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飞影PBレビュー

トラックシーズンも終盤に差し掛かり、今後はマラソン、駅伝などのロードでのレースが増えてくるランナーの方も多いと思います。私は毎年2月に地元の県内一周駅伝に参加するためその時期はロードに合わせますが、基本的にはトラックの5000mを主戦場としています。10月はトラックで5000m2本、10000mを1本走り1年でも最もトラックで走った月となりました。5000mで見るとドラゴンフライで走った公認記録会(15‘42)ヴェイパーフライで走った非公認記録会(15‘43)と例年通りの仕上がりです。11月もトラックレースはありますが、今後は駅伝に向けてロードでもジョグだけでなく早めのペース走を取り入れていく必要があります。トラックは平坦ですが、ロードにはアップダウンがあったり、長い時間向かい風、追い風が連続する場面もあるためその中でも安定した走りをすることへの対応が求められます。私のレベルではロードでのペース走というと、8-15km前後を3‘25-3‘40/前後で行うことが多いです。前回アディオスプロ2で10km34分で行ったペース走をご紹介しましたが、今回は上記の飞影PBで10km35分30秒程度のペース走を行いました。なぜ今回飞影PBで練習を行なったかと言いますと、マラソンを2時間20分未満で走る選手がレースシューズとして履いている、コストパフォーマンスが非常にいいという噂を耳にしたこと、中国系の厚底カーボンシューズがどこまで進化しているかを体感したかったからでしょうか。

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上記が結果ですが、ピッチがかなり多いことがわかります。

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上記の前回のアディオスプロ(3‘24/km)で行ったものと比べても、やや今回の方がピッチが多くなっています。通常速く走るほどピッチは上がるはずですので、遅く走った飞影PBでのペース走の方がピッチが多くなることはないと思われます。それではなぜ今回の方がピッチが多くなったのでしょうか。

ここからは主観になりますが、反発に関してはヴェイパーフライ>飞影PB=アディオスプロ2かなと感じます。ヴェイパーフライは反発が強い感じ、アディオスプロ2は転がる感じよりは地面にやや沈み込んで押して跳ね返る感じ、飞影PBは転がる感じが強い印象です。転がりがどんどん作られていくため自然とピッチが多くなるという結果でした。その分ストライドは若干短くなるようでした。その他、感想としては、ヴェイパーフライ、アディオスプロなどの厚底シューズはこれまでのシューズに比べて厚底になった分、アッパーの密着度は非常に高く、安定感が増したと言え、レースでも安心して履けます。その反面、足にストレスをあまりかけたくない、中程度の強度のロング走ではややアッパー部分の締め付けを感じることもあります。そのため個人的にはトラックでのポイント練習、ロードレース以外のペース走ではヴェイパーフライ以外のシューズで走りたいなと思っていたところでした。今回飞影PBがなかなかのパフォーマンスをしてくれたので、今後もロード練習で使ってみようと思います。次回は年に何回かは行う20kmのペース走をする際などに使ってみようと思います。

以上飞影PBレビューでした。皆様、これからマラソンシーズン本番ですので、楽しいランニングライフをお楽しみください。

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