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ドラゴンフライの最適ピンは?

4月に入りトラックシーズンも本格化してきましたね。私も3月に5000m、4月に3000mを1本ずつ走りました。今シーズンの大きな変化といえば、昨年の12月からの規定となったソール25mm以内ルールでしょう。昨年度のトラックレースまでは厚底でしのいだわけですが、今シーズンは覚悟をしてこのルールに合わせねばなりません。昨年夏からアキレス腱に不安を抱えていた私としては非常に不安のある規定です。しかし、現時点ではこの規定は私にとってプラスとなる変化になりました。昨シーズンはキロ4分を切る練習ではヴェイパーフライを多用していましたが、今シーズンはヴェイパーフライは使えないため、それをやめてキロ3分40秒程度まではリアクトインフィニティまたはインヴィンシブルランを使用することしました。そこで気づきましたが、カーボンがない方が力を使わずに走りやすいペース帯がある(私でいうと4分30秒から3分40秒/km)と言う事です。それに気付いて以来、走りのバランスも少し良くなったのか、ドラゴンフライでも力を使わずにキロ3分のペースでの走りができるようになり、やっとヴェイパーフライと遜色がないなと思えるようになりました。ドラゴンフライへの適応に苦しまれているランナーの方がいらっしゃいましたら、少し厚底カーボンのシューズから離れると状況が好転するかもしれません。

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その中でレースに臨むにあたってのピン選択の話ですが、付属の5mmニードルピンは反発の割に引っ掛かりが強く、調べたところニードルピンであればなんと3mmから存在することがわかり、3mmニードルと巷では評判のいい5mm平行ピンで履き比べることとしました。上の写真は左が3mmニードル、右が5mm平行です。

結果としては反発は5mm平行>3mmニードル、足へのダメージも5mm平行>3mmニードルでした。速さをとるかダメージの少なさをとるかで悩みました。どちらも装着してポイント練を行いましたが、翌日の特にふくらはぎへのダメージの違いで結局は3mmニードルピンを選びました。

次に3mmニードルピンを装着してのレースの結果ですが、3000m9‘08と公認で自己べストが出ましたので、反発の面も問題なさそうです。ピンが短い分、ナチュラルに接地できるので、後半まで足を使わずに走れた印象でした。そのため、私は当分3mmニードルピンを装着して走ろうと思います。と言いますか、私にとって3mmニードルピンを装着して世界が変わりました。これがなければ今の足の状態でスパイクは履けなかったでしょうし、何なら25mmルールに抵触するため公認の記録会に出ることができない状態すらあり得たからです。その状態から今は今シーズンは5000mのベストを狙うぞというところまでメンタル的な変化もありました。そのためにまずは3000mで8分台を狙おうと思います。

一つだけ懸念があるとすれば、このピンの短さ故、消耗するとピン回しで外せなくなるだろうなということです。この記事をお読みの方で3mmピンを使われる予定の方がいらっしゃいましたら、早めの交換をお願い致します。ちなみにステップスポーツでは5mmニードルですら破損して外せなくなるリスクが高いとのことで平行ピンへの変更をお勧めしているとのことでした。私は昨年のアキレス腱の故障の後遺症が若干あるため、ピンが外せなくなるリスクを承知で3mmピンを使おうと思っている次第です。

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そろそろ前々から検討している、スケッチャーズのスピードエリートのレビューをお伝えしようとは思っているのですが、思いの外、ドラゴンフライ+3mmニードルピンがハマっており、まだポイント練で使用できていないため、もう少ししてからということに致します。

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