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AVANTI TYO レビュー

今回はアバンチTYOのレビューを行います。メニューはやや変則的ですが1200+1200+1000mです。本来1000m3本でしたが、走行感を確認したかったため最初の2本は距離を伸ばしまた。1200mは3’10/kmペース、1000mは3’00/kmペースです。

通常1000m3本であれば3分切りで走るのですが、今回試したかったこともあり少しペースを落としました。まず、本日競技場にはいつも使い慣れている3mmニードルピンを装着した状態で向かいました。その後アップを行い、アバンチTYOで流しをしましたが、ドラゴンフライほどの助力はないと感じました。また私はアキレス腱に少し問題を抱えているため前足部に強い負荷がかかるスパイクは現時点では使いこなせない状態なのですが、ピンを装着した状態での流しではややアキレス腱への負荷を感じました。そこで元々頭にあったことですが、ピンを外して、単純に薄底シューズとして使うというプランでいくこととしました。それで今後の使用法も考慮して最初に述べたペースを落とすという判断をしています。

ピンを外してシューズとして使ったという前提ですが、トータルの評価では通常の薄底シューズ<アバンチTYO<アディオスプロといった感じでした。ただし5000mのレースペースで走る際はアディオスプロは厚底である分反発が遅いため使いにくいので、アバンチTYOに分があると思われます。アバンチTYOはレースペースでは走りやすいですが、肝心のいわゆる助力としてはドラゴンフライに負けているでしょうか。逆に言うとトラック練習で毎回ヴェイパーフライやドラゴンフライの万全のサポートで練習しすぎるとどういう恩恵を受けているか分かりにくくなるため、レースペースかそれよりやや遅めの練習、私で言うと3‘10/km程度の練習で使っていけるのではないかと考えました。個人的な感覚ですが、アバンチTYOはアディオスプロと比較しややソールが柔らかいため、もう少しだけ硬くして、そしてもう少しだけソールを厚くしたらすごく良かったのではないかなと思います。

ちなみに本日練習の後に400m1本をドラゴンフライを履いて走りましたが、64秒でした。反発はアバンチTYOより強く、「ああ、いつもの反発感だな」と言う感覚とラストの部分はアバンチTYOではなかった臀部、大腿部への負荷も感じました。強い反発には強いダメージが付き物であることも再確認しました。

以上、アバンチTYOレビューでした。現時点で、私はやはりレースではドラゴンフライを選択します。最近のシューズ、スパイクは性能が上がっている分、一朝一夕では使いこなせないですね。とはいえ、アバンチTYOは世界トップレベルのランナーも履いているスーパースパイクに間違いはありませんので機会があれば練習で使っていきたいところです。

週末は土曜日に利根川スペシャル、日曜日は20km程度のロング走を行う予定です。利根川スペシャルはドラゴンフライ、20km走は足への負担を考えてインヴィンシブルランを予定しています。

それでは皆様も良い練習のできる週末となることを願っております。

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