけることがまだ多い世の中で、その働くことに寄り添って(働かないことの観点も大事だと思うが)こころを扱うというのは、きっと楽しい。

性に関する問題

次に、関心のある社会問題についてだが、あえて挙げるとすると性に関する問題に興味がある。
というより、全ての自分らしく生きられていない人達に関する問題に興味があるのだが、性は、女、男という画一的な価値観がまだ異様に強く、行きづらい。

性的マイノリティへの差別や、やりきれなかった体験談を耳にすると、内臓がぎゅっと掴まれたような感覚で苦しいし、いまだに女性の社会的評価が低い日本の現状を見ると、苛立ちを覚える。

私自身も、女、男の二元論に抑圧されてきたという思いが少なからず抑圧されてきたという思いがあり、社会全体の価値観を変えるには映画監督だったり、小説家になった方がいいのかもしれないが、現状苦しんでいる人に寄り添う、というのも良いかもしれない。

これから

今回は、割と現状の社会への問題意識から、将来の勉強の道筋を決めようとする人のような形になったが、まだ学部レベルの学びの途中であり、今後全然違うモチベーションが生まれるかもしれない。
きっと大学院を決めるのは、半年後とか1, 2年後になると思われるので、今の興味関心は文章として簡単ではあるが残しておき、これからも頭の片隅でどんな道筋がピンとくるか探っていきたいと思う。


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