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スーパースパイクシリーズFuelCell MD-X

今回はFuelCell MD-Xのレビューをお届けします。

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その前に以前書いた記事でスパイクピンのおたずねがありましたのでお答えします。画像に僕が持っているピンの一部の写真を添付しました。左からナイキ付属7mmニードル、ナイキ5mmニードル、メーカー不明5mmニードル、メーカー不明5mm平行、メーカー不明3mmニードル、右下の画像はアシックスの平行ピンです。

一般的に負担が軽いのはニードルピンです。その分反発は平行ピン>ニードルピンとなっています。平行ピンでも二段のほうが一段のものより負担が大きく、同様にニードルピンでもニードルが太いほうが負担が大きいです。私は現在ドラゴンフライに3mmニードルピンを装着して走っています。これが一番走りやすいです。Twitterなどで検索すると3mmニードル派と5mm平行ピン派で分かれている印象です。

写真には5mmニードルが2種類ありますが、前述したように左の細いほうが足抜けがよく負担は少ない印象です。

私は田舎住まいのため実店舗にはなかなか行けないため主にインターネットで購入しています。価格についてはいずれもアマゾンや天市場などで1000円程度で購入しております。

なお、FuelCell MD-Xのレビューですがトラックでのポイント練習で流しをしましたが、私の走力では使えないことを瞬間的に察知しました。こちらはおそらく5mm程度の固定ピンですが、ドラゴンフライ では現在3mmニードルを使っているため違和感がありました。またドラゴンフライはプレートはPebaxであるのに対してMD-Xはカーボンプレートであるためやはり硬さをかなり感じます。具体的にはフォアフットで入ってある程度強い力でカーボンに加えることができないと使いこなせないのではないのでしょうか?そのためポイント練習をMD-X行うことを断念しました(流しをしただけでアキレス腱が張ったため無理でした)。5000mのレースではとても使えないため、可能性としては1500mでしょうか。New Balanceでは今後LD-X(MD-Xより厚底、プレートも前足部のみで短い)の発売が予定されているためこちらの方が可能性があるかもしれませんね。

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もともと800mのトラックランナーであった私は昨年までの厚底マラソンシューズの件より、さらに昨今のスーパースパイクの発売ラッシュに非常に興味があります。私の大学時代は中距離ではミズノのジオスナイパーやスぺクトラシューズオーダーでジオスナイパーのソール+クロノインクスのスケルトンアッパーを組み合わせたインクススナイパーが大人気でした。私もこれで何度も自己ベストを出させてもらいました。下の写真はインクススナイパーです。懐かしいですね。今はこんなに硬いソールでは走れないでしょう。大学時代も負担を減らすために予選は短い固定ピンのクロノディスト系で走り、決勝はインクススナイパーで走ったりしていました。

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しかし現在は固いプレートに高反発かつ柔らかいミッドソールを組み合わせたスーパースパイクの時代です。タイムもさることながらケガのリスクは非常に低く、これはとても大事なことです。本当に最近の陸上界の技術の進歩には驚かされます。私も30台中盤に差し掛かりましたが、こういう新しい技術に触れるのが楽しいうちは現役で走りたいし、ベストもさらに更新できるのではないかと思っています。

余談が長くなりましたが、今後もスーパースパイクシリーズとしてシューズレビューをできればと考えています。METASPEED LD 0、Avanti TYOは当分手に入らなそうなので、次回はBrooks Wire7を予定しています。

では皆さん熱中症に気を付けながらケガのない楽しいランニングライフをお楽しみください。

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