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まほ僕 第1話 「出会い」
第1話
○○:帰りました〜
適正審査を終えて衛藤さんの所まで戻る
衛藤:どうだった〜?
○○:とりあえず生徒手帳は貰えました
衛藤:おぉ、そりゃそうだよね
どこか納得した様子の衛藤さん
○○:疑わないんですか?
??:私の弟だからね!
○○:え?
振り向くとそこには麻衣姉がいた
○○:麻衣姉!?
麻衣:○○〜!
思いっきり抱きつかれる
○○:何で麻衣姉がここに?
麻衣:それはね…
??:私から説明するわ
○○:あなたは?
??:私は深川麻衣、乃木高校の教師を務めてるわ
麻衣:じゃあまいまいよろしく〜
そう言って家を出て行こうとする
麻衣:あ、そうだ。たまには家に帰りなよ!あと連絡もすること!
○○:うん
ガチャ🚪
深川:じゃあ話をするわね
○○:よろしくお願いします
深川:まず、あなたは特Ⅲ類と呼ばれる階級に選ばれたの
○○:はい
深川:本来は最初から選ばれることは無いけどあなたは特別なの
○○:と言うと?
深川:あなた、四代式神を取り憑けたわね?
○○:はい「大陰」と呼ばれる式神です
深川:そう、それがあなたが特Ⅲ類になった理由ね
○○:特Ⅲ類って何人いるんですか?
深川:この国に居るのはあなたを含めて8人よ
○○:8人…
深川:Ⅲ類だけならもう少しいるわ
2桁は居ると思っていたが…
○○:僕は乃木高校に入れますか?
深川:なんのために入るの?
○○:それは、母の死の真実を暴くためです
深川:まいやんも居るのに?
○○:え?
深川:あの子も特Ⅲ類よ
○○:そうなんですか!?
あぁなるほど、だからさっき私の弟だからね!って言ってたのか
深川:それでも入るの?
○○:……
麻衣姉だけに頼るのは
もう、嫌だ
○○:はい、強くなるために
深川:分かったわ、正式に手続きをしとくわ
○○:ありがとうございます
____________
その夜
○○:なぁ大陰
大陰:なんだ
○○:そういえば俺は「式」っていうのは使えるのか?
大陰:まだ使えんぞ
○○:まじ?
大陰:まじ
○○:じゃあ俺はどうやって戦えるようになれば…
魔法も使えないとなると…
大陰:式を使おうと思えば出来るかもしれんがまだ体が耐えれん
○○:体?
大陰:とりあえず鍛えるしかない、器さえ出来ればあとは練習のみ
○○:なるほど
確かに特Ⅲ類ならば武術もできなければ話にならない
入学式までの1ヶ月間を
俺は大陰と共に体を作ることに
費やした
_____________
○○:ようやくだな
カーテンを開けると日差しが
体を包み込む
衛藤さんの家から引っ越しをして
今は借りた家で一人暮らし状態
内界の家には時々帰っている
○○:どんな場所なんだろう
特殊とはいえ
ようやく高校生活が始まると思うと
胸がドキドキして止まらない
クラスは特進と呼ばれるクラスだ
通称S組
○○:おぉ
学校に着くと人で賑わっていた
○○:ん?
周りが俺を見ては笑っている
○○:あぁ
恐らく俺が無属性であることがわかったのだろう
俺の周りの魔力には色がないからな
それで察したのか
人を押しのけてクラスの場所まで来る
○○:ここか
クラスの中にはあまり人が来ていない
黒板に書かれている席に座る
しばらくしてチャイムがなり
先生がやってくる。深川さんだ
クラスには俺を含めて10人しかいない
深川:ほい、おはよう、じゃあ出席とるぞー!
深川:一瀬。遠藤。賀喜。掛橋。白石。清宮。田村。筒井。西野。早川。よし、全員いるね!
出席を終えると入学式になるのだが
深川:入学式はしないらしいから、明日からの連絡するね
まさかのなし
深川:明日は模擬テストするから準備しといてね、それぐらいかな。
そんだけかよ
深川:じゃあみんな仲良くね、さよなら〜
○○:帰ろ…
支度をして帰ろうとすると
??:ねぇねぇ君の階級は?
声を掛けられた
○○:え、俺?
??:うん、俺は西野伊月!よろしく!
○○:あぁ、うん。よろしく
あまりの元気良さに圧倒される
伊月:で、階級は!?
○○:えっと、特Ⅲ類です
クラス:えぇぇ!!
クラスメイト全員に驚かれた
1人を除いて
伊月:特Ⅲ類!?無属性なのに?
○○:ははっ、なんでだろ?
??:嘘つくな
○○:え?
??:俺は一瀬真央、下Ⅱ類だ。明日手合わせ願おう
○○:えぇぇ…
めんどくさい絡みだな
しかも男子がこの2人かよ
○○:わかったよ、じゃあ帰るから
一瀬:少しでも鍛錬するんだな!
教室を出て家に向かおうとする
??:大変だね
○○:君は
??:私は賀喜遥香、後ろの子達は…
賀喜さんの後ろには3人のクラスメイトが
??:遠藤さくらです。よろしくね
??:早川聖良だよ、よろしく!
??:田村真佑です!よろしくね!
みんな可愛い
賀喜:あんなのに絡まれて災難だったね
早川:一瀬のやつ、あまり強くないのに
田村:○○くんは特Ⅲ類なんだね!
1人だけ全く違う話をしているけど…
○○:うん、明日が嫌だよ
遠藤:頑張ってね
○○:うん、みんなもね
賀喜:そりゃもちろん
一日目にして友達?が出来ました
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