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数学的観点から掘り下げる【NOT≠EQUAL】三峰結華(本編)

まえがき

お待たせしました本編
まずは前回の振り返り。というか本編に入る前の情報の再確認


本記事では
【NOT≠EQUAL】三峰結華はミレニアム問題のひとつであるP≠NP予想がモチーフとして扱われている
という解釈の元掘り下げを行っていく。
P≠NP予想の内容に関しては随時言及していくが各自wiki等を確認して理解を深めていただければ幸いだ。


≠と左辺と右辺

前回記事の中で以下の問いかけを行った。

他の三峰担当のプロデューサーによる記事は
「アイドル三峰結華」と「少女三峰結華」の乖離
つまりはアイドル三峰結華≠少女三峰結華という考えが基本となっている。
だが待ってほしい、この表記を行うには1つ大きな疑問が発生する。

果たしてどちらがNOTでどちらがEQUALなのか

この問に対して先ずは回答する。
「アイドル三峰結華」がNOTであり「少女三峰結華」がEQUALだ。
もちろんこの否定や肯定の意味合いが重要になるわけだが、ここでP≠NP予想を絡め以下のような構図とする

①.P=「アイドル三峰結華」=NOT
②.NP=「少女三峰結華」=EQUAL
③.①≠②


プロデューサーから見た三峰はどのように見えているのか。
という部分に焦点を当てて
「アイドル三峰結華」=NOT 「少女三峰結華」=EQUALとした。
プロデューサーの一言で発生した
「アイドルの三峰結華」に見えなくなってしまっているのではないか、
プロデューサーの隣にいるのに相応しくない「三峰結華という少女」になってしまっているのではないか。

という不安

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だがこの見え方の問題はあくまで
「三峰の考える プロデューサー→三峰 の見え方」
であるということに留意していただきたい。


さて、同時にこのとき前述した①、②の定義により
P=「アイドル三峰結華」、NP=「少女三峰結華」
という構図になるわけだがこれは何を意味するのか。

P≠NP予想のPは判定問題におけるクラスの属性であり「多項式時間で解ける」問題であるという意味なのだが、
もっと噛み砕いてP=「簡単に解ける問題」と表現させてもらう。

NOTとEQUALの解釈を三峰からの視点で考えているためこちらも同視点での解釈を行うのだがこちらに関しては上記の逆、つまり
「三峰の考える 三峰プロデューサー の見え方」
と捉えている。
アイドルに見える部分はよくわかっている。一方でそうではない部分をどこまで見せて良いのかという部分が彼女にとっては簡単ではない問題。
だからこそ彼女は随所でプロデューサーとの距離感を図っていたし、本音的な部分を晒すことを躊躇っていた。


P≠NP予想という未解決問題

タイトルどおりではあるのだがP≠NP予想は未だ証明がされていない。
この問題の重要性も相まって100万ドルの懸賞金がつくほどだ。

ところで
NOT≠EQUALのコミュ内で以下のような表現がある

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”私たちはこれで”正解という表現だが、数学において人によって答えが変わる問題など普通はありえない。

あるとすればそう

未解決の問題くらいなものだろう


正解

実はP=「アイドル三峰結華」、NP=「少女三峰結華」の構図にした理由がもう一つある。

P≠NP予想のNPというクラスに関してだ
これはよく誤解されがちなのだが、
NPはPと相反するクラスではない
NPクラスは多項式時間で検証できる。端的に言うとPでの検算が可能な問題という位置づけとなっている。

そしてPとNPの関係性が非常に重要なのだが
そもそもクラスPの問題は検証もPで可能な問題であるため
NPクラスはPクラスを内包している。

画像3(以下サイト「P≠NP予想の主張の解説」より引用)


これこそがプロデューサーがプロデューサーであり続けた理由
プロデューサーにとっては「アイドル三峰結華」も「少女三峰結華」も紛れもなく同じ存在なのだ。

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P≠NP予想はPがNPの真部分集合であるか否かという問題だ。
この問題に対して多くの研究者はP≠NPである
つまりPで解くことのできない問題は必ず存在していると考えている。

NOT≠EQUALで三峰が得た答えはこの考えと袂を分かつP=NP

「アイドル三峰結華」が見せる顔は仮初などではない確かに「少女三峰結華」の一側面であり、「少女三峰結華」が抱えるほの暗い一面も形を変えて「アイドル三峰結華」の魅力たり得る。

彼女が抱えてしまった不安はその実、簡単な問題だったのだ。

実際これ以降(特にプロデューサーに対しては)それまでの「アイドル三峰結華」とは違った一面を躊躇うことなく見せ始めている。


いつの日か「≠」が「≒」を経て真に「=」になることを願いながら彼女の物語を見届けようと思う。

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