まほ僕 第8話 「特訓、特訓、猛特訓」
交流会が終わると、いつも通りの日常が戻ってきた。
○○:ふぅ
あの特訓以来、式の練習をしているものの式を使うことが出来ていない。
そんな状況が続いていた。
大陰:全然だな
○○:イメージは前と同じはずなんだけどな
魔力が集まる気配がしない
大陰:まぁ、一回使えたんだし、大丈夫だろう
○○:軽くね?
大陰:頑張りたまえ
全く…無愛想なやつめ。
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翌朝
さくら:おはよう
○○:おお、さくらおはよう、大丈夫なのか?
さくら:おかげ様で
いつも通りにさくらと一緒に学校へ向かう。
○○:交流会終わってからさ
さくら:ん?
○○:みんな一段と強くなったよな
さくら:だね〜
○○:俺も強くなれたのかな…
さくら:なれてると思うよ?
○○:ホントか笑?
さくら:どうでしょ〜?
距離が近い、心臓の音が聞こえちゃう。
○○:そ、そうか、ありがとう
さくら:うん
何故かドキドキしてしまった。
学校に着くとホームルームが始まった。
深川:来週からテストだから、特訓ばっかりしてないで勉強もしなさいよ〜
○○:テストか…
さくら:……
賀喜:さく?
さくら:ん?
賀喜:大丈夫なの?
さくら:あぁ…やばいかも…
二人がコソコソ話している
○○:何話してるんだろう…?
遠目で二人をじっと見つめる○○だった。
そして迎えたテスト当日
深川:じゃあまずは筆記試験からね〜
○○:ムズい…
あまり勉強は得意ではない
赤点だけは避けたいが…
終了のチャイムが鳴る
全ての科目を終え力尽きた。
○○:はぁぁぁ…
賀喜:どう?
○○:死ぬ…
さくら:私はできたよ!かっきー!
賀喜:あら!よく出来たねぇ〜しゃくちゃん!
さくら:だわーん
どんなやり取りだ…
賀喜:次は実技試験だけど、大丈夫なの?
○○:ん?どうだろうな…
さくら:形式によるね
○○:対戦型は嫌だけどな
深川:よーし、競技場に集まれよ〜
○○:競技場…なるほどな
さくら:前と同じかもね
○○:だとしたら楽だな
賀喜:え?どうゆう事?
交流会での出来事を賀喜に話す
賀喜:へぇ、そんな場所なんだ。
○○:やっぱりすごいよこの学校
さくら:うんうん
競技場に着くと
深川:じゃあ一人ずつ「シキガミ」と戦ってもらうわ
○○:全員同じ相手ですか?
深川:うん、採点基準もあるから倒すのを速くしたりすると点が高くなるよ
○○:なるほど
深川:じゃあ出席番号でやろう
一瀬:俺からですね
「シキガミ」の強さは危険級
と言っても壊滅級に近い強さだ。
一瀬、さくら、賀喜、掛橋と着々と試験を終えていく
○○:俺か…
正直式を使いこなせない自分では
足元にも及ばないのだろう
○○:大陰にも頼らない。
??:ん?誰か試験でもしてるのかな?
??:そりゃ夏休み前だからテストに決まってるでしょ
??:あ〜、確かに!賢いね飛鳥!
飛鳥:いくちゃんはもう少し落ち着いてよ
乃木高校三年 歴代最高の世代
そのツートップ。
齋藤飛鳥と生田絵梨花。
この2人との出会いが〇〇達の運命を大きく揺るがすことになる。
To Be Continued…
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