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「勝つ投資、負けない投資」の感想

★3.5

投資本を最近あまり読んでなかったけど、これは普通に良い本でした。

大投資家かつモダリスロックアップ違反で有名な片山昇氏のパートが少なめなのが少し残念でした。

↓ こちらが片山昇氏の動画。投資家としての賢さと勝負師の二要素が揃ってないと100億は届かないんだな…としみじみ感じた。

ちょっと機関投資家の方の自己主張が強めで、自分の意見と食い違う点がいくつかあった印象。

例えば「テクニカル分析に期待値はない」みたいな話。これって実際継続的に勝ててる人も居るんだから、その人達にとっては期待値のある勝負なんじゃないのって思った。

そういうウォール街のランダムウォーカー的な意見の偏りを感じたから、これから読む人はそこら辺のバランス感も意識して読む必要があるかと。

以下個人的メモ
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・組織が機能しているかを重視、社長が優秀かどうかが最重要
・収益性が高いモデルが生まれたとしても他からいずれ真似される

財務諸表の要点
・PLの売上と営業利益の伸び率が改善してるか
・BSの資産の部の棚卸在庫・売掛金の伸びは、売上高の伸びよりも抑えられているか
・BSの負債の部の短期・長期借入金、資本の部の額の値から、ネットD/Eレシオを確認する

伸びる会社のサイン
・収益性が向上している
・ROEの向上を経営者が意識している
ROE=当期純利益/株主資本
・収益性の高いところへ投資している
現在の会社の収益よりも高い事業へ投資しているか。無駄な投資・不採算ビジネスを放置している会社はダメ。

RSI(Relative Strength Index)
・50を中心として0~100までの指数に換算し、株価が現在どの位置にあるかを客観的に見るものとして使う
→30以下になると売られすぎ、70以上になると買われすぎなど


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