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ストリークフライ レビュー①


先日StockXに注文していたストリークフライが届きました。サイズは通常のヴェイパーフライ 、ドラゴンフライでは25.0cmのところを1サイズ下げて24.5cmにしていました。サイズ感についてはTwitter等の情報で大きめの作りと聞いていたため、賭けではありましたが、ワンサイズ下げて正解でした。24.5cmでジャストサイズでした。噂では2サイズ下げ(1cm下げ)でもいいという方もいらっしゃるそうで、いずれにしてもサイズ選びには注意が必要ですね。

次に重量についてはヴェイパーフライ より軽いというのは発売前の情報で入っていましたが、私のサイズではなんと1足145gという、これまでの薄底と同等でした。まず軽く室内で動いてみた感触ですが、信じられない軽さです。ただし、初めて履いた感想としては反発感はヴェイパーフライいのそれよりはペガサスターボのそれに近いものと感じました。まだトラックやロードで履いていない時点でしたので、厚さの面でそういう風に感じただけかもしれませんが。

そして本日、トラックでの練習で早速使用してきました。メニューは400m×8(rest60秒)でした。少し前にドラゴンフライで400m×10(rest60秒)を行ったのでタイムの比較です。

ドラゴンフライの際の平均心拍が150、ストリークフライでの平均心拍が145と本数の差を加味すると少なくとも400mのインターバルでは大きな差は付かないようでした。走った感触でいうと、少なくともヴェイパーフライには反発で劣っており、より自分の筋力で走らねばならない感じでした。またドラゴンフライと比較しても若干反発では負けているでしょうか。ただし、危惧していたペガサスターボと同等ということはなく、zoom Xの反発に加え、前足部のカーボンも感じることができました。またここが大きいと思いますが、練習後のふくらはぎへのダメージはドラゴンフライより少なく、また最近話題になっている厚底カーボン練習後の股関節周囲の疲労感、張り感も現時点では少ないようです。

これは主観ですがトラックでの厚底カーボンシューズを使用すると、いずれのメーカーにしても現在は高反発、高クッションの構造になっており、やや沈み込みが強く出ます。コンクリートでは丁度いい沈み込みでも、トラックではそこが不安定性につながり、クッションがあるが故のダメージという結果になっていることもありそうです。

今回のストリークフライは「今日はスパイク履くには足の状態がなー、でも最近ヴェイパーばっか使ってるなー」というタイプのランナーには最適なシューズになりそうです。しかし、元々トラックではスパイクを履きます、スパイク履かない時はきちんと薄底で練習できますというタイプのランナーには必要がないシューズと考えれます。
理由は、ストリークフライは公認トラックレースではルール上、使用できないこと、ロードレースではあれば現時点で10kmであってもやはり多くの方がヴェイパーフライを選ぶかなと思うからです。

ちなみに、ペガサスターボが大好きで、ペガサスターボなんで廃盤になったんだーという方は金額的なこと、入手困難なことは抜きにすれば、気に入る履き心地なのではないでしょうか。そういう風に考えるとロードの距離走で使うのもありか。それについてはアッパーの踵部分の補強がショート向きの薄い作りのため安定感に欠ける部分がどうでしょうか。ロード走で使われた方がいらっしゃればレビューをお聞きしたいところです。

まだまだ初回の使用でしたので、簡易的なレビューとなりましたが、参考になりましたでしょうか。

次回はできたら5000mなどの少し長い距離で使用してみたいと思います。

ランナーの皆様も徐々に暖かくなる時期なので、早朝からの走り込みや、またトラックレースも始まってきたため気分も上がっているのではないで消化。楽しいランニングライフをお送りされることを願っております。


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