適正な値上げをしていても地域の評判が悪くなることがある

世の中には「とにかく安い!」ものが大好きな層が一定数存在し、その層はほんの少しの価格差を見つけてはアチコチに移動して買い物をしています「10円安い玉ねぎ」を求めて30分自転車をこいで買いに行ったりするのが、このタイプですね

それ自体は悪いことではないですし好きにすればいいのですが、お店をする側としてはこの層ではないお客さんに向けて商売をするほうが良いと思います
でないと余計なストレスを感じることが多いからです

以前に500円で販売している商品を「高い」と言われたことがあります
その商品はたしかに400円ぐらいで販売しているお店もありますが、日常的に購入するものでもありませんし競合店は自転車で15分以上離れており当店としては安くする理由がありません
しかも店頭のガラス面に商品イラストと価格を貼り出しており、それをジッと見てから入店しているはずなのに金額を伝えると「・・高いね」と言われたんです

これってなんなんでしょうね
高いと思うなら入店せずに別のお店に行けばいいのにわざわざ文句をつけに入ってくる意味がわかりません

ただこれ注意が必要なのは、その金額に納得して購入しているお客さんがちゃんと存在しているとう事実です
そしてその人達は「適正価格ですね」なんてわざわざ言わず購入することでその価格設定を肯定してくれています

つまり「高い」と感じる人は文句をつけ「適正」と感じる人は何も言わないということです
ここを強く意識しないと価格設定に自信をなくしてしまい、意味の分からない文句に引っ張られて「値下げしようかな・・」なんてことにもなりかねません

大丈夫です
その金額が高いと思う人はいずれ来なくなります
その金額を維持することで「1円でも安い”!」ものが好きな層に煩わされることのない日がやってくるんです

もちろん影では「あそこは高い」など陰口を叩かれていると思うのですが、聞こえてこなければストレスにもなりません
そういう意味ではやたらと噂話が好きなオバサンとは繋がらないほうが快適に過ごせそうです

大事なのはそういう「面倒くさい層」に買ってもらわなくてもちゃんとやっていけるお店を作ることです
それ以外の層に納得して購入してもらいしっかりと売上を作ることです

直接言われる言葉にはそれなりの力がありますが、グッとこらえて聞き流しましょう
そうやって稼ぐお店を作るのが王道だと思います

ではでは

 


 

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