タカミンの日本酒蘊蓄動画シリーズNo.92(テーマ「日本酒の韓国市場について考える」)

皆さん、10月も間も無く終わります。

今月2回目の「日本酒蘊蓄動画」のテーマは、日本酒の海外輸出市場の中で、意外と重要な位置を占めている「韓国市場」について、少しタカミンが蘊蓄を語らせて頂きます。宜しくお願いします。

輸出市場の上位を争う中国、アメリカはさておき、実はその次に出てくるのが、大韓民国(韓国)なんです。意外に思われる方も多いかもしれませんが、これは紛れもない事実です。米を食べるという食文化も、ある意味似ている部分があり、同時に海産物を生で食べる文化も根付いていて、日本酒が浸透し易い土壌がそこにあります。
同時に、一般的に見て、日本人と比較して韓国人の方々の方がアルコール飲料への耐性が高いと思われ、その意味でも、日本よりもアルコール消費量に期待の持てるマーケットであります。
近年、徐々に過去の両国の歴史的な背景に基づく感情の軋轢も和らぎつつあり、特に若手の間での交流も盛んになってきていると聞きます。
韓流ドラマは相変わらず日本で根強い人気を持ち、同時に男女を問わず、若手アイドルグループの勢いは盛んで、日本でも多くのファンがいます。

タカミンも個人的に、大学時代の親友からの紹介で、現在釜山に住み、現地でマッコリの生産にも携わっているあるビジネスマンの方と出会い、またその方は日本向けのビジネスにも関与されているとのことで、先日九州の博多で再会したばかりでした。その際は、新聞社の取材に同行する形で、一緒に九州の複数の日本酒酒蔵を訪問して回りました。

タカミンセレクトの秘蔵の日本酒の輸出先として、今後、韓国釜山エリアも大きく浮上して来たような印象を強く持っています。その為には一度市場調査を兼ねて、釜山にも実際に出張に行ってみたいと真剣に考えております。

日本酒の存続・発展の為には、この「韓国市場」の存在は欠かせないという意味で、今後とも注目して見ていきたいマーケットであると実感しました。

秘蔵の日本酒 高見酒店
店長:唎酒師タカミン(髙見 広行)