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10年前に好きだった人と同い年になった




吐き気の中にいる

食欲のない日々 丑三つ時



バイバイも言えなかったあの冬

何も無くなった私は

喪失を抱きしめていたいと

その一心で春に続いた


たらしめる愛しさと




気まぐれなアルゴリズムが出逢わせたオトナな君


初めて安心した 積み重ねられるものをみつけた



退屈そうな顔してる。

不機嫌な口角 信用できるよ 一緒だから


おおげさなくらい きみだった



音楽で出来てた きみの血を分けてもらって

私も音楽巡る身体になった



デートするなら尾行する計画だった なんて

数年後に知らされた 大人達の心配

笑っちゃうくらい生きてたんだな。


なんてことはないよ 浮世話

どうして今 こんなこと言葉にしてるのかも

分からないけど


少しの雰囲気に 引っ張られるたびに

君を探す街に立ち尽くす


会いたいわけではない

じゃあなんなんだろうって今思うのは


言えなかった あれとこれ。



君を思い出すと 私を思い出す

私なだけでいいんだ



どうやっても 部屋も世界も

私が此処にある理由



今日はあの日から見てもスタート地点   


今日まで消えれなかった責任とって欲しいよ



私のハイティーンあの恋でよかった

あの日々のトーン よみがえる曲

寂しい夜 静かな夜

耳も心も澄んでいた



10年前に好きだった人と同い年になった


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