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もう2度と立ち直れないと思った。だけど今こうして笑顔で楽しんでるのは旅に出たあの日のおかげ

誰も信じられなくなったわたしを助けて
また1人で歩けるようになった
きっかけが旅だった。

半年前のわたしは3ヶ月間引きこもりをしていた
そんなわたしを見かねた母が
以前気になっていた一人旅を応援する企画に
応募してくれたのがこの旅のきっかけだった。

当時大学3年のわたしは
今年の冬から春を迎える時期に病んでいて
人生初引きこもりを経験してました。
何するにも外に出れなくて
仲良い人にも連絡すらしたくなかった。
音信不通のまま時が過ぎて
気がつけば春になっていた。

引きこもった理由はいくつかあって
当時半年間ほど付き合っていた彼氏は
すぐ隣にいてこんなにそばにいるのに
自分を見てくれてないということを知って
悲しくなったこと
本当のわたしを見てるわけでなく、
ただの彼女という存在が
欲しかっただけだったみたいで
本気で惚れていた当時の私には
きつかった。

そんな中大好きなばーちゃんは
普段明るくて元気でプラス思考なのに
2年前ステージ3の肺がんを患ってから
どんどん気持ちは落ちていき
この時はじーちゃんが浮気してるのだの
それでわーきゃー毎晩夜な夜な家中で
怒鳴り声が響き渡っていた。

わたしにとって大好きな存在の2本柱が
よくわからなくなって
本当に大切なものってなんなんだろうって
今まで好きのために動いてたのに
その好きなものに裏切ったかのように
全部嘘だよって言われたみたいで
去っていく背中が見えて
泣き崩れた。

それと同時に
2年間惚れ込んで本気で活動していた
宮城県気仙沼市唐桑町の
復興まちづくりサークル
からくわ丸学生部隊について
考えるようになった。
大好きなまちで海も人も山もぜーんぶ大好き
大好きだからこそ自分がここ半年間
胸に突っかかる感情があるんだと感じた。

わたしは大好きなまちのために
貢献したい気持ちだけがから回って
自分が本当に好きな手段を使って
大好きなまちのために
貢献できてないことに気がついた。

友達や先輩は
『教育が好き!』『建築が好き!』
どんどん好きなことを見つけて
どんどん主体的に動いていて
魅力的で羨ましくて
自分で必死に探してみたり
何が好きなのかも常に考えてても
答えは出てこなくて見えないところで
焦り泣いてどうこの感情を
表現すればいいかわからなかった。
わたしはダメな人間なんだなって
落ち込み
次第に唐桑に帰りたい気持ちと
こんなんじゃ帰れないって気持ちに
変わってしまった。

だけど
そんな私を変えてくれたのは
まぎれもない旅だった。

ゴールデンウィークに勇気を振り絞って
見ず知らずの土地に
英語も話せない
方向音痴・土地勘がない
知り合いも誰1人いない
そんな場所に勇気を振り絞って
自分と向き合って新しい自分に会うために
飛び立った。

タイのカオサンロードについて
数日1人で過ごしてみて
やっぱり英語もわからないし
帰りたくもなったりしたけど
それ以上に向こうの人は優しくて暖かく
そしてなんでもマイペースでいて
見てるこっちはなんだか
時間がゆっくり流れてるようで
とても落ち着いた。

『私は今後どうやって生きよう』
『何が私には強みなんだっけ?』
『何をしてる時私は幸せなんだろう?』

本気で考えた

初めて会う一人旅をしたい
仲間たちのタビイクメンバーにも会い
みんなに会話の途中に尋ねてみた。

『何してる時が幸せ?』
『自信ってどうやって手に入ると思う?』
色々な質問を暇さえあれば聞いていた。

タイから陸路を渡り
カンボジアのシュムリアップ に着くまでの間
話を聞けば聞くほど
自分の考えをまとめて話せば話すほど
私は人が大好きで
『初めましての人と会って
昔からの友達のように話す時が1番幸せだな』
そうやって自分を客観的に
見れるようになっていった。

みんなとバラバラに1人旅に出る日になり
初めてタイに着いた時は不安だった。
だけどこの時は
バスに乗るのも
人に道を尋ねるのも
英語は話せなくても
不安はなく本当の自分として
カンボジアの地を歩いてました。

たまたまふらりと
日本人宿を訪れたら
そこで10年前に立てた
小学校の大改修ボランティアを募集していて
即決で航空券を捨て
新しい物をその場で予約した。
すごくワクワクしたのを今でも覚えてる!
旅しててよかったって
あ、これが旅なんかなーって思った
1人で回って予定も現地に着いてから決めて
誰にも迷惑かけないで予定変更して
面白いと思うものに向かっていく
観光だったら行けてなかった。
それに友達と来てた
ら行けなかっただろうな。

旅って面白いって心の底から感じた!
旅をしてるからこそ
社会問題に触れたり
国ごとの考え方の違いを知れたり
そんな考えすぎなくてもいいのかなって
感じたりもしたし
貧しい人を見て
私が悩んでることなんて
みじんこみたいなものだなって感じた。

そしてこの旅が終わる頃
私は場づくりや、
地域×ボランティア×旅に興味があり、
それについて突き詰めていきたいって思えた
私の強みを活かしたい!!!

旅に出る前自分に自信はなかったのに
帰ってきてからは自信にあふれていて
誰かに頼るわけでもなく
ただ純粋に自分を好きになれた
大嫌いな自分だったのに
そんなダメなところも私と思えるようになった
だいぶ楽になったし
そんな考え込まなくてもまた明日は来るって

帰ってから今まで止まっていたこと全てを
取り戻すかのように動き回っている

今はTABIPPOという
『若者に旅する文化を広める』
団体に入って活動している!
楽しい。
旅ってこんなに楽しいんだって
胸を張って言えるし
皆んなに
旅の魅力を知ってほしいと強く想って
『自分に何ができるのか?』
そして
『この1年間で何を成し遂げたいのか?』
そこについて真剣に考えて活動している
本当に幸せな日々です。
今までのこととこれからのこと
点と点が繋がった瞬間で
大きな夢ができた
『海外の人に日本の地域の魅力を発信したい』
この大きな夢のために今できること
吸収できるところはとことん吸収して
成長していきます!!

#旅とわたし