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人生の目的を一度しっかりと考えてみる

個人事業主として仕事をしていると業務中でなくてもつい仕事のことを考えたり「あ、これ仕事に使えそう」などと見たものを仕事に関連付けてしまったりして、オンオフの切り替えが下手になってしまいがちです
その気になればいつまでも働けるのが良いところでもあり悪いところでもあるんですよね
でもそれだと家庭や一緒にいる人を差し置いてでも「仕事!」になってしまったり、そんなつもりはなくても周りからそう見られるかもしれません

私がいつも意識しているのは「仕事=人生」ではないということです
あくまでも「納得の行く人生」を得るための手段として仕事があるだけで、決して仕事が目的ではないということです

この手段と目的の関係は非常に大事で、うっかりするといつの間にか手段が目的に置き換わってしまうこともよくあります
燃え尽き症候群なんてのもそうですね
念願の東大に合格したら目指すものがなくなってしまい抜け殻のようになってしまう、あれです
本来は東大で学びたいことがあるから、もしくはその後のキャリア形成のための手段として東大を目指していたはずです
なのに受験勉強があまり大変で、毎日毎日長時間勉強するうちに「この努力は東大に合格することで報われる!」といったマインドになってしまい、手段であったはずの東大合格が目的化してしまっているんですね

仕事でも同じで、例えば売上のために手段を選ばなかったりするのもそうです
売上を作るのは手段のはずなのにいつのまにかそれが目的化してしまっています
もう少し詳しく書くと、会社であれお店であれその目的は「存続と繁栄」であり、そのための手段として売上の最大化を図っています
でもその売上を作るのが大変で上からのプレッシャーもある中でもがいているうちに「売上=目的」のなってしまうことが本当によくあります

こう考えると「人生」がとても不思議な位置づけであることに気づきます
なにせ明確に目的を据えている人をあまり見かけないからです
でもやはり人生においても自分にとっての目的をハッキリ自覚しておかないと何が目的で何が手段なのかわからなくなってしまいそうですよね
実際とつぜん「あなたの人生の目的はなんですか?」と聞かれて即座に簡潔に答えられますか?
「いや、そんなこと急に言われても・・」とモゴモゴしたり「幸せになること」なんて抽象的な答えでその場をやり過ごしてしまいそうです

そうではなく自分はどういった人生を生きるのが最も満足度が高いのか、何を得て何を捨てれば納得の行く人生になるのかを真剣に考えるべきだと思うんです
そのために漠然と「人生」を考えるのではなく、お金、仕事、家族、健康、結婚、子育て・・などなど細かく分解してそれらを一つ一つ考えていくのがおすすめです
「人生!」なんて大きなことはイメージできなくても「どれぐらいお金があれば良い人生なのかな・・」なんてぐらいは具体的にイメージできそうです

そうやってそれぞれに具体的な「希望するイメージ」が持てれば、それぞれのカテゴリーが自分においてどれがどれぐらいの重みなのかもわかってきます
「お金と健康は大事だけど家族を持つことにはあんま興味ないな」などですね
そうやってそれぞれに重み付けした中のTOP1~3ぐらいを達成するのが自分にとっての「良い人生」ということになると思います
「とにかくたくさんの家族と暮らしたい」「子供はほしいけど結構はしたくない」「一人であちこち行きたいから収入よりも自由に休める仕事が良い」などですね
そうやって具体的なイメージが持てればそのために何をすべきかも見えてきます

さて、「あなたの人生の目的はなんですか?」
この質問に明確に答えられるようになると、それがどんな人生であったとしても自分で決めた結果であり納得もできると思います

ではでは

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